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JEFF BECK 『A BATTLE without honor & humanity』 1978年11月26日 名古屋

先日取り上げた新発掘ソースでリリースされた78年12月1日の武道館公演ブートと同時に、80年の来日公演中これまでブート化されていなかった12月18日のライヴを完全収録したブツも発売されました。で今回はソレを、と思ったのですが、78年ものでひとつ興味深い1枚(2枚か)があったので、それを先に取り上げてみたいと思います。

78年のジャパン・ツアー10日間公演の5日目、11月26日に名古屋市公会堂で行われたライブをステレオ・オーディエンス音源にて収録。ウォッチ・タワーという良質なブートを出しているレーベルからのリリースですが、過去にこのブログでも同レーベルの別タイトルを取り上げたことがあります(ココココ)。

で。

以前にも何度か書いている通り、78年の来日公演音源では2007年に新タランチュラが出した『Final Freeway Jazz』が音質、演奏内容共に図抜けてクオリティが高いんですが、今回のも音質的にはかなりいい線行ってる、自分の知る限りではその新タラ盤に次いで録音クオリティの高いブートです。

最初の客の拍手や歓声からもう見通しが良いというか、まるで会場内の空気が澄んでいる如くというか。強いて欠点を挙げるとすればテープチェンジによるものだと思いますが、ディスク2の1曲目「Journey To Love」のアタマの部分に数秒の欠けがあるくらいで、あとはさしたる不具合もなく最後の終了アナウンスまできっちり収録されています。

ところが、どうも肝心のベックがこの日は今ひとつピリッとせず、特に終盤ではかなりのズッコケ具合を披露してしまうなど、その時々により出来不出来の差が激しいと云われた、そんな説を裏付けてしまうブツとも言えそうです。そしてそんなところが、いわゆるブートだからこそ聴くことの出来る「ウラ名盤」たる所以ってことで。

a_battle.jpg
『A BATTLE without honor & humanity』
Watch Tower WT2006153-4
ステレオ・オーディエンス音源収録 プレス2CD

Live at Nagoya-shi Kokaido, Aichi - 26th November, 1978
Disc 1
1. Darkness/Earth In Search Of A Sun
2. Star Cycle
3. Freeway Jam
4. Cat Moves
5. Goodbye Pork Pie Hat
6. Bass Solo/School Days

Disc 2
1. Journey To Love
2. Lopsy Lu
3. Diamond Dust
4. Scatterbrain/Drum Solo
5. Rock 'n' Roll Jelly
6. Cause We've Ended As Lovers
7. Blue Wind

Jeff Beck - guitar
Stanley Clarke - bass
Tony Hymas - keyboards
Simon Phillips - drums

Disc 1はまあ順調。中でも3曲目の「Freeway Jam」はかなりの熱演です。強いて言えば「Goodbye Pork Pie Hat」で音がややアウト気味になるところがあるくらい。で、その後も好調に飛ばすんですが、「Diamond Dust」あたりから少々旗色がおかしくなり始めます。たどたどしいというか、聴きようによっては投げやりとでもいうか。それとも何かを試そうとしているのだろうか? そんな事を考えながら聴き進んでいくと、超感覚的で、けど言い換えると半ばヤケクソ的とも言えそうな「Scatterbrain」。

ちなみにこの日のベックは比較的マメにMCを挟むし、本編最後の「Rock 'n' Roll Jelly」では演奏前に感謝のセリフを口にしたりして、決して現場に嫌なムードは感じないんですが、アンコールに応えての1曲目「Cause We've Ended As Lovers」ではまたアドリブ部分の音が見事に?すべり始めます。

そして、最後の「蒼き風」。ここでいよいよ本格的なズッコケ具合を披露してしまうベック。それはまるで一度掛け違ってしまったボタンは最後まで間違ったまま状態とでもいうか。聴いているこちらがちょっとドギマギしてしまうよな展開。そしてこの高音質録音がそんな顛末を一層浮き彫りにしてしまうという皮肉。一方、スタンリー・クラークはこの日も調子よく、他のメンバー、特にサイモン・フィリップスは完璧ともいえるプレイを披露しています。

ちなみにこのクリアな音は収容人員1994人というこんなホールで録られたんですね。その後改装されてなければ、ですが。

a_battle_bk.jpg

a_battle_inside.jpg
2年程前に購入したものですが、現在でも入手可能なので興味のある方はこちらをどうぞ



ついでにこの28年後、再共演する二人の姿を収めたブートDVDも。

NSJF2006.jpg

Live at Nile Hall, Rotterdam NL, 21:45-23:00 14th July 2006
Broadcasted: NPS TV, Netherlands 14th, July 2006

1. Interview
2. Nadia
3. Scatterbrain
4. Lapsy Lu**
5. Outro

Jeff Beck - guitar
Jason Rebello - keyboards
Randy Hope-Taylor - bass
Vinnie Colaiuta - drums
**Guest: Stanley Clarke - bass

毎年7月にオランダのロッテルダムで開催されているというジャズを中心とした音の祭典、North Sea Jazz Festival での演奏をプロショット放送映像にて収録。3曲目の「Lapsy Lu」で懐かしの再共演を果たしたお二人。

NSJF2006_bk.jpg
『North Sea Jazz Festival 2006』
Scatterbrain Records 1DVD-R
購入店:西新宿BF 980円

28年前を彷彿とさせる音を奏でるスタンリー・クラーク(デカい)とスリリングなフレーズを繰り出す新型ベック。にこやかなところが嬉しい(笑)
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Comment
2009.09.19 Sat 22:11  ケーン #GSy5Gvgw
こんばんはです。このタイトル、以前から気になっていたのですが、今更ながら入手いたしました。まず音、いいですねー!コレ!!いやー、濃い演奏ですよ、ホント。かなり、お気に入りです!!!しかし、確かにBlueWindで、やらかしてますね。ベック師匠、どうしたんでしょうか??わざとスケールアウト的に弾いたのでしょうか?もしそうなら、恐るべしです。本作の会場、名古屋市公会堂、何回も行きました。最近、参戦してませんが、おそらく、何も変化ないはずです。ワタクシ、若い頃は<古ぼけた小さなショボイ会場だな>なんて感じていましたが、最近は国内では減りつつある、昔のままのホールで、ROCKの殿堂っぽくなってきたかな!なんて感じています。
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2009.09.20 Sun 01:50  たどん #AZV5XfxQ
ケーンさん、こんばんは。

古い書き込みへのコメント、どうもありがとうございます。

突発的に何かを試そうとしたのか、単に調子が悪かったのか、何にせよこんなのオフィシャルでは絶対に聴けないですもんね、あれこれ想像を巡らながら聴くのも楽しいですよね。

そうですか、名古屋市公会堂は当時のままなのですね。それは素晴らしい。

こういったホールの運営が難しいご時世だとは思いますが、いつまでも変わらず現役でいて欲しいですよね。
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