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続・ブートレグの私的功罪:ジェフ・ベック編

というわけで、コチラの続きです。

ジェフ・ベック絶頂期の記録と言っていい筈の、1976年の演奏を収めたオフィシャル・ライヴ盤『ライヴ・ワイアー』はしかしどこか物足りないというか、一曲一曲の内容は良いのに、なぜか全体的にこじんまりとした印象を抱いていたのも確か。が、そんなモヤモヤを払拭してくれたのが、2001年にWATCH TOWERが出した『Wired Up 1976』でした。

当日のライヴを完全収録したと思われる計15曲というヴォリューム、とやはり大きかったのが、前述の通り『ライヴ・ワイアー』の「Blue Wind」が短縮編集されていたという事実を明らかにしたこと。もの足りないとかゼイタク言ってるワリに、何度も聴き返し、耳に馴染んでいたライヴ盤だけに、これを知った時の驚きは大きかったですね。

以来、76年のベック・ライヴといえば僕の場合、申し訳なくもブート優先ということになってしまうわけですが、それから3年後、同じレーベルから”アップグレード版”と称してこんなブツが出てきやがり、いえ出てきちゃうのでした。

at_boston_1976_ss.jpg at_boston_1976_bk_ss.jpg
『Live At Boston 1976』
Watch Tower WT 2004115/6 2004
ステレオ・オーディエンス録音音源収録 プレス2CD
コレのどこがどう”アップグレード”なのか?

まず既発盤(『Wired Up 1976』)にはなかった女性司会によるMCがトラック1として加わりました。そしてもうひとつ、既発盤に施されていた強めのイコライザー処理を無くし、自然で聴きやすい音質に仕上げた、という惹句。んなもん最初からそうしてくれよ、というのはことブートが相手では単なる遠吠えでしかありません(苦笑)。

追加になったMC、聴けばコレがすこぶるよろしい。1分弱のMCの冒頭、”今日のライヴはレコーディングされます!”などとアナウンスされたもんだから、場内拍手喝采。そしてヤン・ハマー・グループ登場。が、何やらドラムのモニターの調子がおかしいのか、しばらくスネアドラムをタン、タンと叩く音が続きます。こんなセッティング調整が約3分30秒。そして司会の女性が再登場。”Boston! A big welcome to the Jan Hammer Group!!”でいよいよショウがスタート。

肝心の音の方ですが、聴けばコレがすこぶるよろしい。初めの内はちと迫力不足では?と思いましたが、音量を上げると、断然コッチの方が聴いていて気持ちがイイ。で、その後改めて『Wired Up 1976』を聴き返してみると、確かに高域の強調が過度に感じられます。ということで、以後はこの新装盤のみ聴くことに。

既発盤との違いは他にもありました。ラストの「Blue Wind」演奏後、『ライヴ・ワイアー』でも聞けるベックの”God bless you!”から、アンコールを求める歓声が延々4分半に渡って収録されています。”JEFF BECK!” ”WE WANT MORE!”  "WE WANT BECK!" の連呼。が、やがて客電が付きブーイング、フェイド・アウト。

う~ん、凄い。

というわけで、他のレーベルからならともかく、同レーベル内であってもこんな突っ込み甲斐のあるパターンがまかり通るのがブートレグの世界。まぁでも『クリムゾン・キングの宮殿』を筆頭に、一体何枚買わせんだ!なオフィシャル盤のパターンもままあることを思えば、公式・非公式どちらも基本スタンスは大して違わんじゃん、などと暴言を吐きたくなったりして(苦笑)。

Live at Music Hall, Boston, MA - 10th October, 1976
Disc 1
01. Intro
02. Magical Dog
03. Evolove
04. One To One
05. Stepping Tones / Drum Solo / Awakening
06. Darkness - Earth In Search Of A Sun
07. You Know What I Mean


08. Freeway Jam
09. Goodbye Pork Pie Hat


Disc 2
1. Earth (Still Our Only Home)
2. Scatterbrain
3. Bass Solo / Come Dancing
4. She's A Woman
5. Diamond Dust
6. Full Moon Boogie
7. Blue Wind incl. Train Kept A Rollin'

