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西方徘徊 023:JEFF BECK 『Budokan 1980 Complete #1』1980年12月4日 武道館

今日は、予告までしたくせにそのまま放っぽらかしにしていたベックのブートを取り上げてみたいと思います。

4月のアタマ頃にリリースされたもので、計11回行われた1980年の来日公演から武道館での3公演を6CDに収録しています。

80年の日本ツアーは比較的コンディションの良い音源に恵まれているんですが、中でも14日札幌と16日横浜の音の良さが際立っていてどちらもとても聴き応えアリ(演奏内容も良)。あと5日の大阪も割と良いですね。

では、武道館のそれはどうなのかと言へば。

今回は初日4日と本タイトルにて初登場と相成った追加公演の最終日18日の音源についてさらっと触れ(苦笑)、ラス前、自身が行けそうで行けなかった17日公演については次回稿を改めて、既発ブートとの聴き比べ式で整理してみたいと思います。ちなみに今回初お目見えの18日ソースですが、本編ラスト「You Never Know」の終盤でベックがギターの弦を引きちぎったというこれまでハナシでしか知らなかったパフォーマンスの様子が初めて音で確認出来るようになりました。

budokan_80_complete.jpg budokan_1980_complete_diff_.jpg
限定50セットのいわゆるデフ・ジャケ盤(右が現行販売分:クリックで拡大します)

Live at Budokan, Tokyo, Japan 4th December 1980
Disc 1
1. Star Cycle
2. El Becko
3. Too Much To Lose
4. The Pump
5. Cause We've Ended As Lovers
6. Space Boogie
7. Led Boots
8. Freeway Jam
9. Diamond Dust

Disc 2
1. Scatterbrain
2. Drum Solo / Scatterbrain (reprise)
3. Blue Wind
Encore:
4. Goodbye Pork Pie Hat
5. You Never Know
6. Going Down

Live at Budokan, Tokyo, Japan 17th December 1980
Disc 3
1. Star Cycle
2. El Becko
3. Too Much To Lose
4. The Pump
5. Cause We've Ended As Lovers
6. Space Boogie
7. The Final Peace
8. Led Boots
9. Freeway Jam

Disc 4
1. Keyboard Solo / Diamond Dust
2. Scatterbrain
3. Drum Solo / Scatterbrain (reprise)
4. Blue Wind
Encore:
5. Goodbye Pork Pie Hat
6. You Never Know
7. Going Down

Live at Budokan, Tokyo, Japan 18th December 1980
Disc 5
01. Intro.
02. Star Cycle
03. El Becko
04. Too Much To Lose
05. The Pump
06. Cause We've Ended As Lovers
07. Space Boogie
08. Led Boots
09. Freeway Jam
10. Keyboard Solo / Diamond Dust

Disc 6
01. Scatterbrain
02. Drum Solo / Scatterbrain (reprise)
03. Blue Wind
Encore:
04. Goodbye Pork Pie Hat
05. You Never Know
06. Going Down

Jeff Beck - guitar
Tony Hymas - keyboards
Mo Foster - bass
Simon Phillips - drums

まず、80年の日本ツアー(とその周辺)について簡単に整理をしてみたいのですが、ここで雑誌ビートレッグ4月号に掲載されている特集”Live In Japan pt.2 1980年”にちょいとチカラを借りながら(苦笑)。
  • 1978年12月、スタンリー・クラークとのジャパン・ツアーを終えたベックは、ヤン・ハマー、サイモン・フィリップスと共に新作のレコーディングを開始。が、仕上がりに満足出来なかったベックは作業を中断。再度S.クラークを呼び寄せ、6月から7月までヨーロッパをツアー。その終了後にスタンリー以外のメンバー(サイモン・フィリップス、トニー・ハイマス)とレコーディングを再開。80年に入り、ようやくベースがモ・フォスターに決定し『There And Back』完成(6月リリース)。で、8月よりUSツアーをスタートさせ、その後日本へ。ちなみに『There And Back』はBBA解散後、バンド然としたメンバー構成でアルバムの大部分を制作した久々の作品。(アルバムのアタマ3曲はヤン・ハマー作・演奏、残りの曲のキーボードは全てトニー・ハイマスによる演奏)
  • 来日公演ではアルバム全8曲中、7曲がセットリストに組み込まれています。
  • アルバムラストの曲「The Final Peace 」が演奏されたのは11日中5日間のみ。
  • 「哀しみの恋人達」にベース・ソロがインクルードされたのはこのツアーが初めて(ちと自信ナシ)。
  • 「Goodbye Pork Pie Hat」がワンコーラスのみの演奏で次曲へ繋がるというパターンもこのツアーが初。
  • 3日目の福岡公演から「Diamond Dust」の前に2分程のピアノ・ソロが加えられる
  • 11日の名古屋公演を除き最後に演奏された「Going Down」では久々にベックがヴォーカルを取る。”日本でのベック歌い”は73年のBBA来日時の「Black Cat Moan」以来。また、途中ミニ・ギターを弾くというネタも披露。
  • 本ツアーでのベック最高の演奏は武道館公演以外にアリ(武道館では結構ミス多め。それに対してサイモン・フィリップスは日々是好調)。

