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西方徘徊 169:Mick Jagger with Arcade Fire, Foo Fighters & Jeff Beck『Saturday Night Live 19th May 2012』

コレもう何度繰り返して観ただろう。

5月に放送されたアメリカの人気バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』でミック・ジャガーがジェフ・ベックと共演。他にもフー・ファイターズと「19回目の神経衰弱」と「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」のメドレーを披露したほか、アーケード・ファイア(名前しか知らない)とも3曲で共演。

最初に見たのがベックとの共演映像だったのだけれど、これが何とも心地よい衝撃というか、とにかく何度見てもワクワクさせられる。

二人は今何歳なんだっけ?

ベックは今月の24日で68歳に。ミックは来月の26日で69歳になる。何とも月並みで申し訳ないけど、とてもそんな齢には見えない。その佇まいの若々しさには本当に驚くばかり。

プレイだってお見事。ベックはあの予測不能な、ゆえにベックらしいトリッキーな技をかませつつ、ミックは、これまたどこまでもミック・ジャガーで。演奏が始まってすぐの「お前どこ行ってんだよ?w」みたいなやり取りも妙にグッとくるし、ソロの最後でベックが低音弦のアーミングをキメた瞬間のミックの笑顔も素敵です。

そうそう、それと忘れちゃならないのが、リズム隊が数年前にベックと活動を共にしていたヴィニー・カリウタとタル・ウィルケンフェルド嬢だってこと。久しぶりにこんな演奏を聴かされると、これ当然ワンオフなんだろうけど、何とも勿体ないキモチが募るというか。

またこの二人と一緒に演ればいいのにと本気で思ったりして。

SNL_2012_2_19_a.jpg

そんなココロに残る演奏。出来ればいつでも気軽に観られるようブツとして手元に置いておきたい。それを今回西新宿某ショップの”2点買いギフト”が叶えてくれました。

収録内容は下記の通り。

1. Intro: (I Can't Get No) Satisfaction - Portion of Skit (1:08)
2. Mick Jagger & Arcade Fire - The Last Time (4:29)
3. Mick Jagger & Foo Fighters - 19th Nervous Breakdown & It's Only Rock 'n Roll (But I Like It)  (6:30)
4. Mick Jagger & Jeff Beck - Tea Party (Presidential Election Blues)  (3:40)
5. Arcade Fire - She's A Rainbow / Ruby Tuesday (3:31)

個人的にはやはりベックとのブルースに最も心惹かれるけど(秋に行われる大統領選のことを歌っているらしい)フー・ファイターズとの共演もとても面白い。実に彼ららしい轟音アレンジで強引に迫るも、何ら気圧されることなく、いやむしろノッケからムードを掌握しているミックがやはりサスガ。あの自然発生的アクションも全くもってカッコイイし。

それとチャプター5がまたなかなか印象に残る映像で、2005年から番組に出演していたコメディエンヌ、クリスティン・ウィグのこれが最後の出演だったようで、アーケイド・ファイアの演奏する「シーズ・ア・レインボー」と「ルビー・チューズデイ」のメドレーをバックに(ミックもいる)番組のキャスト達と次々にハグをしていくのだけれど、これがとても良い感じなのです。 

とうわけで、わずか19分間の収録だけど満足させてもらいました。

このギフト、相変わらず書き込みのペースが遅いのですでに配布の期間が終了しちゃってるんですが、とても好評だったようなので近い内に再配布される可能性は高そう。もしくはまだ在庫があるかも知れないので、気になる人はショップに問合せを。なんて書くとまたどこからか回しモン呼ばわりされちゃうのかな(苦笑)。

SNL_2012_5_12_b.jpg
『Saturday Night Live 19th May 2012』
プロショット映像収録 1DVD-R
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西方徘徊 162:JEFF BECK with THE JAN HAMMER GROUP『First Gig』 1976年5月23日 ロンドン

久しぶりにブート、それもジェフ・ベックいってみましょうかね。

先月下旬にリリースされたブツで、音源自体はトレーダー間でかなり前からやり取りされていたもの。ところが不覚にもあたしこれ今回が初聴きでして。

first_gig.jpg

収録されているのは1976年5月23日、ロンドン、ラウンド・ハウスでのライブ。アルバム『WIRED』リリースに伴い6月5日から本格的にスタートするUSツアー前の公開ゲネプロ、いわゆるウォーミング・アップ・ギグとしてこの日はアルヴィン・リー(元テン・イヤーズ・アフター)の前座を務める形でステージに立ちました。

