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西方徘徊 074:RAINBOW 『An die Freude ~ 歓喜の歌』 1978年1月17日 大阪

ライン録音ではないけれど、文字通りのオーディエンス録音でもない。どういう事かと言うと、例えばバンドのメンバーや関係者がステージ上にレコーダーを持ち込み録音したものが流出しブート化、なんてパターンがあったりします。

実は今回のブートを初めて聴いた時、まず思ったのがソレ。とにかくリッチーのギターがやけに近く(その分ヴォーカルを含む他パートは”若干”オフ気味)、そのギラリとした鋭い音と相まり刺激的なことったらない。音像的にはまるでステージの向かって右側から中央にマイクを向けて録ったように聴こえるんですが(オーディエンスノイズがやや左ch側に寄っています)、全編一貫してそうという訳ではないし、単に客席前方から録ったオーディエンス音源に違いないと思いますが、製作サイドは当初コレをライン音源と判断したらしく、裏ジャケに「Soundboard Recording」の表記があります。加えて初登場音源という触れ込みも、どうやらアナログブート時代から出回っていたソースというオチが付いたようで。結局そこへ独自のマスタリングを施し、音の迫力を増大させたという事のようです。

an_die_freude.jpg

収録されているのは、1978年に計16回公演で組まれた2度目のジャパンツアーから6日目、1月17日大阪厚生年金会館での演奏です。16、20日と合わせ、3デイズとなった同会場公演の内、何でもバンドがアンコールに応えたのはこの17日だけだったそうで、まずはリッチーのご機嫌が良かった17日の大阪、という位置付けがされているようです。ちなみに本編最後の「Still I'm Sad」終了後、アンコールに応えるまでの間、わずか20秒。シームレスに編集してあるだけで実はカットありというのであれば別ですが、そうでないのならこんなところにもリッチーのアゲアゲな様子が現われていると言って良さそう。

で、そう意識して聴くと確かにオーディエンスの反応が速く、しかも的を得ているようで(「Catch The Rainbow」での手拍子はいらんと思うけど)、例えばクッション的にやんわりと聴かせる「Blues」あたりでも盛んにメンバーの名を連呼するなど、いい具合の交感ムードがバンドに好影響を与えているってのはあるのかも知れないですね。

an_die_freude_is.jpg

なんて、パッとしないこと書いてますが、とにかく今回の音源で個人的に強調したいのが、音の気配がただごとでないということ。過入力による歪み、バンド全体がフルテン状態で鳴っている時は音が飽和してしまい(その結果ドラムの音が埋もれ気味になってしまうのが残念)、聴き辛く感じる部分もありますが、 音塊という語が相応しい重厚な響き、バンド全盛期のスケール感をまんま捉えているようなダイナミックな部分も随所にあり、そこは格別の味わいがあります。

で、こんなこと言うと思い切りツッコまれそうですが、音自体の持つスリル、インパクトのデカさという点ではあの『雷神』をも超えているというのが個人的な感想です。改めて、ブートの場合特にそうですが、音の”質”が聴く側の印象を大きく左右する、という分かりきった事を痛感した次第。

という訳で、こんなスリリングな音源を聴いていると、”なんでリッチーが三大ギタリストの中に入ってないんだろ?”などと訝しがっていた遠いムカシをつい思い出したりして。とまれ、『雷神』の入手が難しくなってしまった今、リッチー/ロニー/コージーの三頭時代で何かひとつ、ということなら(ろくに数こなしてもいないクセに)まずはコレでしょ、と書いて逃げたい、もとい締めたいと思います。

Live at Koseinenkin-Kaikan (Wel City Osaka), Osaka Tuesday 17 Jan 1978
Disc 1
01. Opening
02. SE : Over The Rainbow
03. Intro.
04. Kill The King


05. Mistreated
06. Greensleeves (traditional)
07. 16th Century Greensleeves
08. Improvisation
09. Catch The Rainbow
10. Improvisation
11. Catch The Rainbow (reprise)
12. Long Live Rock And Roll

Disc 2
01. Intro.
02. Lazy
03. Man On The Silver Mountain
04. Guitar Solo
05. Blues
06. Bass Solo / The Silver Mountain
07. Starstruck
08. Man On The Silver Mountain (reprise)
09. Keyboard Solo
10. Improvisation
11. Still I'm Sad
12. Beethoven Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125
Keyboard Solo
14. Tchaikovsky - 1812 Overture (finale) / Cozy Powell Drum solo
15. Still I'm Sad (reprise)
encore:
16. Guitar Improvisation
17. Do You Close Your Eyes
18. SE : Over The Rainbow

Ritchie Blackmore - Guitar
Ronnie James Dio - Vocal
Bob Daisley - Bass
David Stone - Keyboards
Cozy Powell - Drums

