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西方徘徊 064:THE BEATLES 『A Collection Of Beatles Oldies』Dr. Ebbetts Series

今回はちょいと目先を変え、僕が初めて聴いたビートルズのアルバムのことを書いてみたいと思います。

『オールディーズ』はビートルズ活動期唯一のコンピレーション・アルバムである。 1963年から1966年までのシングル曲とアルバム収録曲からの選曲、また当時英国で未発表曲であった『バッド・ボーイ』(米国では米国編集のアルバム 『ビートルズ IV』で発表済)が収録された。英国と英国編集の国のみで発売され、米国や米国編集の国では発売されなかった。当時の英国盤にはビートルズは年間2枚のアルバムを制作する契約だったが、1966年のビートルズは『リボルバー』完成後にアルバムを制作せずオフに入ったため、パーロフォンが企画したものだった。

日本盤では "A BEATLES COLLECTION OF OLDIES" という誤ったタイトルが盤面と背表紙にクレジットされており、日本・韓国盤以外の裏ジャケット(来日時にホテルで撮影された写真)は裏焼きとなっている。

1987年から始まったCD再発ではCD化されず、オリジナル・アルバムとオリジナル・アルバム未収録曲はCDシングルおよび『パスト・マスター ズVol.1』『同Vol.2』でCD化された。2009年現在も『オールディーズ』は未CD化である。

「オールディーズ(アルバム)」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より 2009年10月10日 (土) 15:41 

ご多分に漏れずというか、この『オールディーズ』が初ビートルズLPだったという方多いんじゃないでしょうか。ただ僕の場合は買った訳ではなくて。

かれこれもう35年近く昔のことになりますが、当時半ば競うように聴き、情報交換をしていた同い年の洋楽仲間がいました。父親がピアノとギター、母親が声楽、自身も幼少の頃からバイオリン教室に通うなど、音楽が身近にある環境に育ったせいか、彼が好きな曲について語る時の独特な視点は聞いていて面白く、またこの頃は好みが似通っていたこともあり、尽きぬ音楽バナシによく花を咲かせていたものです(余談ですが彼の妹は後にかなりの人気を博する某アイドルユニットのメンバーになります)。

またどちらかと言えば裕福な家庭でもあったので、家には既にステレオコンポがあり、遊びに行く度に?増えていた新しいシングル盤を垂涎の眼差しで見つめていたことも思い出します。”これすげーイイから聴いてみてよ” そんな感じで彼の家で初めて知った曲も数多くありましたね。そうそう、それまでは雑誌の広告でしか知らなかったアナログブートなるものを初めて見せてくれたのも彼でした。


ある年ある日のこと、彼に集まったお年玉でカセットデッキを買いたい(!)から一緒に秋葉原に行こうと誘われました。でその時彼が買ったのがシルバーの面構えもまばゆいSONY製のデッキ。と一枚のLP。

僕が初めてアルバム単位で聴いたビートルズはその時カセットデッキと一緒に彼が買った『オールディーズ』とまあそんなハナシなのです。

当時の僕はといえば、その2年程前に突然父親が買ってきたナショナル製のラジカセを独占し、FM放送を聴いては録るといった日々を送っていましたが、彼がそのデッキで録音してくれた音はラジカセで聴いてもFM放送を録ったそれとは音の密度がひと味もふた味も違う。同じビートルズの曲でも雰囲気が異なって聴こえるんですね。おまけに曲が途中で切れることもないし、アナウンスも被らないし、家の近くをクルマが通った時に決まって入っていたマルチパスノイズもないし、てな具合にいい事ずくめで、以来飽きもせず毎日こればかり繰り返し聴いていた憶えがあります。

SONY_TC.jpg
イメージ画像

残念なことに未だCD化されたことのない『オールディーズ』ですが、将来的なリリースの可能性は決して低くないと見ているんですがどんなもんでしょう。どうせ出るなら紙ジャケが良いですよねやはり。その時裏側の写真はどっちを向いているでしょうか。他にも『ロックン・ロール・ミュージック』や『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!(アット・ハリウッド・ボウル)』など、公式にCD化してほしい作品はまだまだありますね。

という訳で、そんな未リリースの影に裏盤有り、ってことで今回はこんなブツを取り上げてみます。

oldies.jpg

Dr. Ebbettsシリーズ。ハイスペックなオーディオ機器で再生したコンディションの良いオリジナル盤をCD化、そんな簡単な説明で事足らしてはいかんのかも知れませんが、何せその存在は知りつつも、これまであえて手を出さずにきたシリーズです。

それが何故かと言えば、制作ノートがある訳じゃなし、いや仮にあったとしても結局は正体のよくワカラン裏のブツ。しかもCDで聴く訳で、それを真に受けてこれがオリジナル盤の音か、てなことになっちゃいかんだろ、とただそれだけのハナシ。

なのに今回その禁を解いてしまったのは、結局はリマスター盤の内容に満足していたのが理由じゃなかろうかという気がしています。上手く言えないんですが、帰る場所がちゃんと出来た今なら、知らぬ怪しい場所にふらり出掛けてみるのも悪くないか、そんな感じ?(苦笑)

例によってMP3フォーマットなので ”あくまで参考程度にどうぞ” ですが何曲か貼り付けてみました。モノとステレオのUKオリジナル盤を元に制作されたとのことですが真相やいかに? 音質的にはなかなかよく出来ていて、針音もなく、音圧も割合しっかり出ていますが、ステレオ版「恋を抱きしめよう」の1'33"のところに音飛びがあります。

がしかし、個人的には今回のテーマは音質よりもその曲順。当時何度も繰り返し聴き刷り込まれたその曲順。なら今回のリマスター盤から寄せ集めてCD-Rにでもすれば良かったじゃないかと気付いたりもしましたが(苦笑)、とまれ、あと単曲としてはこのLPで初めて聴いた「Bad Boy」がポイントでしょうか。最初聴いた時のまるで鬼っ子のような違和感が、その後自身の中で大きく変わって行き、いつしか最高のR&Rとして刻まれている。聴く者の耳を釘付けにするざらついた声とファルセットの絡ませ方の妙、ゾクッとくるシャウトとソレを入れるタイミング。特徴のある音色を聴かせるギターも相当印象的ながら、とにかくジョンの歌が凄いです。
『A Collection Of Beatles Oldies』
01. She Loves You
02. From Me To You
03. We Can Work It Out
04. Help!
05. Michelle
06. Yesterday
07. I Feel Fine
08. Yellow Submarine
09. Can't Buy Me Love
10. Bad Boy ※ UK Mono  (Disc 1 : L) & UK Stereo (Stereo : R)


11. Day Tripper
12. A Hard Day's Night
13. Ticket To Ride
14. Paperback Writer
15. Eleanor Rigby
16. I Want To Hold Your Hand

oldies_r.jpg
『A Collection Of Beatles Oldies』
DBM-013A/B 日本語帯付プレス2CD
購入店:西新宿BTR 4,200円

実はこれ意外にも2つ、いや3つばかり買っちゃってるんですが、それらについてはまたいずれ(苦笑)。
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