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西方徘徊 033:ERIC CLAPTON 『Blues Reversion 旅人 壱』 1990年12月4日武道館

いやぁ、これは実に魅力的なセットリスト。では久しぶりに『24 Nights』でも、とCD棚を探してみたものの何故か見つからない(苦笑)。けど『Journeyman』はあったので引っ張り出して聴いてみました。リリース当時飽きもせずよく聴いたものですが、今改めて聴くとそのサウンドアレンジに時代の匂いが色濃く漂っているような。

という訳で、今回は先日出たばかりのECブートです。1990年、『Journeyman』のリリースから1年後、12月4日の武道館公演を収録したその名も『Blues Reversion 旅人 壱』。タランチュラ・レーベルからのリリースです。

blues_reversion.jpg

1990年。時、折りしもバブル最盛期にして崩壊元年。ビッグ・シルエットのアルマーニ(ベルサーチだっけ?)を着込みワンレングス系(違うか)ロングヘアーというクラプトンの出で立ちにも時代を感じますね。そういや”クラプトンってきれいな指してるから好き”と言った飲み屋の女の子のことを思い出しましたが(苦笑)。

何やらバブリーなムードを漂わせているのはその出で立ちだけでなく、ソレはこの日のライヴのそこかしこにも。しかしスタジオ作のサウンドプロダクションが云々とは無縁に、ライヴならではのラフさと熱が演出色の強いアレンジが施された曲々とうまい具合に作用し合い、とてもドラマティックな展開を見せています。この日のクラプトンはかなりアグレッシヴに弾きまくってますね。

場内にフリーの「All Right Now」が流れる中、マイクのセッティング中でしょうか、何度か音像が変化しつつも曲がジェイムス・ギャングの「Walk Away」に変わるころには安定します。裏ジャケのクレジットでTk3は単にSEとだけ記されていますが、ここで流れているのはフォガットの「I Just Want To Make Love To You」。

その後SEはオーケストラ版「Layla」へと変わり、やおら始まる1曲目「Pretending」。このオープニングからして既にドラマティック。

音の方はと言えば、これはどこらへんでの録音なのか、やけに音が近いです。そのせいかヴォーカルを中心に度々歪んでしまう箇所がありますが、迫力はかなりのもの。また距離感という肝心な要件をクリアしているので、時折煩わしく感じる歓声や手拍子も聴きようによっては当日の興奮ぶりをダイレクトに伝えるドキュメントとして楽しめるかも。

新作から3曲立て続けに演奏された後は「I Shot The Sheriff」。まずはスローなイントロでムードを高めながら、例のフレーズへ突入。そして「White Room」。ここで場内は既に大爆発(とはいい過ぎか)。ワタシはこれを聴きながら今年2月のライヴで突然これが演奏された瞬間を夢想してしまったのですが、ドイルとのツイン・ヴォーカル版ですよ。きっと盛り上がったでしょうね。

”『ブラインド・フェイス』から”のMCに続き演奏される「Can't Find My Way Home」も導入部分はそれと分からぬインストでスタート。そこに徐々に輪郭を浮かび上がらせてくる聴き覚えのあるアルペジオのフレーズ。というこれまたドラマティックな演出。この曲でヴォーカルを取るのはベースのネイザン・イースト。

リリース当時飽きるほどに繰り返し聴いた「Bad Love」。久しぶりに聴いたけど、やっぱカッコイイですね。けどこのキャッチーさはやはり時代の産物?。今後この曲が演奏されることはないんでしょうか。いっそウィンウッドとのジョイントでどうですかね?「Forever Man」と入れ替えになんぞ。盛り上がるだろうなぁ。

その後も新作からの2連発。このあたりになると歪みがだいぶ落ち着いてきたことに気付きます。ちなみに本音源は録音者にとって初のDATレコーダーでの録音だそうで、確かに歪みから幾分開放されたここいらの音を聴いているとカセットテープとのダイナミックレンジの違いを感じますね。

ディスク2ではコンサートもいよいよ終盤。「Wonderful Tonight」ではまたもや幻想的な導入パートからの演奏。じんわりとペースを落とした文字通りのスローバージョン。クリスマス向けのムーディーなアレンジになってます(?)。

続くバンドのメンバー紹介も曲に乗せて。AWBの「Pick Up The Pieces」やスライの「サンキュー」といったところが飛び出します。最後はネイザンからの紹介でクラプトンのソロへ。そこから曲は「Cocaine」へメドレー的になだれ込みます。

そして本編最後は「Layla」。冒頭にウェザー・リポートの「A Remark You Made」のベースライン。そんなメロウなイントロで油断?させておいて、突然出てくるあのフレーズ。そりゃ興奮しますよね。場内大盛り上がり。エンディングはやけにクドく粘っこく、ついKISSを連想してしまいましたが(苦笑)。そして最後は長尺の「Sunshine Of Your Love」。途中のユニゾン風のなだれ込みといい、クリームを彷彿とさせるヘヴィなギターの咆哮が聴ける独演パートといい、ハード・ロック顔負けの怒涛のエンディングといい、この日会場にいた人達は皆大満足だったんじゃないでしょうか。

という訳で、今回もまたダラダラと書き散らかしてますが、それ程に魅力的なセットリストとサウンドアレンジ。そしてその迫力を見事に捕らえた本音源の有難み、ですね。いやもう、満喫させていただきました。

終演後は「Happy Trails」のSEに被るアナウンスでお開きです。

blues_reversion_bk.jpg
 『Blues Reversion 旅人 壱』
Tarantura TCDEC-50-1,2 2009
ステレオ・オーディエンス録音音源使用(from Original DAT Master)プレス2CD
購入店:西新宿P 7,800円

Live at Budokan, Tokyo Tuesday 4th December 1990
Disc 1
01. SE/ All Right Now (Free)
02. SE/ Walk Away (James Gang)
03. SE
04. Layla (Orchestra Intro)
05. Pretending
06. No Alibis
07. Running On Faith
08. I Shot The Sheriff
09. White Room
10. Can't Find My Way Home
11. Bad Love
12. Before You Accuse Me
13. Old Love

Disc 2
01. Badge
02. Wonderful Tonight
03. band intro
04. Cocaine
05. Layla
06. Driftin' Blues
07. Crossroads
08. Sunshine Of Your Love~Two Trains Coming (a.k.a. Cat Fish Blues)
09. Drum Solo
10. Sunshine Of Your Love
11. Otsukaresama-Deshita!
12. SE
13. Ending Announcement
14. Concert Goods Information

Eric Clapton - guitar, vocals
Phil Palmer - guitar
Nathan East - bass
Steve Ferrone - drums
Greg Phillinganes - keyboards
Ray Cooper - percussion
Katie Kissoon - backing vocals
Tessa Niles - backing vocals
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神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
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アタマ冷やせば?とかよく言われます

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