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西方徘徊 090:BLACKMORE'S RAINBOW 『極楽蝶 -Ave Maria-』 1976年12月14日 広島

音塊、ただならぬ殺気、仁義なき戦い広島死闘篇。僕はただもう向かってくる音に蹂躙されるだけ。けどそれが何だか嬉しい、という。

歪みの少ないクリアな音じゃなきゃとか、バランスがどうの、曲欠けが有るの無いの、今度ばかりはそんなことがどーでも良く思えてきます。要は聴いてどう感じるか、ですよね(ちなみに曲中の欠け無し&終演アナウンス入りの完全収録版になってます)

では音が悪いのかと言えば、否。けれどこの音はそんな紋切り型の尺度で語ることを拒むようでもあります。がそれでも言うならバツグンの高音質。歪み?ワリとあります。けどそれは当然。だってたかだか二千人弱の収容能力しかない会場で爆音が鳴っていた訳ですから。むしろ個人的にはそれがかえって良い塩梅というか、ハードロックを正しくハードロックとして聴かせる、オフィシャルも敵わぬ凄みがこの音にはあると思います。

という訳で、ヘッドホン&大音量で聴きながらぽちぽちとキーを叩き始めましたが、実は聴き始めてからこれで3度目のリピート。音がワタシを離してくれません。

ave_maria.jpg

聴き覚えのない未発表曲、けど会場の誰もが即ノックアウトされたに違いない「Kill The King」。コージーのドラムが先導する硬質な音の厚み。けどそれだけでなく見通しの良い奥行き感もある。それがイントロのアタック部分からも感じられると思うんですが、ココがこの音源の大きな特徴だと思うんですよね。よく聴けば全パートかなり良好なバランスで鳴っているんです。

このバスドラの音は一体何!?な「Mistreated」。その音に合わせて雄叫びを上げる観客。実際この音源でのコージーのドラム、特にバスドラはとても気持ちのよい音で録られています(なのでドラムソロもかなり聴き応えアリ)。

リッチーがテープエコーを効かせて「Greensleeves」を爪弾く間ですら当地の客はやかましい(笑)。左chからぼそぼそと聞こえてくるチャットもこんな部分でだと気になるし、例えば「Catch The Rainbow」でリッチーが独演する部分など、結構ヒスノイズが目立ったりもするんですが、この音の気配の前ではどれも小事に過ぎずと言い切ってしまおう。
 
バンドに格別な勢いを感じるのもこの音質のおかげでしょうね、特に後半の畳み掛けなんぞ筆舌に尽くし難いです。「Stargazer」「Still I'm Sad」そして「A Light In The Black」で〆るという3連弾。特にアンコールナンバーの「A Light~」が凄まじい。ブレイク後のソロでリッチーがフィードバックをキメた後に再びバンドが文字通り一丸となって攻め立てて来るところなんざ、マジで悶絶。で勢い余ってかエンディングのユニゾン部分でタイミングが合わずとっちらかっちゃうんですが、それもまぁ小事(笑)。

ちなみにこの日は「Do You Close Your Eyes」が演奏されなかったのでギタークラッシュは無し。けどそれは他の音源で聴くからよろし。それよりも「Stargazer」と「A Light In The Black」の両方を楽しめる本音源の一粒で二度おいしいところを僕は買いたい。
Live at Hiroshima-shi Koukaido, Hiroshima, Japan - 1976.12.14
Disc 1
01. Setting / Tuning
02. Opening
03. Over The Rainbow
04. Start
05. Kill The King


06. MC
07. Guitar Solo
08. Mistreated
09. MC
10. Greensleeves
11. 16th Century Greensleeves


12. MC / about Rainbow Arch
13. Catch The Rainbow
14. Band Introduction
15. MC
16. Lazy
17. Guitar Tuning
18. Lazy
19. Ave Maria
20. White Christmas
21. Man On The Silver Mountain
22. Improvisation
23. Man On The Silver Mountain
24. Starstruck
25. Man On The Silver Mountain

Disc 2
01. MC
02. Keyboard Solo
03. Stargazer
04. Guitar Solo
05. Stargazer
06. Still I'm Sad
07. Keyboard Solo
08. Drum Solo


09. 1812 Overture
10. Still I'm Sad
Encore :
11. Guitar Solo
12. A Light In The Black
13. Guitar Solo
14. A Light In The Black
15. Over The Rainbow
16. Announcement

Richie Blackmore - guitar
Ronnie James Dio - vocals
Jimmy Bain - bass
Tony Carey - keybords
Cozy Powell - drums

なお、ジャケットの内側に録音データが記されていたので一部転載します。

録音者:Mr. Peach (サポート無し)
録音機材:ソニー・カセットデンスケ TC3000SD 1976年(昭和51年)発売当時価格:定価74,800円
録音メディア:ソニー・カセットテープ C-90Duad x 2 (Dual Layer Casette)

2層塗りDuad、あな懐かし。

ave_maria_r.jpg
『極楽蝶 -Ave Maria-』
Tarantura TCDNIJIFUNE-8-1, 2 2009
ステレオ・オーディエンス録音音源収録 プレス2CD
購入店:西新宿P 7,800円
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Comment
2009.12.29 Tue 22:22  ケーン #Jb4xbG8M
たどんさん、こんばんはです。このタイトルは、本当にスバラシイですねー!!
凄すぎて、ボキャ不足のワタシ、本作を適格に表現できる言葉がうかびません。P店が自信満々でリリースするのも納得です。以前ではリッチー、ロニー、
コージー以外のメンバー音がOFF気味な音源が多い気がするのですが
本作はAUDながらミックスダウンした?と言いたいくらい、音質良く、各楽器バランスが良いです。数をこなしていないのですがRAINBOW音源でいつも思うのは時折、誰かが不調の場合もあるのかもしれませんが、基本、どのLIVEでも全力投球、手抜き無しのプロ根性姿勢が素晴らしいと思います。ですから、音質がそこそこ良ければ、どの音源も素晴らしいんですよね!!78BOXも欲しいのですが、今のところ既発のトライアンフ&トラジェディ聴きながら様子見です。
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2009.12.30 Wed 01:24  たどん #AZV5XfxQ
ケーンさん、こんばんは。

