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西方徘徊 086:PINK FLOYD 『Definitive Rave Master』 1975年6月18日 ボストン

ようやく月一枚程のペースでLPを買えるようになった10代後半の頃、連続買いをする程にハマったのがピンク・フロイドでした。ジャケットのデザインやタイトル、雑誌のレビュー、視覚的インパクトの強いステージの写真、そしてバンド名ですら大いに好奇心を刺激してくれた記憶があります。ブラックでもレッドでもなくピンク。何やら匂い立ってくるシュールなムード。

最初に買ったのはご多分に漏れず『狂気』でしたが、友人が持っていた『炎』はダビングで手に入れ、以降『原子心母』『おせっかい』『モア』と追い、当時の最新作『アニマルズ』へ。

その後『神秘』に流れる筈が(2枚組の『ウマグマ』は高くて手が出なかった)、当時廉価仕様で再発されていた(1,500円だった筈)ロジャー・ウォーターズ(&ロン・ギーシン)の『ボディ(肉体)』に手を出した挙げ句迷宮へと突き落とされる、てな具合(笑)。1st『夜明けの口笛吹き』を聴くのはまだ先の話。


という訳で、此度のお題は当ブログ初のピンク・フロイド。その音の良さからいわゆる定番音源として定評のある1975年6月18日、ボストン・ガーデンでのライヴを収録したブツであります。

時期的には『アニマルズ』制作前の演奏ですが(アルバムリリースは77年1月23日)、彼らはライヴ演奏を通して曲を練り上げて行くケースが多く(それゆえブートの面白いグループでもある訳ですが)、この日のライヴも「Raving And Drooling」(→Sheep)「You've Got To Be Crazy」(→Dogs)といったいわばプロトタイプな2曲(元々は『炎』に収録される予定だったと言われています)からスタートしています。

definitive_rave_master.jpg

で、この日の音源としてはこれまでスティーヴ・ホプキンスという人物が録ったソースがその代表として長らく君臨してきましたが、今回はそれを超えるクオリティで登場。録音者は今年の中頃からトラッカーサイトを中心に突如として音源が出回り始めた、今や「米東海岸のマイク・ミラード」と称されているMr. ダン・ランピンスキー。その盤化も今回ようやくフロイドの番が回ってきたようで、リリースにあたりピッチ調整と既発ソースによるカット部分への補填(後述します)が施されているとのこと。

ちなみにこのダン氏、ソニーのカセットデンスケとECM-99Aというワンポイントマイク、そしてマクセル製のテープを使っていたそうで、優秀なオーディエンス音源とはそんな優れた機材の使用と録音場所の確保なんぞを含めた、飽くなき情熱の賜物なのかも。しかしコレ一体どこで録っているのか、他の客のものらしき話し声が所々で聞こえてくるので客席に違いないとは思うものの、とにかく音の近さ、クリアさがハンパじゃありません。

ちなみにウチのイヤホンではギターの音が耳に刺さってイタいトコがあるのでスピーカーからのリスニングに切り替えてみたらこれがなかなかいい感じ。そう考えるともう少し低域を持ち上げるなどの補正がされるとより良かったかも。なんてもちろん自己中な見解ですけど。
では1曲、手持ちの2つの既発タイトルと今回の主役盤を聴き比べてみました。4曲目に演奏された「葉巻はいかが」。

definitive_rave_master_s.jpg rave_master_s.jpg raving_and_drooling_s.jpg

L : 『Definitive Rave Master』 Sigma 52 プレス3CD
C : 『Rave Master』 Sigma 3 プレス2CD
R : 『Raving And Drooling』 Watch Tower WT2004134/135 プレス2CD
※ 『Rave Master』と『Raving And Drooling』は同ソース使用(※マスタリングは異なります)

 
こうして改めて聴いてみると密度の濃い既発の音も悪くないと言うか(特に右のWT版)、かなり良いじゃないすか。

なお、既発ソースによる補填については、3曲目「狂ったダイアモンド(第1部)」の6'22"~6'30"と5曲目「同(第2部)」の2'26"~2'50"のカット部分に上記『Rave Master』のソースが使われています。また「Us And Them」の出だし部分にも15秒程の欠けがありますが、そこにはどういうわけか補填がされていません(ひょっとして忘れちゃった?)。
Live at Boston Garden, Boston, MA, USA - June 18, 1975
Disc 1
01. Raving And Drooling
02. You've Got To Be Crazy
03. Shine On You Crazy Diamond Part 1-5
04. Have A Cigar
05. Shine On You Crazy Diamond Part 6-9

Disc 2 : Dark Side Of The Moon
01. Speak To Me
02. Breathe
03. On The Run
04. Time
05. Breathe (reprise)
06. The Great Gig In The Sky


07. Money
08. Us And Them
09. Any Colour You Like
10. Brain Damage
11. Eclipse

Disc 3
1. Audience
2. Echoes

definitive_rave_master_r.jpg
『Definitive Rave Master』
Sigma 52
ステレオ・オーディエンス音源収録 プレス3CD
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Comment
2009.12.24 Thu 23:50  大介(東京都) #nx3aWTik
たどんさん、こんばんは&メリー・クリスマス!

先ほど昨年のクリスマスはどう過ごしていたのかなと自分のブログをチェックしたら、クリスマスの記事にたどんさんが「ブログはじめます」宣言されてましたので、1年経ったんだなと思いました!
おめでとうございます、継続は力なり、これからも楽しいことございますよ!

