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西方徘徊 166:HUMBLE PIE『Smokin' Live』 1972年9月12日シカゴ

Ladies and gentlemen!
   Welcome back to Chicago!!
      England spontaneous R&R band,
                HUMBLE PIE!!!

合ってんだろうか、コレ。

そしてその直後に耳に飛び込んでくる左手をネックに滑らせる、その音からしてもうたまらない。

でもってノッケから全開。中でもやはりマリオットのキレっぷりが凄いのだけれど、とにかく全員がまるでフルテン状態で一気に捲し立ててくる。

smokin_live.jpg

コンディションの良いAUDソースが比較的少ないパイの裏音源事情。今回のブツに収められたそれはモノラルながら各パートが意外な程クリアに捉えられているため、例えばグレッグ・リドリーのコーラスやマリオットが吹くブルースハープといったあたりも埋もれること無く聴き取れるのが嬉しい。その上で、あのバンドが一丸となって攻め立ててくる圧倒的な存在感を堪能出来るのだからして、これ聴いてコーフンしないなんて、そりゃあウソってもの。

収録されているのはアルバム『Smokin'』のリリースからおよそ半年後、1972年9月12日 イリノイ州シカゴのエアリー・クラウン・シアターでの演奏。メーカーのインフォによるとこれが初登場だそう。完全収録か否かについては不明ですが、当時のセットリストから考えると、最後に「Rolling Stone」を演奏している可能性は高いような。けれど本音源は「Four Day Creep」が終わったところでフェイドアウトしています。

目立つ瑕疵としては一箇所だけ、1曲目「Up Our Sleeve」の1'45"~1'55"でテープよれが原因と思われる音揺れがありますが、今まさに絶頂期を迎えんとするバンドの勢いをストレートに伝えてくれるものとして、大変貴重かつ有り難い音源であることは間違いないと思います。

それだけに個人的に残念なのがブツとしてのクオリティの低さ。R仕様なのはまぁ仕方ないとしても、スリーヴやディスクの仕上がりがこれではほとん自家製レベル。いや、紙質にもっと拘るだけでもより高クオリティなものが容易に作れてしまうのでは?ってな感じの体裁はやはりサビシイものがあるなぁ。
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西方徘徊163:HUMBLE PIE『For All You Do, This Bud's For You』1973年5月16日@渋谷公会堂

11月11日にリリースされた子供ばんどのBOXセット『子供ばんど大百科 1980-1988』のブックレットには、メンバー4人のQ&Aが載っていますが、その中に”好きなアーティストは?”という質問があります。

僕はこれをとても興味深く見ましたが、そこにはうじきさんがスペースをフルに使って書き込んでいて・・ひぃ、ふぅ、みぃ・・なんと23のネームがずらり。それも全て洋楽アーティスト。

で、その筆頭に挙げられているのがハンブル・パイなんですね。

そこで(こじつけっぽいな)、今回は久しぶりの西方徘徊、先月末頃に出たパイのブートを紹介したいと思います。

HP_tarantura.jpg

1973年5月8日に初来日し、12日の大阪厚生年金会館を皮切りに、14日の名古屋市公会堂、うじきさんも参戦したという15日の新宿厚生年金会館でのギグを経ての最終公演。5月16日@渋谷公会堂のステージを完全収録したブツです。

この日のライブについては以前既発盤を取り上げていて、そちらもかなりバランスの良い好盤で僕自身好んでよく聴いていますが、今回の新登場音源はベースの音が歪みがちなものの、肝心な音像のクリアさ、距離感で既発を超える、まさに決定版と呼ぶに相応しい仕上がりになっています。


西方徘徊 057:HUMBLE PIE 『Ramble Humble』 1973年5月16日渋谷公会堂


ちなみに全4公演中、この最終日のみ最後にステイプル・シンガーズの「オー・ラ・デ・ダ」を演奏しているんですね。

それにしてもMr. Peachがパイの来日公演を録ってくれていたとは実に嬉しい限り。願わくば前日15日の新宿厚生年金会館公演も、そしてさらに欲を言わせてもらえば、そのまた前日の14日、BBAの武道館公演まで録っていてくれてたりしたら驚喜なんですけどね ^^;


というわけで、両者の音を聴き比べてみて下さい。今回は2曲。オープニングナンバーの「Up Our Sleeve」とライブ途中からステージに登場したブラックベリーズを大きくフィーチャーした「30 Days In The Hole」

ramble_humble_s.jpg HP_tarantura_s.jpg

左:『Ramble Humble』 Trystar TR004/5 (1999)
右:『For All You Do, This Bud's For You』 Tarantura TCDHP-1-1, 2 (2011)

西方徘徊 116:PETER FRAMPTON 『Frampton Comes Arena!』 1978年10月25日 武道館

いやもう甘酸っぱいったらありゃしない。

アンコールに応え最後に演奏される「アイム・イン・ユー」。

ピアノのイントロが鳴ると同時に湧き上がる大歓声はかなり黄色混じり。そんな声色を除けば、客が歌詞の一句一句に強く反応する様はまるで海の向こうでのライヴを聴いているみたい。

かつてアイドル視されることを嫌いバンドを飛び出した彼はその9年後の1978年、ここ極東の地で凄まじい程の嬌声を浴びていた。

"Hello Tokyo! Please welcome for the first time in Japan. PETER FRAMPTON!!"

