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西方徘徊 050:RAINBOW 『Definitive Dynamo』 1978年1月22日武道館

クイーン、S&G、イエス、レインボー。このところ、まるで中学生時分に戻ってしまったかのような懐かしい顔ぶればかり聴いている四十半ばのオヤジです(苦笑)。

タランチュラ・レーベルの76年ライヴ3部作で改めて英国ハード・ロック魂に火が点いたか、別のレインボー来日公演モノにも手を出してしまいました。公式ライヴ盤『On Stage』のリリースから半年後、計16回(15回?)という長丁場となった2度目のジャパン・ツアー中、1月22日武道館でのライヴ(10回目公演)を収録。異なる2つのAUDソースをそれぞれ2CDに収めた4枚組仕様になっています。

definitive_dynamo01.jpg

火の玉リッチー、派手なアクションを想像させるトリルの連発、ノイジー、激烈、荒っぽさから来るスリル、ハプニングがそれを更に煽り立てる、客の笑いをとるロニー、いつ終わるとも知れぬソロを冗長と見るか感動への長い助走と見るか、ん?何がどうなってんの?、混沌しかしアドレナリン爆発、自らギャグ混じりの見せ場を用意していたコージー肉声入り、そしてギター・クラッシュ~。

何言っているのかワカラン、とツッこまれそうですが、演奏自体は音で十分に楽しませてもらいながらも、何が起きているのか目で確認したい、どこぞかに映像はないのだろうか?といったもどかしさも同時に募らせてしまう、僕にとっては何やら罪つくりな?音源とも言えそうです。

音質については、あの『雷神』と比べてしまうと分が悪いが、とはいらぬ物言いですかね、当時としては大変良好、やや距離は感じるものの、3巨頭が互いの存在感を拮抗させるバンドのコアな部分を浮き上がらせるようなサウンド・バランス。初来日時と入れ替えになったBとKeyの影が薄いのは最早致し方なし、てな感じでしょうか(おまけにソロ以外でのKeyの音は全体的にオフ気味)。そんなクリアな音質の、けれど一箇所欠落がある”Tape #1(ディスク1&2)”と、さらに距離を感じさせ、クリア度も落ちてしまうもののTape #1の欠落部分をノー・カットで収録した”Tape #2(ディスク3&4)”。となればソース・ミックス仕上げの2CD版で良かったのではと思ってしまう訳ですが。
オープニング、ドロシーの”Rainbow”のディレイを待たずに鳴らされるコード、 76年時とは異なるイントロのアタックとノッケからラフなアドリブをかましてくるギターの切れ味にソソられる「Kill The King」。たとえばオフィシャル用としては不採用かも知れないけど、この暴力的とも言えるギターの荒っぽさと性急感こそがロック、と呼びたいこんなテイクが聴けるのもブートの醍醐味でがしょう。静に激を織り交ぜた導入部からして印象的な「Mistreated」ではあの『紫の炎』でのバージョンを彷彿とさせるソロが奏でられます。

一体何が起きたのか?「グリーンスリーヴス」を爪弾いた後にロニーが口走る?”Sixteenth Century Cool Guy!”を境にステージは中断。時折機材の不調を匂わす刺激的なノイズが鳴る中、まるで渋滞に巻き込まれた時に機転を利かすバスガイドのような(なんだそりゃ)ロニーによる妙な場つなぎ。その終盤で”Tape #1"はカットが入ってしまいますが、そのカット部分、MCの途中で突然切り込んでくる「Sixteenth~」の目の覚めるようなイントロのリフのカッコよさは”Tape #2"で聴くことが出来ます。

76年同様バッハを絡めた導入部からの「Catch The Rainbow」は22分を超える長尺版。途中テープエコーを効かせて奏でられるリッチーの独演は個人的にはちと冗長。初来日時のセットと全く同じ流れに変化を加えたこの時点では未発表曲だった?「Long Live Rock 'n' Roll」では途中2'15"から10秒ほど酷いノイズが入ります(どちらのソースにも同じく入っているのでPAの不調によるものでしょうね)。イントロの寸止め?でじらす様に始まる「Man On The Silver Mountain」は「Blues」と「Starstruck」を挟むお馴染みのパターンですが、「Blues」では珍しくベース・ソロが披露されています。

「Still I'm Sad」では77年のツアーから演奏され始めた"第九 歓びの歌"が挿入され、多彩な展開を見せるデヴィッド・ストーンによるキーボード・ソロと毎公演大きな見せ場だったであろうコージーのソロ。どちらもとてもクリアな音で収録されていて、中でも小刻みなスネアのロールまでちゃんと聞き取れるドラム・ソロは本盤の聴きどころのひとつだと思います。