そしてこれが噂のDAT級の音質のフロイド・ブートですか~、これは欲しくなりますね。実際に聴いてみて驚きたいです。週末は¥15,000ほどいっちゃいそうです(苦笑)

来年はブート懇談会でもやりますか~、僕のブログ仲間でも下は未来ある二十歳の青年から僕らの年代までと幅広いトークが出来そうです。お酒が飲めなくても、美味しい食べ物でカバーします(笑)
祝1周年おめでとうございます / URL / Edit
2009.12.25 Fri 07:24  ファブギアマン #2fj95qD6
 おはようございます。日本の音楽メディアには殆ど登場しない(苦笑)ロイ・ハーパーの消息が氣になるところですね。『beatleg』vol.20の記事によると、リックがやや不調のようです(もっとも、あくまでスティーブ・ホプキンス版のみの印象でしょうが)。「US AND THEM」頭での欠落ですか、何ヶ月かしたら、補完してまた出たりして(?)。
おはようございます / URL / Edit
2009.12.25 Fri 12:41  たどん #AZV5XfxQ
大介さん、こんにちは。

思えば一年前、初めてコメントを下さったのも大介さんでした。ホント心より感謝しております。ええ、「継続は力なり」何事も、ですよね。

フロイドの場合3枚組が多いのでその分値が張りますが、これは聴いてみる価値のある一品だと思いますよ。で、僕も今週末同じ額ほど行ってまうかも(苦笑)。EC、ベック、ポール、U2の最新映像も気になってるんですよね。

懇親会ぜひやりましょう。楽しみにしてますよー。

では大介さん、良いクリスマスを!
 / URL / Edit
2009.12.25 Fri 12:53  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、こんにちは。

そういえば、実際にロイ・ハーパーがゲスト参加したライヴ音源も出回ってるんですよね。

リックの不調、例えばSOYCDのPt.6-9で音運びがたどたどしく感じられるところなど、どうも機材が悪さでもしてるのかな、と思っておりましたが。

>何ヶ月かしたら、補完してまた出たりして(?)。

ふむ、そしたらディスク交換してくれ、と言ってやり、いえお願いしてみます(苦笑)。

ではファブギアマンさん、良いクリスマスを!
 / URL / Edit
2010.01.14 Thu 21:12  lee #.d.9hHpg
はじめてコメントいたします。実は大分前から愛読者でした。ジェフ・ベックについてこれだけ詳しいブログは無いので、大いに参考にさせていただいておりますし、実際、紹介されたものを相当数、購入しております。
さて、ピンク・フロイドのブートは今まで買ったことがなかったんですが、興味はありました。最初の一枚として良さそうだなと思っておりましたが、実際、買ってみようかと本格的に思い始めて来ました。未購入のジェフ・ベックのブートと一緒に。
 / URL / Edit
2010.01.14 Thu 23:26  たどん #AZV5XfxQ
leeさん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。

多少なりともお役に立てているのでしたら書き手としてこれにまさるヨロコビはありません。が、それでも未聴の音源は数多くありますし、求める情報が集まらずもどかしい思いをすることも多々あります。ですので、何か美味しいネタなんぞありましたらぜひ教えてやって下さい。

僕の聴き方、というと何やら大袈裟な気もしますが、活動の節目節目でまず定番とされる音源を入手し、そこから気の向いたところに分け入って行くパターンが多いんですが、そんな意味でも今回のフロイドはお薦めできる一品だと思います。

>未購入のジェフ・ベックのブートと一緒に。

お、ソレは一体何ざんしょ?(笑)。

ではまた気の向いた時にでも覗いてやって下さい。今後ともよろしくお願いいたします。
 / URL / Edit
2010.01.15 Fri 18:42  lee #.d.9hHpg
「Sling Shot」と、「Doin' That」です。あと、「Definition Of Blow」が微妙なんですが。1万円以上買うと送料が無料になるので買おうと思っていたんですが、ピンク・フロイドを買えば1万円超えるので、次の機会でもいいかなと。
あ、新タラのRAINBOW広島も予約してます。RAINBOWブートも初です。
 / URL / Edit
2010.01.16 Sat 13:02  たどん #AZV5XfxQ
leeさん、こんにちは。

>「Sling Shot」と、「Doin' That」

なるほど、どちらも名演奏&高音質ですね。

昨日はフロイドの71年モントルーを買ってきました。以前から定評のある音源ですが、個人的にはコーラスとブラスが加わった最後の「原子心母」を収録している点が肝。いずれ近い内に(ホントか?)既発との比較をしてみたいと思っています。

あ、一緒に買ったのはレインボー76大阪のSBDです。新タラの広島は素晴らしいですよ。よかったらご感想聞かせて下さい。
 / URL / Edit
2010.01.17 Sun 12:04  ファブギアマン #2fj95qD6
 こんにちは。横レスっぽい感じですが(苦笑)、レインボーの76年大阪、いかがでしょう? どこかに全編収録したテープがあるのではと思いつつ、氣になっております‥‥。
こんにちは! / URL / Edit
2010.01.17 Sun 12:48  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、こんにちは。

『On Stage』が出てきたので(爆)、今晩客人が帰った後にでもじっくり聴き比べてみるつもりです>「Catch The Rainbow」。次の書き込みはソレで行きますのでよかったらまた覗いてやって下さい。
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