メガヒット作『フランプトン・カムズ・アライヴ』よろしくドラムスの軽快なフィルインから「Something's Happening」が飛び出すかと思いきや、意外なことにアコースティックセットでの幕開け。それを突風のように訪れた二年前の成功劇から幾分気持ちも落ち着き、やや距離を置き始めた彼の心情の現われと見るか。

Peter_Frampton.jpg

『フランプトン・カムズ・アライヴ』は僕が本格的に洋楽を聴き出してから程無い頃に日本でも大ヒットしたライヴアルバムで、当時は音楽雑誌やラジオで彼に関する話題や曲を耳目にしない日はなかったと言っても大袈裟でないくらい大いに盛り上がっていた記憶があります。

まるで米西海岸産のような底抜けに明るいメロディとサウンドアレンジ、そして甘いヴォイス。アルバムからの第一弾シングルとしてリリースされた「ショー・ミー・ザ・ウェイ」なんぞその典型ともいえる曲で、ご多分に漏れず当時中学生だった僕もそのシングル盤を買い、夢中になって聴いたものです。

であれから34年。それがメジャーであればある程気持ちの中で錆び付いてしまったり風化していってしまう中、この曲はいまだに聴けばワクワク、を実感させてくれるいわばココロの名曲として自身の中に刷り込まれているんですよね。


さて、今回取り上げるブートはちょうど1ヶ月前にタランチュラレーベルがリリースしたもので、78年の初来日公演から10月25日の武道館公演を完全収録。音質もその距離感といい、バランスといい、申し分の無い仕上がりになっています。

comes_arena.jpg

音源提供者はこれまでにも様々なタイトルでその職人的な音の仕上がりを楽しませてくれた桃印なお方。他の音源をろくに聴かぬまま言っちゃいますが、フランプトンのAUDライヴソースでこれに勝る音源は無いと言っていいんじゃないでしょうか。

『フランプトン・カムズ・アライヴ』に馴染んでいる耳で聴くと、この日の演奏は全体的にややラフな印象。そこが却って面白く聴けるというか、まぁレコーディングされていた訳でなし、ファンの熱狂的なムードの中のびのびと演奏を楽しんでいる姿が音から伝わってきますが、MCではあえて平易な言葉を選びゆっくり話すなど、丁寧なサービスっぷりが印象的でもあります。

そして改めて思うのが音楽へ向かうスタンスの屈託の無さ。明るい曲調からそう感じる部分が大きいとは言え、例えばドゥービー・ブラザースへのリスペクトをストレー トに表現した「Doobie Wah」や王道的なモータウンナンバーのカバーに代表されるアメリカン・ミュージックへのアプローチにもそれがよく現われている気がします。

個人的には全編聴きどころといった感じですが、その中で強いて選べば、彼がハンブル・パイ、中でもイミディエイト期とA&M移籍後の『大地と海の歌』に持ち込んだトラディショナル・フォークの残り香を感じさせるインスト曲「Penny For Your Thoughts」(邦題「空白の時間」)やポップの権化のような「Something's Happening」と「Show Me The Way」。

こんなポジティヴな心情を持ち前の明るいキャラクターで演奏する、言ってみればそんな嘘のないスタイルをアピールしながら全米中の人気を獲得していったんだろうな、ふとそんなことを思わせる「I Wanna Go To The Sun」。あのジェフ・ベックからトーキング・モジュレーターを取り上げた(正しくは真似されて使うのがイヤんなっちゃった)曲としてもベックのファンに知られている(それでも僕は大好きですが)「Do You Feel Like We Do」(邦題「紫の夜明け」)。

そして冒頭に書いたように来日を待ちわびていた日本のファンとの濃ゆい交感が聴ける「I'm In You」ってとこでしょうか。

西方徘徊 080:HUMBLE PIE 『Live At New York Academy』1971年12月3日 ニューヨーク

久しぶりにハンブル・パイのブートが出たので購入してきました。1971年12月3日ニューヨークのアカデミー・オブ・ミュージックでのライヴをオーディエンスソースで完全収録。

で、ピーター・フランプトン在籍時の貴重な音源(初登場らしい)という触れ込みだけど、フランプトンって11月の『パフォーマンス~ロッキン・ザ・フィルモア』リリース前に既に脱退してなかったっけ?

pie_NY.jpg

西方徘徊 057:HUMBLE PIE 『Ramble Humble』 1973年5月16日渋谷公会堂

リリース当時買いそびれて以来、なかなかお目にかかれなかったブツを先日ようやっと手に入れたので今回はそのヨロコビの報告。僕にとってのハード・ロック・バンドの理想型のひとつ、前稿に続き今回もハンブル・パイです。

ramble_humble.jpg

1973年5月16日 東京・渋谷公会堂での演奏を収録。前稿で紹介したウインターランドから10日後の演奏ということになります。かなりコンディションの良いオーディエンスソースで、演奏開始前から終演後、おそらく会場の客電が点いた瞬間までをほぼ完全収録。なぜ”ほぼ”かと言うと「Hallelujah, I Love Her So」の曲中にテープを裏返した際のカットがあるからなんですが、あとはベースの音を中心に音がブーミーになる箇所(特に「Hallelujah, I Love Her So」以降)があるものの、総じてバランスの良い聴きやすい音源だと思いますね。
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たどん

Author:たどん
神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
血液型:B

アタマ冷やせば?とかよく言われます

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