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西方徘徊 137:RAINBOW『アパッチ -Playing The Shadows-』 1976年12月10日 京都会館 #2

すっかり間が空いてしまいました。。

~前記事の続き~

さて、そんなギターが幾分アヤシゲな「Kill The King」の演奏後、リッチーがチューニングを直している間はロニーがメンバー紹介(トニー→ジミー→コージー)で繋ぎ、続く「Mistreated」はフィードバックでキメるロングトーンといった私的聴きどころはあるものの、どこかルーズな印象のリッチーと、それに相対する気迫のこもった力強い歌声を響かせるロニーという図。

が、次曲16世紀~からはそんな物言い何のそのといった具合に手堅く決め、ロニーのアドリブ独唱が大きな聴きどころになっている"Man On The Silver Mountain Suite"(勝手に命名)へ。

とまぁいきなり端折りましたが、何と言っても本音源の面白さはここから先、後半の展開にこそある訳で。

apache.jpg

まずはディスク2のアタマ、ジャケには「MC」と記されてますが一応これも曲。まるで昼下がりのスーパーのBGMのようなユルさに軽い目眩を覚えますが、そんなお戯れについ付き合っちゃったロニー、みたいな。でトニーのKeyソロスタートしたけどもっと弾いていたいから止めないリッチー、みたいな。

途中チラと「Smoke On The Water」のリフをフィーチャーしたトニーのKeyソロはこの日も客ウケ良好。きっと随所でキメのポーズを披露しているんでしょう。シンセ→オルガンと展開するソロはそのままコージーのフィルインへ繋がり「Stargazer」へと突入。

既発盤『Kill For The King』(Rising Arrow-023)を取り上げた記事中では『「Stargazer」ではワンコーラス分まるまるロニーが登場せずまるでカラオケ状態(マイクトラブル?)』なんて書いてますが、最近になって実際に会場にいらした方の体験談を目にする機会がありました(『無駄遣いな日々』より『BLACKMORE'S RAINBOW / アパッチ』)。それによるとKeyソロの間、一旦ステージ上から姿を消していたロニーが戻らぬままスタートした「Stargazer」ですが、ようやく姿を現したかと思えば、なんとゴリラの被りものをしていたという笑撃の展開っ。いいぞ、ロニー!

そんなもの被ってちゃ歌えないわさ、という訳でボーカル無しでスタートしたこの曲はまるでガイド役を失ったかのようなぐだぐだな展開に。流れを見失ったリッチーと通常通りに叩こうとするコージーの間に生じたチグハグ。その後も再びとっちらかっちゃう場面には思わず緊張が走りますが^^; そんな展開に業を煮やしたのか、後半コージーがテンポを上げ突き進んでいく流れなんぞ、まるで厄を振り払うかの勢い。

その後どうにか立て直しエンディングを迎えたものの、なんだろう、その直後にやや自虐モード含みにも聞こえるリッチー爪弾く「Unknown Tune」。8日の大阪でも仕掛けてはみたものの結局誰もノッて来ず、の何やら旧き良きアメリカの面影風、まるでTVドラマの主題曲のようなそれ。

この時”しょーがねぇなぁ、付き合ってやっか” とコージーが思ったかどうかはもちろん不明。が、リッチーがジャランと弾いたコードにコージーが反応、自ら誘導するかのようにビートを刻み始め披露されるシャドウズの「アパッチ」は最後に「FBI」のフレーズをちょいと絡めて。

その後それまでのムードとは打って変わり(でも相変わらずお茶目なフレーズを織り交ぜたりするリッチー)シャープな疾走を開始する「Still I'm Sad」からトニーとコージーのソロを具に、再びの「Still~」で〆る流れにて本編終了。

apache_is.jpg
座席は2階7列41番とあります

「とにかく俺について来てくれ」

アンコールに応えようとステージに戻る直前、リッチーがコージーだけにかけた一言。そんな妄想。

でもって披露されたラストナンバー「A Light In The Black」は果たして「我が道行くリッチー」炸裂の1曲に。

自身のソロから例のキメのユニゾンフレーズに移るところをリッチー&コージー共に無視して疾走。トニーとジミー目が点。でトニーは再びタイミングを見計らい再突入を試みるがやはりハジかれてしまい‥‥。

もうこれ以上はいいですね。いつもの百聞は一聴にしかず(それを言っちゃあおしまいなんですが)ってことでぜひサンプルを聴いてみて下さい。とっちらかったバージョンではあるけど、演奏の凄みという点ではあの14日の仁義なき戦い広島死闘編収録の『極楽蝶』バージョンにも引けを取らないと個人的には思ってます。と同時に「三頭」の意味するところを改めて実感させられる1曲という気もしますね。

やはりこの日の演奏はすこぶる面白いのでした。
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たどん

Author:たどん
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誕生星座:山羊座(たまに射手座)
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アタマ冷やせば?とかよく言われます

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