ケーンさんは当然入手されていると思ってました。これホント素晴らしいですよね。

こんな優良音源のおかげで今年はレインボー再評価の年になりました。僕の場合はロニー在籍時に偏ってますが、おっしゃる通りどの演奏もボルテージがとても高いので聴き応え十分。レインボーがブート界のトップランナーである所以に触れた気がします。

78年の6CDBOX、音質がどうなのか気になりますが、ここからは来日モノに限定せず、レーベルにも拘らず、他のよさげな音源にもあたってみたいと思っています。
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2010.01.01 Fri 11:18  大介(東京都) #nx3aWTik
聴いてみてびっくりです。デンスケ&カセットであれだけの音が録音できちゃうんですね。
とにかくレインボーのバンド・アンサンブルは素晴らしい。
リッチー独裁バンドではございますが、これだけ素晴らしい演奏を繰り広げますとバンドに対する見方も変わりますね。

今年はせめてモンスターズ・オブ・ロックの全貌がオフィシャル化されたら嬉しいですね(1曲だけオフィシャル化されましたが)
素晴らしい内容ですね! / URL / Edit
2010.01.01 Fri 23:54  たどん #AZV5XfxQ
大介さん、こんばんは。

コメント&TBありがとうございます。

細かいブブンに耳をやれば色々と気になる所もあるんですが、そんな行為を野暮と思わせる音ヂカラがありますよね、コレ。

個人的にはこの頃の音が一番好きですが、考えてみたらボネットも好きだし、ということで以前大介さんが記事にされていた『Monsters Of Rock 1980 Definitive Edition (2CD+1DVD)』が俄然気になってきましたよ。
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2010.01.28 Thu 08:43  ファブギアマン #2fj95qD6
 たどんさん、おはようございます。本タイトル、聴きました。昨日は札幌で例の事故が起こった日ですね。同日のブート『COLD WINTER』を聴きましたよ。マスターによっては、この広島公演より客の罵声(怒号?)が酷いですねぇ。さて、本タイトル。

 僕はただもう向かってくる音に蹂躙されるだけ。

 ですかぁ、ええ、おっしゃりたい事、十二分に分かります、察知しますよ! 分離は今1歩、いや、今0.5歩かなというまさしく「音の塊」。コージーよ、もう俺をどうにでもしてくれい! って感じです(爆)。既発の『A LIGHT IN THE BLACK』(2CD/SONIC ZOOM 2003/2004)の収録時間は57分09秒/44分42秒なのに対し、こちらは60分42秒/62分02秒と、多少のピッチの狂いを考慮に入れても圧勝。前者はジャケットのカッコ良さでは上かもしれませんが、「お役御免」かなと‥‥。

 ブートも長年購入していると、実際問題、感動というものが薄れて来ますよね。でも、こういったブートが出て来ると、掘り下げて聴いていて良かったなと感じます。「聴き比べ」をする為にCDを買う訳ではないですが、氣がついたらすぐそこに極上のブートが山ほどある世代には味わえないであろう、醍醐味でしょう。すぐに手に入ったら、やはり、感動も薄いんです。ジャケ買いしたのに外したとか、クレジットされてるのに曲が収録されてない(爆)といった、“困難”と、自分なりに情報を収集しつつ購入を続ける“努力”(はたまた“精進”?)、「水・雨」と「空気」があってこそ、初めて“虹”が見られるように‥‥(上手いッ)。

 こんな事を書いていると、もうすぐ『beatleg』が出る事にもワクワクですネ。
お / URL / Edit
2010.01.30 Sat 18:53  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、こんにちは。

コレを聴いちゃうと嘗てあれほどハマった『On Stage』ですら小粒というか、薄味に聴こえてきてしまうのですから、げに恐ろしきはブートなりって感じですね。

感受性の強かった時期に、例えばパープルの『ライヴ・イン・ジャパン』や「胸いっぱいの愛を」といったハードなヤツを初めて聴いた時の衝撃というのは感覚的には強姦されているようなものでしてね。また、未だにブートの世界から抜けられないのも(今となってはもう抜ける気もありませんが)公式盤では体験出来ないスリルにヤラれちゃった(そんなブツを買っているという行為へのそれも含め:苦笑)のが大きい訳で。

感動の度合いが、ということになると個人的にはどうしても年取ったからとか、まとめ買いが出来るようになったからとか、個人的な事情に目が向いてしまいます。

>クレジットされてるのに曲が収録されてない

同じテイクが2度入ってるなんてのも(笑)

Beatlegは今日発売でしたね。「~CDブートバブルから20年~ブートレッグ最盛期を振り返る」。とても面白そうですが、何やら寂しげでもあるなぁ。

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購入日   2009年12月31日 購入場所 西新宿P 購入価格 2プレスCD¥7,800 備   考 1976年12月14日 広島市公会堂でのライヴ、ステレオAUD録音 改めて新年明けましておめでとうございます。 新年一発目は西新宿ネタでスタート!みんな待っていたかな? 大 2010.01.01 11:09
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Author:たどん
神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
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アタマ冷やせば?とかよく言われます

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