7ヶ月間に渡るUSツアーではまず始めにヤン・ハマー・グループが数曲演奏し、途中からベックが加わるという構成でしたが、この日はセットがショートスケールということもあり、先生早くも2曲目で登場。

”ノッてるかい?” スタジオバージョンに比べ格段にファンキーさを増した「You Know What I Mean」から、公の前ではこれが初となる?クラクション擬音で始まる「Freeway Jam」、後半でベックが素晴らしいキレキレなソロを聴かせてくれる「Earth (Still Our Only Home) 」…

かなり良質なモノラル音源で総じて好バランス(ボーカルがややオフ気味か)。比較的ギターの音が大きめに捉えられているのでベックの演奏を楽しむのに適した音源といえそう。例えば「Diamond Dust」のようなバックの出音が抑えめの曲ではビブラートの加減など、プレイの微妙なニュアンスまで集中して聴くことが可能です。

そして続く「Full Moon Boogie」ではベック、ハマー、キンドラーのインタープレイがすでに火花を散らす瞬間もあり、このセット終盤の2曲、静(「Diamond Dust」)と動(「Full Moon Boogie」)が本音源最大の聴きどころになっています。

収録時間は40分15秒。手持ちのトレードリストではざくっと41分となっているのでこの音源の位置付けはよくわかりませんが、一応記しておくと、tk1「Intro.」(バンド紹介がどうしても”Jeff Beck Band”に聞こえる)に1ヶ所(2ヶ所かも)、tk3「You Know What I Mean」演奏終了直後の曲間にカットがあります。

てなところで。

何やらウォーミングUPギグの音源で書き込みの方もウォーミングUP開始ってカンジ?^^;

西方徘徊 161:JEFF BECK GROUP『"BECK-FAST"』 1972年5月17日 シンシナティ

リリースされてからすでに一ヶ月半以上経ってますが、今回は久しぶりに第2期ジェフ・ベック・グループのライブを収録したブツを紹介したいと思います。

BECK-FAST.jpg

1972年5月17日 米コネチカット州ウォーターベリーに今も現存するパレス・シアターでの演奏。アルバム『Jeff Beck Group』(通称『オレンジ』)のリリース(アメリカでの発売は5月1日、英国は6月9日)に合わせてスタートしたUSツアー終盤の演奏ですが、それゆえの練り上がりと、この新作が前作『Rough And Ready』(最高位46位)よりも好意的に受け入れられたこと(最高位19位)もいい具合に作用してるんでしょうね。えらく気合いの入った、それでいてどこかリラックスしたムード(ベックのMCも何度か聞こえてきます)を感じさせる演奏になっています。

音の方はといえば、距離は感じますがノイズ感は少なく各パートのバランスも、ややボーカルがオフ気味に聞こえはするもののかなり良好。個人的にはベックのギターとマックス・ミドルトンのピアノがクリアに捉えられている点が嬉しく、70年代初期の密録ものにしてはかなり良質な部類に入ると思います。

音源としては97年にスケアクロウが出した『ORANGE CAKES』と基本的には同じものですが、まるで元テープのジェネレーションが2世代ほど若返ったかのような音の鮮度向上に加え、音量レベルが上がったことで聴感上の迫力が増していますね。

さらにその既発にあったカット部分、例えば1曲目の「Ice Cream Cakes」が始まる直前の20秒間や(ソロの途中の一瞬の音飛びも解消)8曲目「Definitely Maybe」のエンディング部分、本編が終了しメンバーが再びステージに登場するまでの90秒間を全て収録。あ、この秒数は本盤の登場によって明らかになったブブンですモチロン。

ではまずオープニング曲の「Ice Cream Cakes」をば。

TMOQ8204.jpg とその前にこの独特なジャケットのデザインについて触れておくと、76年頃に作られたアナログブート『Jeff Beck's BECK-FAST』(TMOQ8204:75年7月23日トロント・オキーフ・センターでのEarly Showを収録)のデザインがベースになっています。イラストはあのウィリアム・スタウト。でよく見るとテキサスっ娘?が食べてるシリアルが大先生の頭になっとるんですな。何ともシュールなスタウトワールド。。


BECK-FAST_s.jpg orange_cakes.jpg


orange_cakes_r.jpg
『ORANGE CAKES』
Scarecrow 008 1997
モノラル・オーディエンス音源収録 プレス1CD

どうでしょうか。クオリティが上がったとは言っても、所詮は密録音源レベルでのハナシ。誰にでもオススメできる代物ではないと思いますが、それでも我慢して?聴き進めてもらえればこの日のベックがどれほどスリルと閃きに満ちたプレイを繰り出していたか、分ってもらえるんじゃないかと。

