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西方徘徊 109:BLACKMORE'S RAINBOW 『Kill For The King』 1976年12月10日 京都

全10公演となったレインボー76年の初来日音源も今回で9つ目になります。ムカシのようにハズレを引いてげんなり、なんて展開もなくここまでいい感じに来れたのも情報が豊富な現代ならではというか。レインボー関係はPとLHがリリースしたブツに的を絞っていけばほぼ間違いないという今の状況はにわか虹音源ファンとしては実に有り難いことです。

今回は取りあえずのIn Japan 1976の最終音源。まだ7日の名古屋公演が残っていますが、これに関しては随分前にダウンロードした音源がHDの中で眠っていたので(苦笑)、後程CD-Rにでもしてじっくり聴いてみたいと思います。

catch_the_niji.jpg catch_the_niji_r.jpg
『Someone's Calling My Name ~ Catch The NIJI』 N-001/002

さて今回のお題。LHがリリースした『Kill For The King』(Rising Arrow-023)という名のブツで、12月10日の京都公演を収録。14日の広島同様、アンコールで「A Light In The Black」を演奏しているところにまずソソられましたが、本音源のポイントはそこだけじゃあなかった。

ちと妄想含みですが、今ひとつピリッとしない(というか、どこかおちゃらけた風でもある)リッチーのムードが徐々にロニーやトニーに伝染。そこへ ”ったく何やってんだっ” とばかりに軌道修正をはかるコージーという図。始めに持つ音源ではないと思うけど、いくつかの凄いヤツを聴いた後なら妙に得したキブンを味わえるブツでもあります。いやぁこれはなかなか可笑しいよ。

kill_for_the_king.jpg

そこでまずはこんなところを。Disc 2の6トラック目「Jam incl. Apache」



半分寝てんのか?(笑)。出だしからいろいろあったけど何とかいつもの勢いでエンディングを迎えた「Stargazer」直後の状況です。ゆる~い感じでシャドウズの「アパッチ」と「F.B.I.」が飛び出しますが、そこへ即時対応していくコージーが素敵(笑)。

ちなみにこの後、いきなりリッチーがまるで憑き物が取れたように切れ味の鋭い「Still I'm Sad」のイントロを響かせ、いよいよバンドは本来の調子を取り戻し疾走を開始します。

西方徘徊 108:BLACKMORE'S RAINBOW 『九電 -Jesu, Joy Of Man's Desiring-』 1976年12月13日 福岡

レインボーの76年来日音源もいよいよ大詰め(笑)。昨年の年の瀬に投下され、そのド迫力な音にすっかりブッ飛ばされた『極楽蝶』(12月14日広島公演)と同じテーパーによる音源がリリースされました。12月13日の福岡九電記念体育館公演を収録した『九電 -Jesu, Joy Of Man's Desiring-』。じ、じぇす、じょいおぶまんず‥‥?

kyuden.jpg

開演直前のモニターチェックから終演のアナウンスまで、曲中のカットも無く正しく完全収録。演奏の方も聴きどころの多い音源で、イントロと4分を過ぎたところでリッチーがキメるフィードバック(&ピックスクラッチ)、6'42"~のロニーのロングノート。ここだけでもう出色の出来と呼びたくなる「Mistreared」。

こんな繊細で美しい音を聴かせるパートがあるからますます惹かれてしまう虹のライヴ、な「アヴェ・マリア」や「主よ、人の望みの喜びよ」。結局大阪でのみ披露された「Purple Haze」をこの日も弾くかと思わせながらそのままアドリブで突き進んでいくのをコージーがコントロール、「Man On The~」のリフに繋げていく瞬間のカッコ良さったら。そしてメロディを自在に揺らしながら、どこか力を抜いたようにロニーが歌い進めていく「Starstruck」。

が、本音源最大の関心ポイントは「Stargazer」にありました。”未来の楽器”シンセサイザーを駆使しての冒頭のソロも当時はかなりインパクトがあったと思うけど、それ以上に興味深いのがこの曲でのロニー。得意のロングトーンを使わずに歌い始めたかと思えば、途中声が途切れ、やがてポエトリーリーディング状態と化してしまう。”なう、ほえあどぅういごぅ” おっとこりゃ強烈だ(笑)。ひょっとしていがいが虫にでもやられてしまったのだろうか? 誰かロニーに飴玉を。

