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西方徘徊 111:UFO 『Birmingham Tapes』 1974/76/77年 英バーミンガム

昨年の夏にリリースされたUFOの公式ブートレグBOX(以下、公式ブート箱)を買ったのをきっかけに、今度はオーディエンス音源が聴きたくなってしまいました。シェンカー加入前のブルージーかつサイケデリック、そしてガレージロック色を匂わせる時代もコンディションの良い音源があればぜひ手に入れたいんですが、まずは演奏、 楽曲のバリエーションとクオリティが頂点に達した1977年(アルバム『Lights Out』リリース時)に的を絞り物色を始めてはみたものの‥‥。

これといって有用な情報にも行き当たらず、何となく良さそうな気がする、ってことで3枚組のブツを購入してみました。でこれがナカナカの内容だったので、今回はソレを紹介してみたいと思います。

birmingham_tapes.jpg

1974年、76年、77年という3つの音源を3CDに収録。全て英国バーミンガムで録音されたAUDソース(会場は違う)が使われています。

■Disc 1 & 2 (tk1, 2):1977年6月5日 Town Hall *15曲収録
  • 6作目(M. シェンカー加入後4作目)の『Lights Out (新たなる殺意)』リリース直後の演奏

  • オープニングSEからエンディングまで完全収録(たぶん)

  • 距離感はあるがバランスは良好。マイケルのギターに深いエコーが掛けられている

  • 公式ブート箱に収録されている4月2日のラウンドハウス音源との聴き比べも一興。ここではアンコールに応え演奏された2曲もしっかり収録されている(公式ブート箱ではおそらくカットされてしまったんじゃないだろうか)
  • ちとピッチが高くない?

■Disc 2 (th3 - 14):1976年4月20日 Barbarella's Night Club *10曲収録
  • 5作目 『No Heavy Petting』リリース後の演奏。公式ブート箱に収録されているラウンドハウス公演の5日前の演奏

  • オープニングSE「トッカータとフーガ」からエンディングまで完全収録(最後の「Boogie For George」がカットされているかも知れない)

  • 先の77年音源よりも距離が縮まり、音像もよりクリアに。ベースもよく聴こえる。

■Disc 3:1974年8月5日 Bogarts 『Cold Turkey』というタイトルでもリリースされている音源。*10曲収録
  • 3作目 『Phenomenon』リリース後の演奏
  • ギターはマイケル&ポール(・チャップマン)の2人体制

  • バンドイントロダクションからの収録。が最後の「Boogie For George」があと少しのところでカットアウトしてしまう

  • ダンゴ状だが実は本タイトル中最もブートらしいともいえる音。悪くない

birmingham_tapes_is.jpg

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AC/DC 『Electric Shock』 1982年6月10日 日本武道館

三寒四温。ようやっとそんな季節になってきましたかね。関東地方ではここ数日暖かい日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

angus.jpg

1978年の『ギター殺人事件 AC/DC流血ライヴ』でブッ飛ばされて以来、苦節?30余年。これまで浪人中だったり転職直後だったりと来日のタイミングにこちらの都合が合わず泣く泣く諦めてきたAC/DCの演奏を初めてナマで拝める日が近付いてきました。

”今まで観た中で最高にキモチの良いライヴだった”

コレ、僕なんかよりはるかに多くのライヴに足を運んでいる友人のAC/DCライヴ評です。それが1982年6月10日の武道館公演。

さらに、ライヴ盤の何倍も凄かったと言う。ま、そりゃそうだろうって。

どれを聴いても出て来る音はおんなじ。そんないわば金太郎飴的に語られる彼らの音楽性だけど、ひとたびその快感を知ってしまえば、おそらく待っているのは例えばリフレインが急速に熱を帯びていくような高揚感を間断なく体験出来る至福の時間。唯一懸念する点があるとすれば、あのさいたまスーパーアリーナで彼らの音は一体どう聞こえるのか、ということ。拡散してもらっては困る。

そんな期待と一抹の不安を胸に今回は2年前に買ったAC/DCのブートを取り上げてみたいと思います。

西方徘徊 110:BLACKMORE'S RAINBOW 『雷神 Risin' 3rd Edition』 1976年12月16日 武道館

以前、友人の息子さん(香港在住)から頼まれてツェッペリンブートの代理購入をしているなんてことを書きましたが、その父親(=友人)からもいくつかリクエストをもらってまして、ってのが今回のお題。