というわけで、あと3曲ほど。

「Definitely Maybe」
「Jeff's Boogie」
「Got The Feeling」

クリアな音像ゆえ、ボブ・テンチが弾くサイドギターの音もクリアに聴こえてくる「Definitely Maybe」。ちなみに前トラック「Glad All Over」の最後、つまりこの曲をスタートする前のMCでは”次の曲はバラードだから退屈なら寝てていいよ”てなことを言ってるもよう。

続く5分半を超える長尺版「Jeff's Boogie」では3分弱に渡りベックが独奏で飛ばしていく音の縦横無尽っぷりが最高。それだけに既発ではカットアウトになっていたエンディング部分がきちんと収録されたのは嬉しい限り。

音源貼りはしてませんが、「New Ways」で始まりベックとコージーの掛け合いを含む「Plynth」を経て、スネアとバスドラを交互に連打するプレイに思わず後のレインボーでのそれを連想するコージーのソロから「Train Train」へとなだれ込んでいく怒濤の13分30秒がこの日最大のクライマックス。そしてアンコールに応えて演奏された「Let Me Love You」では冒頭ベックが「I Ain't Superstitious」のイントロをちら弾き。途中ちとユルめなベックのギターと客の掛け合いが聴けたりもします。

再びステージに戻り演奏されたラストナンバー「Got The Feeling」では右手で持ったスライドバーで弦をヒットして出す独特のトーンが聴きもの。なんと「夏の日の恋」のフレーズがちらりと顔を出したりして。また、中盤でベックのイントロダクション付きでクライブのベースソロも披露されますが、そんなオイシイところも音がクリアになったおかげでよりストレートに耳に入ってくるようになりました。

BECK-FAST_is.jpg

内ジャケには制作に使用されたと思われるカセットテープの画像(日立マクセルXLIIの海外向け仕様?)が。72年当時このグレードのテープはまだ販売されていなかったはず。ってことはマスターはまだ何処かに眠ってる?

西方徘徊 158:JEFF BECK with STANLEY CLARKE『The Supremacy Night』 1978年11月30日 武道館

♬ nowplaying JEFF BECK『THERE AND BACK』(1980)

『BLOW BY BLOW (1975)』と『WIRED (1976)』にあったジャズのマナー、ここではそれを音の揺らぎ感とでも言い換えたいところだけど、それがかなりナリを潜め、サウンドはよりソリッドに。

そう感じるのはインタープレイ色が後退したせいもあるだろう。加えてやけにジャストでタイトなサイモン・フィリップスのドラミングが本作にもたらしたものも大きい。

それにしてもこの音の変化、ベックには前作がライブ盤だったことから、ここいらで新機軸を打って出たいとの思いがあったのかも知れないけど・・。

前回の西方徘徊は80年の来日音源を取り上げましたが、今回は78年。計10公演行われたスタンリー・クラークとのジョイントツアーから武道館3デイズの初日、11月30日の演奏を収録したブツを紹介したいと思います。

【JEFF BECK with STANLEY CLARKE JAPAN TOUR】
11月20日 水戸  茨城県民文化センター
11月22日 金沢  石川厚生年金会館
11月23日 倉敷  倉敷記念会館
11月24日 大阪  大阪府立体育館
11月26日 名古屋 名古屋市公会堂
11月28日 小倉  新日鉄大谷体育館
11月29日 大阪  厚生年金会館 *追加公演
11月30日 東京  日本武道館
12月  1日 東京  日本武道館
12月  2日 東京  日本武道館 *追加公演

JB_SC_1978.jpg
78年来日ツアーパンフレットの表紙

スタンリー以外のメンバーはまずドラムがサイモン・フィリップス。当初はリターン・トゥ・フォーエバーでスタンリーと共にグループの屋台骨を支えていたレニー・ホワイトが予定されていたとのこと。が、結局ベックはこの当時21歳の新進気鋭のドラマーを採用。キーボードはそのサイモンの紹介でトニー・ハイマスがツアー直前に合流。ドラマー同様ここでもメンバーの変更があって、ギリギリまでスタンリーと共演経験のあるマイク・ガーソン(デヴィッド・ボウイの傑作『アラジン・セイン』でも存在感のあるプレイを聞かせていたジャズ畑のプレイヤー)が参加することが決まっていたそうですが、どうやらベックがこの人のプレイに難色を示したんだそうな。