がその後はなんとかいつものロングトーンをキメてくれて一安心。この曲のエンディングではリッチーのギターがヒステリックな叫び声を上げそのままなだれ込むように演奏される「Still I'm Sad」。でもってええと‥‥

え? んなことはもういい? 肝心な音はどうなのかって?

kyuden_i.jpg 

ERIC CLAPTON & JEFF BECK - 13 February 2010 : The O2, London

エリック・クラプトン & ジェフ・ベック、ロンドンO2アリーナでの2日間の共演ライヴが終了。既にいくつか動画が上がっていたので貼ってみました。

また、実際にライヴに足を運ばれた、ロンドン在住のMickさんのブログには臨場感あふれる参戦記が。何と録音された音源までダウンロード出来るようになっています。興味のある方は訪問されてみてはいかがでしょうか。※リンク先変更しました

Mickさん、どうもありがとうございます。大いに楽しませていただきますね♪

【2/13 エリック・クラプトン & ジェフ・ベック:ロンドンO2アリーナ公演初日】

JEFF BECK
01. Eternity's Breath
02. Stratus
03. Led Boots
04. Corpus Christie Carol (with 12 piece orchestra)
05. Bass Solo by Rhonda Smith
06. Hammerhead (with 12 piece orchestra)
07. Mna Na Heireann (with Sharon Corr on violin and orchestra)


08. People Get Ready
09. Big Block
10. There's No Other Me (with Joss Stone)
11. I Put A Spell On You (with Joss Stone)
12. A Day In The Life (with 12 piece orchestra)

Jeff Beck - guitar
Narada Michael Walden - drums
Rhonda Smith - bass
Jason Rebello - keyboards
12 Piece Orchestra
Joss Stone - vocals
Sharon Corr - violin



ERIC CLAPTON
01. Driftin' (acoustic)
02. Layla (acoustic)
03. Nobody Knows You When You're Down And Out (acoustic)
04. Running On Faith (acoustic)
05. When Somebody Thinks You're Wonderful (acoustic) (electric)
06. Tell The Truth
07. Key To The Highway
08. I Shot The Sheriff


09. Wonderful Tonight
10. Cocaine
11. Crossroads

Eric Clapton - guitar, vocals
Chris Stainton - keyboards
Walt Richmond - keyboards
Willie Weeks - bass
Steve Gadd - drums
Michelle John - backing vocals
Sharon White - backing vocals



ERIC CLAPTON & JEFF BECK
01. Shake Your Moneymaker
02. Moon River


03. You Need Love
04. Outside Woman Blues
05. Little Brown Bird
06. Wee Wee Baby
07. (I Want To Take You) Higher
Encore :
08. Hi Ho Silver Lining (Eric and Jeff shared vocals)

Eric Clapton - guitar, vocals
Jeff Beck - guitar
Chris Stainton - keyboards
Walt Richmond - keyboards
Willie Weeks - bass
Steve Gadd - drums
Michelle John - backing vocals
Sharon White - backing vocals

UFO 『Official Bootleg Box Set 1975-1982』 #2

引き続き後半戦。シェンカー在籍時の78年(D4)、ポール・チャップマン再加入後の81年(D5)と82年(D6)の3枚一気聴き。ブートレグと名乗りつつもそこは流石オフィシャル、どれも音質は文句無しのクオリティになっています。
 


”Hello, Cleveland! Would you please welcome from England, UFO!!!"

思わず『Strangers In The Night(邦題:UFOライブ))』を思い出すそんなイントロダクションから始まるDisc 4、1978年10月16日、オハイオ州クリーヴランドでのライヴはその『Strangers~』と同じツアーからの音源なんですよね。

まるで眼前で演奏されているかのような、小さなハコならではの至近で鳴る音も十分魅力的だし、既発版との音質差も気になる。これまで聴いたことのなかったシェンカー脱退後のライヴ音源にも興味津々。

けれど、やっぱり一番気になっていたのは、聴きたかったのはその傑作ライヴが収録された’78USツアーの別音源であるこの4枚目でした。ましてや「Previously completely unreleased」ですからして(真性ブートでは出てたのかも知れないけど)。そんな微妙なところを嗜好してしまうのはある意味ブート好きの性ってやつなのかも知れませんが、とまれ、あの見事な完成度を誇る演奏、中でも神懸かっているとまで評されたギタープレイはここでも聴くことが出来るのだらうか?