昨年の6月頃にボックス仕様で新装再発されたものの程なく完売。それが先々週末に突然再リリースされました。

そこで買い物代行してきたのがコレ。

risin_3rd.jpg

レインボーの傑作ブート『雷神』の3rdエディション。

内容については以前ココにちょこっと書き込んでるので、今回は手持ちの『雷神 Risin' : The Bootleg Hall Of Fame Anniversary Edition』 との仕上がりの違いなんぞをユルい感じで。

ERIC CLAPTON & JEFF BECK - 19 February 2010 : Madison Square Garden, NYC

【2/19 エリック・クラプトン & ジェフ・ベック:マディソン・スクエア・ガーデン公演2日目】

beck-eric.jpg

JEFF BECK
01. Eternity's Breath
02. Stratus
03. Led Boots
04. Corpus Christi Carol (with 30 Piece Orchestra)
05. Bass solo by Rhonda Smith
06. Hammerhead (with 30 Piece Orchestra)
07. Mna Na Heireann (with 30 Piece Orchestra)
08. Brush With The Blues
09. Big Block
10. A Day In The Life (with 30 Piece Orchestra)


11. Nessun Dorma (with 30 Piece Orchestra)

Jeff Beck - guitar
Narada Michael Walden - drums
Rhonda Smith - bass
Jason Rebello - keyboards
30 Piece Orchestra



ERIC CLAPTON
01. Driftin' (acoustic)
02. Nobody Knows You When You're Down And Out (acoustic)
03. Running On Faith (acoustic)
04. I've Got A Rock 'N Roll Heart (acoustic)


05. Tell The Truth


06. Key To The Highway
07. I Shot The Sheriff
09. Little Queen Of Spades
10. Cocaine

Eric Clapton - guitar, vocals
Chris Stainton - keyboards
Walt Richmond - keyboards
Willie Weeks - bass
Steve Gadd - drums
Michelle John - backing vocals
Sharon White - backing vocals



ERIC CLAPTON & JEFF BECK
01. Shake Your Moneymaker
02. Moon River


03. You Need Love
04. Outside Woman Blues


05. Little Brown Bird
06. Wee Wee Baby
07. (I Want To Take You) Higher
Encore :
08. Crossroads


Eric Clapton - guitar, vocals
Jeff Beck - guitar
Chris Stainton - keyboards
Walt Richmond - keyboards
Willie Weeks - bass
Steve Gadd - drums
Michelle John - backing vocals
Sharon White - backing vocals

BLACKMORE'S RAINBOW 『Rising Rough Mix Definitive Edition』

3月24日にリリースされる筈だった『虹を翔る覇者』と『バビロンの城門』のデラックス・エディション、どうやら完全にハナシが消滅してしまったようですね。やはり日本主導の企画だったのか、最後まで海外版に関する情報を目にすることがなく、そこに一抹の不安を感じていた訳ですが…。

そこで今回は、”もし『虹を翔る覇者』のデラックス・エディションが予定通りリリースされていたらこんな音源が収録されたのかもね" というお題でお送りしてみたいと思います。

rising_rough_mix.jpg

コージーが不慮の事故でこの世を去ってから4年ほど経った2002年初頭より、後に”COZY TAPES”と呼ばれるコージー所蔵のテープを元に制作された(真相は知る由もありませんが、当時のドラムテクニシャンが彼の家から持ち出し売り捌いたと云われています)ブートが市場に現われ始めました。そのごく初期の段階でリリースされたのが『虹を翔る覇者』のファイナルテイク前のラフ・ミックスを収録した『Rising Rough Mix』(Langley-087:1CD-R)です。

全体的に音がこもり気味だった点がいかにも非公式音源、という感じでしたが、それでも真性マスター(オープンリール)のサウンドクオリティはブートレベルとしては極上。内容もファイナルテイク前だけにいわゆるアウトテイクやリハーサル音源のような明らかな違いを味わうものとは異なり、むしろ制作の最終段階で何をカットし、どこをどういじったのかといった重箱の隅を突くようなスタンスで接するタイプの内容になっています。

今回は不覚にも初回盤を手放してしまっているので、新たにREVOX製のテープデッキで再生した音をストレートにデジタル化したという「Direct Master Version」とそれに24bitリマスタリングを施した「Digitally Remastered Version」の2バージョンを収録した ”ディフィニティヴ・エディション” について簡単にコメントしてみたいと思います。
Profile

たどん

Author:たどん
神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
血液型:B

アタマ冷やせば?とかよく言われます

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