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西方徘徊 053:BAD COMPANY 『Performing Star』 2009年7月4日ニュージャージー

72歳:ビル・ワイマン 69歳:リンゴ・スター、ジンジャー・ベイカー 68歳:チャーリー・ワッツ 67歳:ポール・マッカートニー 66歳:ミック・ジャガー、ジャック・ブルース 65歳:ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、キース・リチャーズ、ロジャー・ダルトリー、ロジャー・ウォーターズ、ニック・メイスン 64歳:エリック・クラプトン、ピート・タウンゼント 63歳:デヴィッド・ギルモア、ジョン・ポール・ジョーンズ 61歳:スティーヴ・ウィンウッド、ミック・ラルフス 60歳:ロバート・プラント、サイモン・カーク 59歳:ポール・ロジャース…

こんな書き出しをしてしまうのはこのところ立て続けに舞い込んで来る訃報のせいだきっと。ちなみに英国人男性の平均寿命は76.7歳なんだそうな(日本人男性は78.7歳)。あえて書くような事じゃないだろ、との誹りを受けるかも知れませんが、好奇の気持ちなんぞ全く無いわけで、この先十数年の間に一体僕はどれだけの訃報に接することになるんだろう、などと考え始めると何ともやりきれない。

そんな将来に対する募る寂しさに対抗しうるものとは一体? たとえ死んでも音は残る、確かにそうだとは思うけど、それが未来のことであるなら、そこには決して前向きになれない諦念がつきまとう。

なら例えばバンドの復活劇なんてどうだろう?新作のリリースまでは求めないからせめてライヴを。老練な楽器弾きが再び集まりかつての曲々を共に演奏する。それが単なるノスタルジアに終始することなく(例えそうだったとしてもそれが悪いこととは限らない)いまの音として興奮と感動を与えてくれるなら。

でこの際極論しちゃうと、”主”たるメンバーが中心になるもので、もしもその可能性があるのなら全てのグループが再結成してくれればいいと僕は思ってます。 過去の栄光とやら、昔のあのコーフンをまた味わいたい、でもって大金が懐に転がり込んでくるなら益々ケッコウ。再結成による活動が僕らの感動やチカラに繋がってくれるのなら、それの何が悪いことか。まぁ実に短絡的な発想だとは思うけど。

そんなことを書きながら思い浮かべていたのが実はレッド・ツェッペリンだったりするんですが、あのO2アリーナからもう1年8ヶ月が経つんですね。おそらく多くの人が胸いっぱいの期待、いや期待半分不安半分で迎えたであろうあの日の演奏は(僕の場合もちろんブートを通じてですけど)実に複雑な聴後感を残しました。予想以上に良かったじゃないか、という思いと共に言いようの無い欠落感があったのも事実で、僕にとって最も大きかったのはやはりボンゾ不在によるそれ。往年の頃と比べればディスク1枚分短いセットでしたが、フェスなどへの即席的な参加と違いフルスケールのライヴだったから尚更そう感じたんでしょうが、”レッド・ツェッペリン”という名のもと、あのバンドサウンドの構成要素として絶対的な存在を補うことは腕の立つ息子にだってやはり困難だった訳で(生きていたら今どんなドラムを叩いていたでしょうね)。

何やらハナシがさんばらばん(なぜか丹波弁)になってきました。

performing_star.jpg
今回はそんな復活劇がとてもうまく行ったケースを取り上げてみたいと思います。例の西新宿LH発”2点買いのオマケ”として入手したブツですが、ツェッペリンが自己のレーベルSwan Songから肝いりでデビューさせたバッド・カンパニー2度目の再結成ツアーから2009年7月4日、アメリカ独立記念日にニュージャージー州アトランティック・シティのリゾート・カジノにあるスーパースター・シアターで行われた、何でもドゥービー・ブラザースとのジョイントもあったという(「Rock 'n' Roll Fantasy」では共演もあったそうな)計10回公演となったツアー最終日の演奏を収録しています。

メンバーは2006年にボズ・バレルが他界しているために、その他の3人に2人のサポートメンバーを加えての5人体制。往年の代表曲に混じり、82年に全米チャート74位のスマッシュヒットになった「Electricland」(第一期バドカンのラスト作『Rough Diamonds』のオープニング曲)と76年の3rd 『Run With The Pack』から「Simple Man」の2曲がセットにフックを与えています。