ちなみに本ブートについても、雑誌ビートレッグ6月号の”New Release Collector's Item Review”に要点を簡潔にまとめたレビューが掲載されています。それとの重複になってしまう部分があることをご了承願いつつ、ショップインフォにもチカラを借りながら(苦笑)、この音源の特徴を簡単にまとめてみると。
  • 3日間全て初登場マスター。
  • 距離感を感じる遠めの音ですが、各パートはバランス良く録れています。モノラルで音像は小さめ。ちなみに3日間全て同一人物による同機材での録音とのこと。そのせいか3日間共よく似た質感の音になっています。
  • それぞれにカット箇所があるので、厳密には”Incomplete”ですが、曲中のカット部分については目立たないように編集されています。
  • 4日:アタマの「Star Cycle」のイントロ部分が欠落。9曲目「Diamond Dust」の1:33でテープチェンジあり。距離感あれども、各パートのバランスは良好。「El Becko」に音がくぐもるなどの不安定な箇所あり。
  • 17日:アタマの「Star Cycle」のイントロ部分が欠落(ごく僅か)。9曲目「Freeway Jam 」の4:03でテープチェンジあり。ラスト「Going Down」開始30秒のところでテープ切れのため、以降7分30秒間は既発ブート『New Master 1980』(Masterport-049:2CD-R)にて補填。途中で途切れてしまうものの、終演のアナウンスまで収録。
  • 18日:オープニングのSEから最後まで完全収録(終演のアナウンス収録はナシ)。 冒頭から3分半あたりまでは音がくぐもっていますが、その後クリアに。
budokan_80_complete_bk.jpg  
『Budokan 1980 Complete』
モノラル・オーディエンス(一部ステレオ:17日補填部分)音源収録 プレス6CD
200セット限定 50セットのみジャケット違い

18日の”弦引きちぎり”について書くのを忘れてました。5曲目「You Never Know」の終盤、客に手拍子を求めるあたりで一旦ギターを弾く手を止め、4'10''あたりからペグを回し弦を緩め始めます。その後ソロを弾き続けるも、5分を過ぎたあたりからいよいよ不協和音的ノイズが鳴り始め……といった具合で、確かにやってるぞと分かるものの、距離感があるせいかどうもいまひとつ盛り上がりに欠けるような(苦笑)。ちなみにこの日は「Going Down」の前に20秒ほど「グリーンスリーヴス」を爪弾いています。

では、残りの17日公演については次稿にて。相変わらず取りとめがないこって(苦笑)。

25年ぶりの共演!Rod Stewart and Jeff Beck

さっき何気なくジェフ・ベックのオフィシャルサイトに立ち寄ってみたらドキッとする動画がアップされていました。

4日の”Rock and Roll Hall of Fame”を皮切りに、4月いっぱいUSツアーを行っていたベックですが、21日のロサンゼルス、エル・レイ・シアター公演で何とロッド・スチュワートとの共演が実現しちゃってました。

演奏されたのは、「People Get Ready」と「I Ain't Superstitious」の2曲。ベックにとってはサプライズだったのか、サイトには”‘The guitar legend has jaws dropping and eyes popping Tuesday at the El Rey’”との記述が。口あんぐりで目がテン、という訳ですね。

ちなみにこの日は客席にミック・ジャガー、スティーヴ・ペリー、二ール・ショーン、P.マッカートニー・バンドのギタリスト、ラスティ・アンダーソンが顔を見せていたのだとか。

で翌22日の公演では、ジョス・ストーンとあの埼玉での共演で演奏されたスライの「I Want To Take You Higher」を、ジョン・メイヤーとはジミ・ヘンドリックスの「Manic Depression」を演奏したんだそうです。




ではここで、こじつけノリにて「Manic Depression」など、ベックが弾くジミ・ヘンドリックス・ナンバーを収録したブートを貼っておきます(苦笑)。

2005年のジャパン・ツアー計10回公演のラス前、7月13日の北海道厚生年金会館でのライブをすこぶる良好なステレオ・オーディエンス音源にて収録。ここしばらくリリースが途絶えているのが気になりますが、これまで割と良質なベック・ブートを出してきたスキャッターブレインレーベル製です。

この日は、途中インターバルを挟んでの後半5、6曲目に「Hey Joe」と「Manic Depression」を演奏しています。ヴォーカルは以前にも共演したことのあるジミー・ホール。また僕が参戦した初日、7月1日の横浜公演では拝顔叶わなかったジェニファー・バトン特別参加の3曲もしっかり収録されていますね。

cold_front.jpg

Live at Sapporo Kouseinenkin-kaikan, Sapporo, Japan 13th July 2005
Disc 1
01. Beck's Bolero
02. Stratus
03. You Never Know
04. Cause We've Ended As Lovers
05. Rollin' And Tumblin'
06. Morning Dew
07. Behind The Veil
08. Two Rivers
09. Star Cycle
10. Big Block
11. Scatterbrain
12. Nadia
13. Angel (Footsteps)
14. Led Boots

Disc 2
01. Diamond Dust
02. Hey Joe
03. Manic Depression
04. Goodbye Pork Pie Hat
05. Brush With THe Blues
06. Blue Wind
07. Earthquake (with Jennifer Batten)
08. Blast From The East (with Jennifer Batten)
09. Going Down (with Jennifer Batten)
10. People Get Ready
11. Somewhere Over The Rainbow

そしてボーナストラックとして6月26日、パティ・スミスがディレクターを務めたメルトダウン・フェスティヴァル最終日、”Songs Of Experience : The Work Of Jimi Hendrix”と題されたトリビュート・ライヴ中、ベックが演奏した5曲を収録。札幌音源にはちと劣りますが、こちらもなかなりの高音質です。

Bonus Tracks: Live at Royal Festival Hall, London, UK 26th June 2005
12. Hey Joe
13. Wind Cries Mary
14. Red House
15. All Along The Watch Tower (with Patti Smith)
16. Manic Depression

cold_front_bk.jpg
『Cold Front』
Scatterbrain Records SCA-004 2005
ステレオ・オーディエンス録音音源使用 プレス2CD ナンバリング入り限定300セット
購入店:西新宿BF 価格失念(5,000円台)
Profile

たどん

Author:たどん
神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
血液型:B

アタマ冷やせば?とかよく言われます

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