というわけで愛聴してきた『Live At Boston 1976』ですが、それからさらに3年後・・

今度は他のレーベルから同日のライヴ盤がひょっこり出てきやがり、いえ出てきちゃうのでした。
wireless_ss.jpg wireless_bk_sss.jpg
『Wireless』
Tarantura TCDJB-1-1, 2 2007
ステレオ・オーディエンス音源収録 プレス2CD

一応ブート界にもブランドなるものがあり、このTaranturaもその1つなんですが、ここは特に来日公演モノに強く、値段は高めながら魅力的なリリースを続けている個人的にも注目しているレーベルです。

そういえば、以前ココで取り上げたタランチュラ・レーベルのジェフズ・ブート『Final Freeway Jazz』の2ndプレスが今月末あたりに出るという噂?があるようですね。

で、 そんな有力レーベルから同日の音源を収録したタイトルが2007年にリリースされました。すわ、オフィシャルの流出音源でも捕まえたか?とにわかに色めき立ちましたが、結果はウォッチ・タワー新装盤と同じソースが使われたものでした。が、テープのジェネレーションがひとつ若くなったような音の鮮度の良さ。 そしてよく聴くと冒頭のMC後に接ぎがあります。どうやらMC終了後からバンドの登場まで間があったらしく、会場にBGMが流れ出したところで一旦テープを停めているんですね。先のWT盤ではこの部分がクロスフェードで処理されていたので気付かなかったんですが、どうやらこのタラ盤はマスターテープの内容をそのまま移行、をアピールしているように感じます。

収録内容そのものは先のWT盤と変わらないと思いますが、音質がUPしているとなるとまたしても無人島盤更新、てなことになるわけですが、実はこのタラ盤にもひとつ困った点がありまして。最後の曲「Blue Wind」のスタートから4'40"あたりまで、左チャンネルにWT盤には無いシュッ、シュッという奇妙なノイズが周期的に乗っているんです。

Disc 1
01. Opening
02. Magical Dog
03. Evolove
04. One To One
05. Stepping Tones
06 Drum Solo
07 Awakening
08. Band Intro
09. Darkness - Earth In Search Of A Sun
10. You Know What I Mean


11. Freeway Jam
12. Goodbye Pork Pie Hat


Disc 2
1. Earth (Still Our Only Home)
2. Scatterbrain
3. Bass Solo
4. Come Dancing
5. She's A Woman
6. Diamond Dust
7. Full Moon Boogie
8. Blue Wind incl. Train Kept A Rollin'

Jeff Beck - guitar
Jan Hammer - keyboards & vocal
Steve Kindler - violin
Fernando Saunders - bass
Tony Smith - drums & vocal

実はブートの世界ではこんなパターン枚挙にいとまなし、が決して大げさでなかったりするんですが、それでも「功」の悦楽(苦笑)を求めてまたも繰り出す西新宿、というわけで。。
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Comment
2009.02.14 Sat 12:00  大介(東京都) #nx3aWTik
オフィシャルを超えたブートですな!
ブートを聴きだしてからオフィシャル盤は「編集、差し替えがある」ことを聞いて、やっぱりありのままのライヴを聴きたいって気持ちになりましたね。MCから客電までこれは魅力あるブートですね。

暖かくなって仕事が落ち着いたら西側で会談でも実施しますか?(笑)
お酒が飲めなくてもフードでカバーします。
これぞ! / URL / Edit
2009.02.14 Sat 15:27  たどん #AZV5XfxQ
大介さん、またまたどうもです。

「ありのままのライヴ」。ブートの醍醐味はまさにココにあるのだと思いますね。

>暖かくなって仕事が落ち着いたら西側で会談でも実施しますか?(笑)

4月になればこちらは(S&Gみたい:笑)、大分落ち付いてきますので、その頃は如何でしょう。

>お酒が飲めなくてもフードでカバーします。

コレが一番の楽しみだったりして(笑)。
 / URL / Edit






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