ビートレッグ誌のレビューによると、このドラム・ソロの中でコージーが興味深いパフォーマンスを披露しているとのことですが、音を聴いているだけではどうもイメージが掴み難いというか、どこぞかにその時の画がないもんでしょうか?

definitive_dynamo02.jpg

Live at Budokan, Tokyo 22nd January 1978

Disc 1 (Tape #1) & Disc 3 (Tape #2)
01. Over The Rainbow
02. Kill The King ※左:Tape #1 右:Tape #2


03. Mistreated
04. Sixteenth Century Greensleeves (Breakdown)
05. Sixteenth Century Greensleeves
06. Catch The Rainbow

Disc 2 (Tape #1) & Disc 4 (Tape #2)
01. Long Live Rock 'n' Roll
02. Lazy/Man On The Silver Mountain
03. Blues
04. Starstruck/Man On The Silver Mountain
05. Keyboard Intro.
06. Still I'm Sad
07. Beethoven 9th
08. Keyboard Solo
09. Drum Solo feat. 1812 Overture
10. Still I'm Sad(Reprise)
11. Do You Close Your Eyes incl. Guitar Crash
12. Over The Rainbow

definitive_dynamo03.jpg
 『Definitive Dynamo』
Rising Arrow-031 2009
ステレオ・オーディエンス録音音源収録(2ソース) プレス4CD
購入店:西新宿LH 7,000円
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Comment
2009.11.14 Sat 18:09  ファブギアマン #2fj95qD6
 こんばんは。重箱の隅をほじくるように(『つつく』ではなく、『ほじくる』が正しいとか?)おじゃましてますが、よろしいんでしょうか。最近、某レーベルから1978年1月17日のタイトルが出ましたね。どうも既発の『ON TOUR 1978/STARSTRUCK』をイコライジングしただけなのに「SOUNDBOARD」と表記があり、メーカーのサイトも最初とは宣伝文句を変えているとか。魑魅魍魎の某巨大掲示板の情報で、『ON TOUR 1978~』は持っているので様子見です。

 「ソース・ミックス仕上げの2CD版で良かったのでは」とは言っても、4CDにして、お金を多く手にするのが企業の手法ですよね(苦笑)。テレホンショッピングで、「今なら、なんと!」と、(余計な)オマケをつけるように‥‥(笑)。
こんばんは / URL / Edit
2009.11.14 Sat 22:08  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、毎度どうもです。

あれ?「つつく」も正しいんじゃなかったでしたっけ?

それはともかく、ショップ側の美辞麗句(もちろん全てがそうではないですが)よりもそんなある意味ドタバタした展開の方がむしろ購買意欲が増すというもので。つまりはSBDと間違ってしまうほどの高音質AUDということなんですよね。

で、実はコレ1stプレス分を既に購入済みなんです(苦笑)。次回のネタにする予定ですが、ちなみにその『On Tour 1978/Starstruck』とはクオリティ的にはどんな位置付けなんでしょうか? 

私的にはある意味『雷神』をも超える強力盤といった印象です。確かに入力過多が原因と思われる歪みで聴き辛いところもありますが、何と言ってもリッチーのギターの音が凄く、興奮せずに聴けません。何やらコアな部分をガツンとやられた気分です。
 / URL / Edit
2009.11.14 Sat 23:00  ファブギアマン #2fj95qD6
こんばんは。「つつく」については‥‥調べておきます(笑)。

 『On Tour 1978/Starstruck』、十分に、いや、十二分に高音質ですよ。たどんさんや自分のような、オーディエンス録音に慣れた人でなくてもOK牧場です。パートによってはベースはほとんど聴こえませんが、各楽器がさほど分離していないせいもあり、「KILL THE KING」などは“音の塊”が襲ってくる、という感じです。ギターだけでなく、ドダドダッというコージーのバスドラも迫力ありますしね(若干走り氣味かと思わせる感じもまた良しです)。

 78年の日本公演、まだ出ていないのもあるんですよね。大いに氣になります。
こんばんは / URL / Edit
2009.11.14 Sat 23:16  たどん #AZV5XfxQ
なるほど、ちょっと安心しました(笑)。まだ全部ちゃんと聴いた訳ではないのですが、演奏内容がどうの以前に音の佇まいとでも言いますか、確かに走り気味に聴こえるドラムも含め、ハードロック好きな自分の根っこの部分にストレートに迫って来る感じですねぇ。

明日、出来るだけの大音量で聴いてみたいと思います。

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