*ジェフ・ベックが参加したスタンリー・クラークの作品*

■『JOURNEY TO LOVE』1975
「Journey To Love」
「Hello Jeff」

■「Life Is Just A Game」1976
アルバム『SCHOOL DAYS』のプロモーション用シングル(アルバム中の同曲にはベックは不参加)※上がベックとの共演バージョンで下が不参加のアルバムバージョン。アレンジがかなり違っています。




■『MODERN MAN』1978
「Rock 'N' Roll Jelly」Drums by Carmine Appice


■『I WANNA PLAY FOR YOU』1979
「Jamaican Boy」Drums by Steve Gadd



ブツの紹介をする前に78年の来日ツアーの主なポイントを書き出してみました。
  • ベックとスタンリーにとってこれが初のジョイントツアー。事前のリハの時間がまともに取れなかった為に来日後はどの日も早めに会場入りしてリハに励んだのだとか。内容は日程をこなしていくにつれ充実。中には11/26名古屋のようにベックが途中からみるみる調子を崩していく日もあるが、ツアー最後の武道館公演ではそれまでの集大成的な素晴らしい演奏が聴ける。
  • オープニングの「Darkness」と「Star Cycle」でベックはローランド製の当時発売されたばかりのギターシンセサイザーGR-500を演奏。後に『THERE AND BACK』に収録される後者はこの時点ではまだ未発表だったヤン・ハマーによる書き下ろし曲。
  • 3曲目の「Freeway Jam」からセイモア・ダンカンがベックの注文に応じてカスタマイズしたというホワイトのストラトキャスターを使用。元々はベックが200ドルで購入した中古に手を加えたもので、59年式のローズウッドネックに60年代初期のボディ、それにシェクター製のアッセンブリーピックアップを搭載。小さなトグルスイッチが3つ並んでいますがその仕様についてはすいません、知識不足なため省略。
  • 80年の来日ツアーでメインに使われるスティーヴ・マリオットから貰ったというサンバースト&メイプルネックの54年ストラトも使用。となるとここで気になるのがこれら2本のストラトの使い分け。サンバーストはどの曲で使った?
  • もう一本のギター、それがテレギブ(Tele-Gib)と呼ばれるやはりセイモア・ダンカンの手によってカスタマイズされた59年のテレキャスター(「哀しみの恋人達」で使用)。ギブソン・フライングVのハンバッカーを組み込んだフロント:黒+白、リア:黒 x 2 のピックアップ何気に格好良い。
  • スタンリーのオリジナル曲以外にこのツアーでのみ演奏された曲がヤン・ハマー作の「Hot Rock」と「Cat Moves」。新作への収録が予定されていたであろうこれら2曲は81年にようやくコージー・パウエルのソロ作品『Tilt』で日の目をみることに(ベックがギターを弾いている)。ちなみに「Hot Rock」はツアー前半の4日目、24日の大阪公演まで演奏されたが26日以降は「Cat Moves」に入れ替わっている。
  • 武道館3公演でのみアンコールに応えて演奏した「Superstition」でベックはトーキングモジュレーターを使って歌った。
  • 日本ツアー終了後、ヨーロッパツアーへ。デンマーク、ノルウェー、フランス、オランダ、オーストリア、スペインで演奏。イギリスとアメリカではツアーは行われなかった。

the_supremacy_night.jpg

ツアー終盤、3日間連続となった武道館公演の初日11月30日の演奏を完全収録。音源提供者はあのMr. Peach。2007年に出た78年ツアー最高音質を誇る同テーパーによる12月2日の『Final Freeway Jazz』から実に4年ぶりの登場。今回も抜群の音質で楽しませてくれます。とにかく各パートの音がやけに近くバランスも良好。2日の音に比べると低域が軽いせいか全体的にややハイ上がりに聞こえるものの、音像の広がりや透明感はかなりのレベル。今回も見事な仕上りになっていると思います。

the_supremacy_night_is.jpg
”南スタンド1階F列8番”が録音ポジション?