で分かったのが、複数のソースから取捨選択して作られた『UFOライブ』はやはりバンドが最高だった瞬間を閉じ込めたものだったってこと。この”バンド”をシェンカーと置き換えてもいい。練り上げられたメロディアスな旋律と閃きに満ちたフレーズのコンビネーション。一音一音丁寧にヒットしながら同時にピッキングノイズを絡め独自の官能性を高めたトーン、そして随所でフィードバックを巧みに絡ませる扇情的なフレーズ。

すいません、他のメンバーについては割愛します(苦笑)。そんな完成度の高さの前ではセットの構成や各曲のアレンジは同様ながら、やや分が悪いと言わざるを得ません。けどだからこそとても興味深いし、聴き応えがあるとも言える訳ですが。


1999年にエクスパンデッド・エディションとして2つのボーナストラックを加え、実際のライヴの演奏順に再編成された『UFOライブ』は全15曲収録に生まれ変わり、対するコチラは13曲と少なめ。おそらくクリーヴランドでも演奏されたと思しきアンコール曲の「Too Hot To Handle」「Shoot Shoot」が収録されてない点は残念ですが、公式版では聴くことの出来ないヘヴィなナンバー「Pick It Up And Go」とさらにヘヴィさを増した(なのに徹底してポップなところがこの頃のUFOの真骨頂でもある訳ですが)「On With The Action」ではエンディングのエレピがそのまま「Doctor Doctor」のイントロに変わる瞬間にグッと来ますね。

音質はまるで最終仕上げ前のラフ・ミックスのよう。それでも十分高音質、あくまで公式版というレベルにおいても、です。

Disc 4 : Live in Cleveland, Ohio, USA - 16th October 1978
01. Hot And Ready
02. Pack It Up (And Go)
03. Cherry
04. Let It Roll
05. Love To Love
06. Natural Thing
07. Out In The Street
08. Only You Can Rock Me
09. On With The Action
10. Doctor Doctor
11. I'm A Loser
12. Lights Out
13. Rock Bottom

Phil Mogg - vocals
Michael Schenker - guitar
Pete Way - bass
Andy Parker - drums
Paul Raymond - rhythm guitar, keyboards

UFO_1978.jpg
『Strangers In The Night』 Remastered in 2008 のブックレットより

続いてはマイケル・シェンカー脱退後のライヴ音源。Disc 5、6共に会場はロンドンのハマースミス・オデオンですが、まずは1981年2月20日公演を収録したDisc 5から。アルバム『The Wild, The Willing And The Innocent』リリース時の演奏でシェンカーの抜けた穴は74年に数ヶ月間活動を共にしたことのあるポール・チャップマンが埋めていますが、80年にはポール・レイモンドまでもがMSG参加の為に脱退。その後釜はニール・カーターが務めています。

この頃になると僕自身スタジオ作をほとんど聴き込めていないので、曲が新鮮に聴こえますね。どれも割とハードロック然としたストレートな曲調ですが、それらと彫りの深いメロディとドラマ性のある構成がウリなシェンカー時代の曲とのコントラスト感がなかなか面白い。

そしてそこでのチャップマンのソロはシェンカー節を部分的に踏襲しながら独自のアプローチへの拘りを感じさせるもの。「Only You Can Rock Me」のようなハズしようが無い曲は別としても、例えば「Love To Love」では全編アドリブで勝負しているようなスリリングなソロを聴かせてくれます。まるで美メロに対抗するにはそれしかないとでも言いたげに。

新らしめな曲の中ではアコギによるブルース風味の導入部分からいきなり怒濤の疾走を繰り広げるプレスリーのカヴァー「Mystery Train」がいいですね。トリッキーなフレーズを織り交ぜた速弾きはかなりの聴き応え。ポール・チャップマン、相当な業師ですよって。

