西方徘徊 147:BAD COMPANY 『Mr. Midnight』 『Front Row』 2010年10月26日 東京国際フォーラム Aホール
バッド・カンパニー、35年ぶり2度目の来日公演から早くもひと月が経過。先週10月26日の東京国際フォーラム公演を収録したブツがプレス仕様でリリースされました。
ポール・ロジャースのばりばりの現役っぷりに感激しつつ歌いノリまくった正味1時間40分のライブ。当日もあっつー間に終わっちゃった感じでしたが、こうして音源で振り返ってもやはりあっつー間。余計なものを削ぎ落とした実にバッド・カンパニーらしい、ひたすら楽曲の良さと引き締まったパフォーマンスで魅せたライヴでした。
■バッド・カンパニー@東京国際フォーラム最終公演 2010年10月26日
というわけで、当日会場にいた僕にとって待望のメモリアルアイテムの登場ですが、今回このメーカーにしては珍しくオーディエンスソースとモニターソースの掛け合わせ仕様になっています。
元となるオーディエンスソースは過去に数タイトルこのブログでも取り上げたことのあるテーパーによる録音。今回は総生産数の内80セットにのみ、そのAUDソースを収録したCD-Rが付いてきたのでまずはそこから本編幕開けのこの曲を。「Can't Get Enough」
ポール・ロジャースのリードとコーラス(この曲では確認出来ませんが)がやけに強調された音像。まるでライン音源さながら、息遣いまで聞き取れるかのようなその距離感の近さは、それなりに聴き応えもあり面白いのだけれど、全体的にバンドの音が引っ込み気味でバランスが悪い。そこで今回このようなモニターソースとの混成という措置が取られたようです。
そのモニターソースですが、ベースの音がかなりクリアに聴き取れることからおそらくリン・ソレンソン用のものと思われますが(あるいはサイモン・カークか)、これをミックスすることによりリズム隊の音にもフォーカスが合いバランスは格段に改善されるものの、ギターの音はAUDソースの量感をベースにしているため、最終の仕上げでもOFF気味な点は変わっていません。
今回UPした音源は6曲。
ポール・ロジャースのばりばりの現役っぷりに感激しつつ歌いノリまくった正味1時間40分のライブ。当日もあっつー間に終わっちゃった感じでしたが、こうして音源で振り返ってもやはりあっつー間。余計なものを削ぎ落とした実にバッド・カンパニーらしい、ひたすら楽曲の良さと引き締まったパフォーマンスで魅せたライヴでした。
■バッド・カンパニー@東京国際フォーラム最終公演 2010年10月26日
というわけで、当日会場にいた僕にとって待望のメモリアルアイテムの登場ですが、今回このメーカーにしては珍しくオーディエンスソースとモニターソースの掛け合わせ仕様になっています。
元となるオーディエンスソースは過去に数タイトルこのブログでも取り上げたことのあるテーパーによる録音。今回は総生産数の内80セットにのみ、そのAUDソースを収録したCD-Rが付いてきたのでまずはそこから本編幕開けのこの曲を。「Can't Get Enough」
ポール・ロジャースのリードとコーラス(この曲では確認出来ませんが)がやけに強調された音像。まるでライン音源さながら、息遣いまで聞き取れるかのようなその距離感の近さは、それなりに聴き応えもあり面白いのだけれど、全体的にバンドの音が引っ込み気味でバランスが悪い。そこで今回このようなモニターソースとの混成という措置が取られたようです。
そのモニターソースですが、ベースの音がかなりクリアに聴き取れることからおそらくリン・ソレンソン用のものと思われますが(あるいはサイモン・カークか)、これをミックスすることによりリズム隊の音にもフォーカスが合いバランスは格段に改善されるものの、ギターの音はAUDソースの量感をベースにしているため、最終の仕上げでもOFF気味な点は変わっていません。
今回UPした音源は6曲。
- 「Can't Get Enough」:ミックス前のAUDソースとの比較用として
- 生で聴いて以来、個人的評価が数割増しになったミック・ラルフス作の「Oh, Atlanta」。最後”On my way back to Georgia”を”On my way back to Tokyo tonight”に置き換えて歌うサービス入り
- サポートギタリスト、マーカス・ウルフ(Markus Wolfe)を加えてのブルージーな新曲「Mr. Midnight」とロジャースが一人弾き語りで披露したサプライズ曲「Yoakeno Keiji」
- 2002年のライブでも披露していたビートルズの「涙の乗車券」と「アイ・フィール・ファイン」をインクルードした「Rock 'n' Roll Fantasy」
- そしてこれも最終日のみ演奏されたT-Bone Walkerの「Stormy Monday Blues」。ブルースナンバーを歌っても決して真っ黒にならないロジャースのボーカルが、FreeやBad Companyをいい意味でポピュラーな存在たらしめる主要因になっていたことを改めて感じた1曲でもありました。
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西方徘徊 146:JEFF BECK『CYCLONE Vol.1』 1980年の来日音源集 #2:12月16日 横浜文化体育館
ふと思えばあの晩からすでに5日が過ぎ。
まあ何というか、実に有り難いことに4日(木)のNHKホールも行けそうなので、あれこれ書き散らかすのはその後にするとして。
今回は途中で止まっていたジェフ・ベック1980年来日公演8CDBOX『CYCLONE』の続きをば。
アルバム『There And Back』リリースに伴うジャパン・ツアー。前回はツアー初日12月4日の武道館音源(DISC 1 & 2)を取り上げましたが、今回はその3枚目と4枚目、16日の横浜文化体育館音源です。全11公演中最高クラスの演奏を聴かせてくれたこの横浜公演ですが、残された音源もまた最高クラス。そのオドロキの高音質ぶりは以前ココで触れた通りですが、そこへ処度の音源が堂々殴り込み。
ライブの内容についてはその過去ログへのリンクでお茶を濁すとして、今回は今でも容易に入手出来る(今回のBOXセットと同じショップで購入可能)タイトルとの比較式で。前回は同マスターでのマスタリング対決みたいな内容でしたが、今回は正真正銘別マスターでのガチンコ勝負です。
左:『CYCLONE』
右:『The Final Peace』 JBY-001/002 プレス2CD
まあ何というか、実に有り難いことに4日(木)のNHKホールも行けそうなので、あれこれ書き散らかすのはその後にするとして。
今回は途中で止まっていたジェフ・ベック1980年来日公演8CDBOX『CYCLONE』の続きをば。
アルバム『There And Back』リリースに伴うジャパン・ツアー。前回はツアー初日12月4日の武道館音源(DISC 1 & 2)を取り上げましたが、今回はその3枚目と4枚目、16日の横浜文化体育館音源です。全11公演中最高クラスの演奏を聴かせてくれたこの横浜公演ですが、残された音源もまた最高クラス。そのオドロキの高音質ぶりは以前ココで触れた通りですが、そこへ処度の音源が堂々殴り込み。
ライブの内容についてはその過去ログへのリンクでお茶を濁すとして、今回は今でも容易に入手出来る(今回のBOXセットと同じショップで購入可能)タイトルとの比較式で。前回は同マスターでのマスタリング対決みたいな内容でしたが、今回は正真正銘別マスターでのガチンコ勝負です。
左:『CYCLONE』
右:『The Final Peace』 JBY-001/002 プレス2CD
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