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西方徘徊 016:THE WHO 『1971 Final』

あの感動の単独来日公演から早5ヶ月。この4月はザ・フーのファンにとってタマラナイひと月になりそうですね。

まずは発売が延びに延びていた『ザ・フー・セル・アウト』のデラックス・エディション(紙ジャケ仕様)、そして映画『アメイジング・ジャーニー』の国内版DVD(2種)が1日にリリース。これらについては今週末にじっくり賞味するつもりですが、当初同日の発売が予定されていた国内版DVD『マキシマムR&Bライヴ』は22日に延期になってしまいました。予算の都合上、ちょいとばかりホッとした感がなきにしもあらずですが、こちらも拡大版でのリイシューということで、発売日を楽しみに待ちたいと思います。

さて、そんなオフィシャルからのリリースが続く中、先日アンオフィシャルな界隈でも貴重な音源がリリースされました。一大傑作『Who's Next』のリリースからおよそ4ヵ月後の1971年12月15日、この年2度目のアメリカ・ツアーの千秋楽公演となったシアトルでのライヴを収録したブートレグです。

71年の12月といえば、ライヴ盤制作のためのレコーディングが行われていた月で、これまでにもいくつかのタイトル(『Rarities』『Who's Missing』『Two's Missing』や4枚組BOXセットなど)の中で13日のサンフランシスコ、シビック・オーディトリアム公演の音源が発表されてきましたが、この15日の音源はショップのインフォにもある通り、今回が初の音盤化となります。これでまたひとつザ・フーのライヴ史におけるミッシングピースが見つかったという訳ですね。実に目出度い。

1971_final.jpg

Live at Seattle Center Coliseum, Seattle, WA USA 15th December 1971
Disc 1
1. I Can't Explain
2. Substitute
3. Summertime Blues
4. My Wife
5. Behind Blue Eyes
6. Bargain
7. Baby Don't You Do It
8. Magic Bus

Disc 2
1. Overture
2. Amazing Journey
3. Sparks
4. Pinball Wizard
5. See Me Feel Me
6. My Generation
7. Naked Eye
とはいうものの、残念ながら完全収録というわけには行かなかったようで、実は『Who's Next』の看板ナンバーとも言える「Baba O'Riley」と「Won't Get Fooled Again」が抜け落ちてしまっています。ここが実に痛いところですが、そこは将来ヴァージョンUP盤が登場することを期待しつつ(苦笑)、まずは音質の印象を書き留めておこうと思います。

その前にセットリストについて追記をしておくと、「Baba O'Riley」は「My Wife」の後に、「Won't Get Fooled Again」は「Bargain」の後にそれぞれ演奏されたとのこと。そして、この日は機材を積んだトラックの内1台が事故に遭ってしまったために搬入が間に合わず、一部の機材を前座グループから借りて行われたんだそうです。当日の観客約14,000人。67年7月15日にハーマンズ・ハーミッツの前座として訪れて以来のシアトル公演です。そういえばハーマンズ・ハーミッツのファンに衝撃を与えた云々といった逸話が映画『アメイジング・ジャーニー』の中で語られていましたよね。

さて音質についてですが、微妙に音の揺れというか周期的なうねりや音のこもりを感じますが(マスターテープのヨレが原因でしょうね)、意外にストレス無く聴けるのは、音像がカチッとまとまっているのと、各パートのバランスが割と良いからだと思います。特にヴォーカル(コーラスも)とギターがしっかり前に出ているので、すんなりと音楽に集中することが出来ますね。ひょっとしたらかなりいいポジションで録音されたものなのかも知れません。またインフォにある通り、確かに曲中に耳障りなオーディエンスノイズが殆どないところも大きなポイントのひとつ。で、演奏の方はといえば、全盛期の演奏ですからね、悪いわけがありません。

例えば全盛期ならではの凄みということであれば、それが際立っているのは「Baby Don't You Do It」や「Magic Bus」といったジャム入りの長尺ナンバー。こういった曲をダレずに演れるかどうかが評価の分かれ目だと思うんですが、とにかく最後まで緊張感が途切れません。前半のコンパクトな曲々もイイですよ。5曲目の「Behind Blue Eyes」はヴォーカルがよく録れている本作ならではの聴き応えだし、個人的に大好きな曲「Bargain」も素晴らしい。この曲に限りませんが、特にギター・ソロのところで顕著になる畳み掛けるような性急感がたまらないです。

Disc2は、ピートのMCでスタート。”4週間アメリカでツアーして来てかなりのギグをこなしてきたけど、その中でも君たちがベストな客だよ"にやんやの大歓声。そしてトミーから5曲。ライヴ受けする強力な5曲です。「See Me Feel Me」はいつ聴いても盛り上がりますね。ロジャーの”Everybody!”。思わずグッとくる瞬間です。

「My Generation」は3分ちょっとのシングル盤的展開。最後の「Naked Eye」ではところどころ音が不安定になりますが、最後3分を切ったあたりからの熱演は聴き応え十分。
1971_final_bk.jpg
『1971 Final』
Import Title 2009
モノラル・オーディエンス録音音源収録 プレス2CD

近頃では、ザ・フーのブートをプレス仕様で出してくれるところも少なくなってしまい、寂しい限りなのですが(かつては強力な専門レーベルもあったんですけどね)、それでもこうやって比較的コンスタントにリリースしてくれるのは本当に嬉しいです。私的には、一昔前なら想像出来なかったいわゆるダークホース的なところが意外にも健闘してくれている、といった印象なんですが、これからも期待してますんで頑張って下さい。

LH_Who.jpg
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