”正統派”の言葉がよく似合う奇をてらう事の無い男臭いサウンド。むやみに音を詰め込まない、フリーなんてその最たるものだった訳ですが、まるで”間の美学”に裏打ちされたような楽曲群。アメリカン・フレーバーをまぶしたリフ、キャッチーなメロと英国的な陰影感のミックス具合。それら全てが往年の頃のままとは言えんでしょうが、聴き手を気持ちよくノセてしまうドライヴ感は健在。聴き始めた時は増幅過剰気味な最新PAシステムによる音の重厚さが、ソリッドかつ軽妙な持ち前の個性をスポイルしているようにも感じたのですが、聴き進むにつれ逆にそれが功を奏し始めたか、いつの間にか音の迫力をそのままバンドの勢いとして聴けるようになりました。

パフォーマーとしてのポール・ロジャースが何ら目減りせず現役バリバリなのはクイーンとの活動で既に証明されていた訳ですが、ここではまさに水を得た魚状態、ひょっとして本人もそれを痛感していたんじゃないだろうか、と思える程の楽曲、バンドサウンドとのフィット感と繰り出されるアドリブを含む全体的に安定した歌唱、とても嬉しそうに声を弾ませるMCが印象的です。あと個人的にはサイモン・カークのごくシンプルながらぐいぐいとバンドを推進していくタイトなドラミングが大きな聴きどころですね。

bad_co.jpg

音質ですが、大変優秀なAUDソースです。今回もMP3版を貼付けてみたのでよかったら聴いてみて下さい。比較的狭めな会場規模が幸いしたのか、楽音がとても近く捉えられています。また歓声とのバランスも良いので「Can't Get Enough」や「Shooting Star」といった観客が歌うパートがフィーチャーされた曲も違和感無く聴くことが出来ます。

と満足度の高い音源ですが、一点残念なことはまるでコンサート終盤のような盛り上がりを見せている1曲目「Can't Get Enough」の冒頭イントロ部分にカットがあることですね。

performing_star_B.jpg
『Performing Star』
ステレオ・オーディエンス録音音源仕様 1CD-R
購入店:西新宿LH 対象タイトル2点以上購入特典

Live at Superstar Theater, Resorts Casino, Atlantic City, New Jersey, USA
4th July 2009

01. Can't Get Enough
02. Rock Steady


03. Run With The Pack
04. Burnin' Sky
05. Youngblood
06. Seagull
07. Rock 'n' Roll Fantasy
08. Electricland
09. Simple Man
10. Feel Like Makin' Love
11. Shooting Star
12. Movin' On


13. Ready For Love
14. Bad Company

Paul Rogers - vocals, piano, guitar, harmonica
Mick Ralphs - guitar
Simon Kirke - drums
Lynn Sorensen - bass guitar
Howard Leese - guitar

♪ Don't you know that you are a Shooting star
              Don't you know, don't you know~

乞う!再来日!!
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Comment
2009.08.21 Fri 11:32  ファブギアマン #2fj95qD6
 こんにちは。この特典CD-R、貰いそこねました(泣)。ポール・ロジャースは、曲のイントロで入れる掛け声がこれまたカッコいいんですよね。ウィキぺディアによると7人兄弟の4番目だそうで、他の兄弟の声も聴いてみたいです(笑)。●それはさておき、再結成。いつの時代も賛否両論があり、金目当てなどという事を言う人もいますが、生活していくには金銭が必要ですからねぇ。「またやっても往年のパワーは望むべくもないけど、でも1度観てみたい」というバンドは多いですよね。人は誰もが1秒1秒、死に向かって歩いている事を思うと、生み出すサウンドはともかく、往年のメンバーが1人の欠けもなく集まれる事自体が「幸せ」なんですよね。でも、マネージメントや関わる人間、ギャラ等の関係で、すんなり「やってみっか!」という訳に行かないバンドも少なくないのでしょう。
こんにちは / URL / Edit
2009.08.21 Fri 23:25  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、こんばんは。

ポール・ロジャースの掛け声、そうですよね。それを含めての抜きん出た歌唱力、表現力なんですよね。

>ウィキぺディアによると7人兄弟の4番目だそうで、

年に数回、仕事でお会いする方(日本人です)が昔ポールの隣に住んでらしたとかで(ロンドン市内です)、以前大家族のことや日本人の奥方についてのハナシをちょこっと聞いた覚えがあります。

再結成バナシですが、こんな風に考えるようになったのはつまり僕自身が年を取ったからなんでしょうね。動機や目的がどうのより、肝心なのはそれを聴いた、観た自分自身がどう感じるか、ですよね。

漠然とですが、数年後あたりからそんな将来を見据えた何かしらの動きが出て来るんじゃないかと(妄想か?)思っています。で、そういった動きは必ず連鎖を生みますから、その先にロックを聴いてきてよかったと心の底から思えるような大きなヨロコビがいくつも待っていてくれると嬉しいなぁ、などと(やはり妄想か?)思ったりするんですが。
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