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西方徘徊 025:ERIC CLAPTON 『1619 Royal Hotel』



1619_royal_hotel.jpg

74年の初来日からちょうど1年後、エリック・クラプトン2度目のジャパン・ツアーからの音源です。75年10月22日から11月2日の間、計7回組まれた内の2日目、前日に続き大阪フェスティバルホールで行われた10月23日の演奏をステレオ・オーディエンス音源で収録。レーベルはクラプトンの来日公演モノに強い新タランチュラ。数箇所曲間にカットがありますが、曲自体は全く欠けのないワン・ソース使用の完全収録版です。

この2度目のツアーは、福井章彦氏の著作『エリック・クラプトン/ライヴ・ファイル1』によれば前年のあまりソロを弾いてくれずイマイチだった、という悪評を振り払い名誉挽回を果たしたツアーだったそうですね。確かにこのブートを聴いていると、ノッケから「Layla」をぶちかましてくる展開だけでも十分刺激的ですが、とにかく随所で熱いソロを弾きまくるクラプトンに客の反応も上々、我が家のスピーカーも時々ゾクッとするほどの艶っぽくてコクのあるギターを聴かせてくれます(このツアーでクラプトンがメインに使用したのは新品のテレキャスターだったそうな)。ちなみにアンコールナンバーの「Further On Up The Road」演奏前に”去年と違って最高やぞ”という野次、いや賞賛か、が大変クリアに記されています(苦笑)。

さて、この75年ツアーも日毎にセットリストが大きく変わるというとても魅力的なものだったようで、7日間全てに”その日のみ演奏された曲”があります。

で、この23日のみ演奏されたのが、ドミノス時代の「Bell Bottom Blues」とアルバート・キングの「As The Years Go Passing By」の2曲。このうち後者は現在に至るまでこの日しか演奏されていない曲なんだとか。

Live at Festival Hall Osaka, Japan 23rd October 1975
Disc 1
01. Opening
02. Layla
03. Bell Bottom Blues
04. I Shot The Sheriff
05. As The Years Go Passing By
06. Can't Find My Way Home
07. Badge

Disc 2
01. MC
02. Knockin' On Heaven's Door
03. Blues Power
04. Teach Me To Be Your Woman
05. Tell The Truth
06. Drum Solo
07. Jam
08. Tell The Truth (reprise)
Encore:
09. Further On Up The Road
10. Announcement

Eric Clapton - guitar, vocals
George Terry - guitar
Carl Radle - bass
Dick Sims - keyboards
Jamie Oldaker - drums
Sergio Pastora Rodriguez - percussion
Yvonne Elliman - backing vocals
Marcy Levy - backing vocals

冒頭のガサゴソとしたノイズ、大きめの拍手や指笛、何を言っているのか全く聞き取れない開演アナウンス。それらに思わず身構えつつも、45秒あたりからマイク位置が変わったようで、拡がりのあるステレオらしい音質に変わります。でもって1曲目の「Layla」がスタート。ヴォーカルがオフ気味なところが惜しいですが、結構迫力&臨場感ありますね。

バンド全員が一斉にハードに鳴らす時には音が飽和状態になってしまうものの(それはそれで迫力ありますが)、例えばイントロのリフなどの独奏部分やバラード、曲中スローダウンするところなどはギター音の艶っぽさが浮き彫りになってくれ、これが実に素晴らしい。

つまり昔の良質なオーディエンス音源にありがちな音傾向なんですが、そんな音質面からの聴きどころといえば「Bell Bottom Blues」、ディック・シムスのオルガンもいい感じで鳴っている「As The Years Go Passing By」、「Knockin' On Heaven's Door」、イヴォンヌ、マーシーそれぞれがリードを取る2曲といったところですかね。けど畳み掛けるように弾きまくる「Badge」、「Blues Power」(12'50"から最後までの1分20秒間はマイクが何かに覆われたのか、急にくぐもった音になっちゃいます。ちょうど演奏が熱し切っているところだけにこれは惜しい!)、「Tell The Truth」といったアツく攻めてくるところなんぞイイですね~。この日の演奏は全編素晴らしいと言っていいんじゃないでしょうか。

しかしこのウォームで艶っぽくてコクのあるギター音、これがフェスティバルホール特有の”響き”を取り込んだものなのか、ちなみに氏の著作には「本音源に捉えられたサウンドはまさにこのフェスティバル・ホールの抜けのいい、温かくて拡がりのある音像である」との記述があります。また、「クラプトンのヴォーカルがやや遠めなのは収録ポジションが良すぎたためだろう(左右のPAからボーカルは聴こえた)」とも。
 という訳で、音質的には”極上”とは言えないものの、ギターの音が魅力的で、バンドの演奏が熱くて、結構高価な買い物になりましたが(中古なのに)後悔はありません(笑)。ちなみに『エリック・クラプトン/ライヴ・ファイル1』でのこの日の総合評価は”必聴”になっています。

L:George Terry  R:Jamie Oldaker
1619_royal_hotel_bk.jpg
『1619 Royal Hotel』
Tarantura TCDEC-39-1,2 2008
ステレオ・オーディエンス音源収録 プレス2CD 紙ジャケット仕様
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Comment
2009.05.17 Sun 23:27  大介(東京都) #nx3aWTik
こんばんは!
沖縄より書き込みいたします(便利な世の中です)
新タラの中古はあったら買ったほうがいいかもしれませんね。
¥6,300なら買ってもいいかな~。
実はコレ、買おうとしたのですが迷いに迷ってやめました(笑)その結果たどんさんの手に渡りましたね!(笑)いや~よかったよかった。
またしても詳細な解説でやっぱり欲しくなっちゃいますね!
新タラの中古 / URL / Edit
2009.05.18 Mon 18:00  たどん #AZV5XfxQ
大介さん、こんばんは。
沖縄出張お疲れ様です(いいなぁ、沖縄~)。

>その結果たどんさんの手に渡りましたね!(笑)いや~よかったよかった。

あいや、そうでしたか。それはそれは(笑)。
お陰様で昨日はずっとコレを流しておりました。で、他の新タラ来日モノも俄然気になってきちゃいまして(苦笑)。

ここんちのは高い割に足が速いんですよね。月1タイトルのペースで揃えられればいいんですが。
 / URL / Edit






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