ちなみにこの2タイトルは現在も入手可能。『Final Freeway Jazz』は数ヶ月前にジャケットのデザインが異なる4thエディションがリリースされました(内容は旧盤と同じ)。どちらも78年ツアーを代表する屈指の良盤としてオススメですが、仮にどちらか1点ということなら僕は 2日の『Final Freeway Jazz』を推します。音質は好みが分かれるところでしょうが、ベックの演奏は2日の方が優れてると思うので。

というわけで、今回はその『Final Freeway Jazz』と聴き比べられるようにしてみました。

選んだのは5曲。ツアー後半でのみ演奏された「Cat Moves」。カスタマイズされたテレキャスターが素晴らしいサウンドを聴かせてくれる「Cause We've Ended As Lovers」ではスタンリーの引きながらも強い個性を感じさせるプレイが聴きもの(2日は冒頭でベックが「Greensleeves」をちょろっと披露)。そして二枚看板の白熱したインタープレイが味わえる3曲。アレンビックベース特有の音色、ベキバキとした硬質ソロからスタートする「School Days」。スタンリーが覚えたての日本語のカウントを披露する(30日)「Rock 'n' Roll Jelly」。そしていつものキーボードと、ではなくベースとのまさに火花散らすバトルが展開される「Blue Wind」。

・・・てな具合にこの音源を聴いていくと、ヤン・ハマーの時と同様、天才肌のミュージシャンとのインタープレイ=自由度の高い演奏の醍醐味を突き詰めることによって到達したやり切った感というか。それを実感したからこそ『THERE AND BACK』はあれ程構築度の高い作品になったに違いない、という気がしてきました。

そしてまた重要なのがこのツアーで出会ったトニー・ハイマスの存在。結果的に全8曲中5曲を手掛けることになったこの人のコンポーザーとしての才能がアルバム完成へのエンジンになったことは間違いないわけで、その後の長きに渡る二人のパートナーシップのことを考えても、この78年のジョイントツアーはベック好きにとって大きな意味を持っているのです。

jb_tsn_s.jpg jb_ffj_s.jpg

右:『Final Freeway Jazz』 Tarantura TCDJB-1-1, 2 1978/12/2 武道館 2007年リリース

西方徘徊 146:JEFF BECK『CYCLONE Vol.2』 1980年の来日音源集 #4:12月18日 武道館

何となく此処の存在が自身の中で喉に刺さった魚の小骨のように引っ掛かっていてもどかしかったというか。

あの日を境にペースは落ちているものの、相変わらず音源は買って聴いてるし、ライブだって来週は3本も控えてたりするし。

実は何度も書きかけては止めを繰り返しながら(そんな大層なものじゃ無いはずなんですけどね)まだとてもそんな気分にはなれないってのが偽らざる心境だったというか。いや今もそこはあまり変わってないというか。

いうかいうか。

だから今は例えばツイッターのような気軽なコミュニケーションを通してキモチのバランスを取ってみたり、あとささやかながら仕事が前向きの種になってくれているのが救いといえばまぁそうなのかも知れない。

けれど何をするにもどよんとした不安を拭えず、そしてあらゆることに未だ明確な落としどころが見出せない今の危機的な状況は本当にシンドイですね。

もちろん被災地の人たちの想像を絶する過酷さを思えば、非被災者である僕の混乱なんて小さなものだし、少なくとも自分のしたいことはそれなりに出来てるわけだから。

さて。

喉に刺さった小骨といえば、でコレ思い出しました。

CYCLONE_box.jpg

今回は途中で放ったらかしになっていたジェフ・ベック1980年の来日音源集『CYCLONE』から【ROCKUPATION '80 第15弾:JEFF BECK JAPAN TOUR 1980】の最終日、追加公演となった12月18日の武道館音源をお題にまずはきっちりと?〆ときたいと思います。

JB_1980_20110417170753.jpg

とその前に、ロンドン在住のMickさんが先月ブログでジェフ・ベックに関する新しい情報を記事にされていたのでここでも紹介させていただきますね。

ちょうど一ヶ月前の3月17日、ロンドンのラウンドハウスで行われたイメルダ・メイのライブに1曲だけですが客演したベック先生。その時の様子を臨場感たっぷりにレポートされています。もちろん今回も豊富な写真と音源ダウンロードのサービス付。

未見という方はぜひお立ち寄りを。

ライブレポート(速報:Jeff Beck登場):Imelda May @ Roundhouse, London, 17 Mar 2011

そしてまたこんな動画を見つけました。17日と同じシャングリラスの「Remember (Walking In The Sand)」をTV番組内で演奏。



ちなみに↓はこの曲のオリジナルバージョン。  作者はグループのプロデューサーでもあったジョージ・シャドー・モートン。1964年9月26日に全米チャートで5位をマークし、その順位を3週に渡りキープしました。




んではそろそろ本題へ。
Profile

たどん

Author:たどん
神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
血液型:B

アタマ冷やせば?とかよく言われます

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