最後の「Lights Out」も面白い試みがなされています。アレンジはそのままにややテンポを落としヘヴィさを増していますが、中盤のまるでZEPのようなリズムコンシャスな展開からメンバー紹介を経て、再びメインテーマに戻る瞬間はこの音源最大の聴きどころでがしょう。シェンカーのいないこの曲にこんなにもグッと来るとは思いませんでした。実にカッコイイです。

Disc 5 : Live at Hammersmith Odeon, UK - 20th February 1981
01. Chains Chains
02. Long Gone
03. Cherry
04. Only You Can Rock Me
05. No Place To Run
06. Love To Love
07. Makin' Moves
08. Mystery Train
09. Lights Out

Phil Mogg - vocals
Paul Chapman - guitar
Pete Way - bass
Neil Carter - rhythm guitar, keyboards
Andy Parker - drums

さて最後は82年1月28日に行われた同会場でのライヴ。メンバーは前年と同じ顔ぶれで、時期的には新作『Mechanix』リリース時になります。で、その『Mechanix』から2曲、ストレートなハードチューン「We Belong To The Night」とキャッチーなサビが印象的な「Let It Rain」のメドレーがグッド。こりゃ80年代のオリジナルアルバムもちゃんと聴かにゃいかんかも。が、3曲目、4曲目と聴き進んで行くと、シェンカー期に比べてリズムや基本アレンジにちと単調さが目立つきらいも(すいません)。

だからなのか、もう何度となく聴いてきた「Only You Can Rock Me」。このキャッチーの権化のような曲が却って新鮮に響いてきたりして。それは「Love To Love」もまた同様(この曲のやけに軽いシンセサイザーの音に時代を見るか?)。

Disc 3以来のご無沙汰「Too Hot To Handle」は元のキャッチーな味わいにかなりのヘヴィネスがプラスされていますが、それはどうもニール・カーターの弾くディストーションをかなり効かせたギターに種がありそう。出来ればここでも「Lights Out」が聴きたかったけど、最後は凄まじい音圧で迫ってくる8分を超えるエルヴィスのカヴァー「Mystery Train」で〆。

Disc 6 : Live at Hammersmith Odeon, UK 'BBC IN CONCERT' - 28th January 1982
01. We Belong To The Night
02. Let It Rain
03. Long Gone
04. The Wild Willing And Innocent
05. Only You Can Rock Me
06. No Place To Run
07. Love To Love
08. Doing It All For You
09. Makin' Moves
10. Too Hot To Handle
11. Mystery Train

Phil Mogg - vocals
Paul Chapman - guitar
Pete Way - bass
Neil Carter - rhythm guitar, keyboards
Andy Parker - drums


Disc 4と5のみ”Previously Completely Unreleased”と記されています
UFO_box_r.jpg
『Official Bootleg Box Set 1975-1982』 Chrysalis/EMI 2009
Mastered by Peter Mew at Abbey Road Studios, London

しかしこう立て続けに聴くとさすがに腹一杯。が、次回はいよいよ?タラの新作レインボー『九電』を取り上げる予定です。

そして、いよいよEC&JBが数時間後に迫ってきました。そちらもヒジョーに楽しみですね(ようつべが)。

UFO 『Official Bootleg Box Set 1975-1982』 #1

という訳で小型UFOとのランデヴーの後はいよいよ母艦との接近遭遇

close_encounters.jpg

レインボー、エアロのブート、ライヴ行くべきだったと後悔しきりのガンズ、そしてマイケル・シェンカー・グループ。特にMSGはリズム隊がニール・マーレイ&サイモン・フィリップスだったと聞いて尚更(泣)。てな風にカラダがすっかりHRモードになっていたところに、いつも愛読させてもらっているブログ『無駄遣いな日々』の大介さんからUFOとMSGのオフィシャル・ブートレッグ・ボックスなどといった代物が出ているとの情報が。ところがその時点で既にUFO箱の国内版は品薄状態。結局UKアマゾンならまだイケる(しかもかなりの安値)という買い方指南まで受けての購入と相成りました。大介さん、ナイスな情報ありがとうございました♪
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たどん

Author:たどん
神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
血液型:B

アタマ冷やせば?とかよく言われます

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