*MP3Tube : 16bit/44.1KHz 128kbps

an_die_freude_r.jpg
『An die Freude ~ 歓喜の歌』
Tarantura TCDRAINBOW-7-1, 2 2009
ステレオ・オーディエンス録音音源使用 紙ジャケット仕様 プレス2CD
購入店:西新宿P 7,800円
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Comment
2009.11.16 Mon 21:57  ファブギアマン #2fj95qD6
 こんばんは。ちなみに『On Tour 1978/Starstruck』は、ディスクの1枚目が60分55秒、2枚目が59分08秒です。差異はありますかね? 
こちらは、音が割れ氣味の箇所も多々ありますね。

 『beatleg』のバックナンバー(ちなみに、今年5月号です)を見ていたら、広告に「Unreleased Master!」とありました(苦笑)。

 この日は、「STILL I'M SAD」の前のキーボードソロが少々まとまりがない印象も受けますね。例えていうなら何かの音をサンプリングして、どんな音なのか、試しに弾いてるだけじゃないか? と感じないでもない所もあったりして。
 ネットでデヴィッド・ストーンの消息を調べましたが、現在のところ不明です。今では、同名異人のマジシャンがいるんですね。

 また、氣になっているのが、コージーのドラムソロがミョーに短い事ですよね。収録時間を考えても、編集したとも思えないし、編集の跡もないし(シロウトの耳なんで、分かりませんが)。リッチーの悪戯で、「1812年」を早めに流したのかな‥‥と。翌日の1月18日(水曜日)には京都公演が控えておりましたが。

 話を本作に戻すと、このリッチーの写真は78年日本ツアーの初日公演(1月11日・水曜日、名古屋・市公会堂)を収録した『BRAIN SLOWLY DIES』(意味不明なタイトルですね)と同じですね。アンコールの「DO YOU CLOSE YOUR EYES」前のアドリブもあまり聴かれないパターンと思われ、十分に、いや、十二分にカッコいいです。また、聴いてみて下さい。

 ところで、『ON STAGE』は見つかったでしょうか? 久々に聴くと、編集バージョンの「STILL I'M SAD」にはズッコケますね。キーボードソロからドラムソロに入る筈が、リッチーのギター・リフで(苦笑)。
こんばんは / URL / Edit
2009.11.16 Mon 23:17  ケーン #Jb4xbG8M
たどんさん、こんばんは。ワタシも鼻息荒く購入いたしました。
SBDでなくAUDだった!初出ではなく既発(有名なのですか?)音源のバージョンUPだった!など話題の本作ではありますが、コージーパウエルのドラムスが少々、引っ込み気味なのが残念ですが、音全体のクリアさ加減は雷神をも
凌いでいると感じます。臨場感バツグン、迫力十分、演奏も最高。この日を初めて聴くワタシはスンゴクお気に入りです!!!この後、発売時期は?ですが同店から以前よりインフォされてます78、6CD BOXがどうも発売されるような感じですので、こちらも期待しております。(楽しみな反面、この店の6CDBOXとなると非常に財布にキビシイ価格となりそうなので、今から準備が必要です。トホホ・・)
 / URL / Edit
2009.11.16 Mon 23:24  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、毎度です。

差異はないと言って良いでしょう。D1が60'56"、D2が59'09"です。歪みは結構ありますね。「Mistreated」のイントロに入る前、アドリブで聴かせるギター独演の部分ですら割れる箇所がありますから。が、強引に言ってしまえば、そんな歪みですら、大部分が迫力や凄みに直結していると感じられます。まぁ、あくまで個人的な嗜好ってやつでしょうけど。

コージーのソロが短いのは確かに不思議ですね。で、リッチーの悪戯って線は大いにアリかも知れないですね(笑)。

『Brain Slowly Dies』は中古盤を店頭で見たことがあります。妙なタイトルだな、と感じた事を覚えています。確か裏がギタークラッシュの写真になっていたような。その時はしばらくためつすがめつしましたが、結局棚に戻してしまいました(苦笑)。機会があったら聴いてみますね。

『On Stage』は依然行方不明です。他にもザ・フーを数点買い込んだので、既発との聴き比べをしようと探しているのですが、何点かどうしても出て来ません。一体どんな状態で保管しているのか?と突っ込まれそうですが、他人様にはとてもお見せ出来ない状態になっとります(苦笑)。

が「Still I'm Sad」の件ならよく分かりますよ。これ随分昔から編集の疑いがかけられていて(事実そうだった訳ですが)、それがすんなり頷けるような、いかにも編集しましたみたいな唐突さがありますよね。
 / URL / Edit
2009.11.16 Mon 23:47  たどん #AZV5XfxQ
ケーンさん、こんばんは。

おお、お気に召されましたか。僕もこの音源は今回初めて聴いたんですが、インパクトの大きさはかなりのものですよね。確かにドラムの音の引き具合がちと物足りないのですが、それを補って余りあるギターとバンド総体としての勢いというか、かなり突っ込み気味で疾走するところなんざ、正直鳥肌が立つところもありました。

78年の6CD箱って風神、初陣と同じテーパーの音源ですよね。武道館3デイズでしたっけ?う~ん、困ったぞ(苦笑)。
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