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西方徘徊 100:ERIC CLAPTON 『夜の窓 YORU-NO-MADO』 1977年9月29日 京都

リリースからだいぶ日が経ってしまいましたが、新たに購入したブートを取り上げる「西方徘徊」100回目の今回はエリック・クラプトン1977年9月29日の京都公演(計8回公演の3日目)を完全収録したタイトル。レーベルは新タランチュラ(もうこの ”新” は無くていいかも)、タイトルは『夜の窓』とな。

yoru_no_mado.jpg  

盛大な拍手と指笛。既にメンバーがステージ上に陣取っているからでしょうが、開演前から場内かなりの盛り上がり具合。この時点で、音にかなり思い切ったイコライジング処理が施されているような刺激の強さを感じます。それをどう感じるかは人それぞれでしょうが、迫力重視で作られたと思われる重厚な音はノッケから上等のグルーヴを聴かせる「The Core」のように一丸となってリフを奏でていくタイプの曲には向いているような気が。これまで4枚組の『Crossroads 2』でしか聴いたことのなかったこの曲のライヴ・ヴァージョンですが、ここではそれより2分近く長い演奏になっています。

ところで、77年といえば『Slowhand』のリリースに絡んだツアーになる訳ですよね?。で改めて確認してみたところどうもアルバムのリリースは11月だったようで、てことはこの曲は耳馴染みの無い曲として披露された?。もしそうだとしたら新作への期待が募ったことでしょうね。理屈抜きに ”カッコ良し” が相応しい、ハード&ドライヴィング、そこにキャッチーなムードがミックスされた僕自身もとても好きな曲です。

で、ドライヴ感とキャッチー云々ということなら2回目のアルペジオをキメた5'25"以降、熱をキープしながらのソロの応酬が見事な「Badge」もそう。ここでは終盤の ”Where is my badge?” を歌わずエンディングへと流れる展開になっています。

そんな美味なバンドサウンドも然ることながら、この音源から強く印象に残るのがイヴォンヌ・エリマンの離脱後、紅一点としてバンドに華を添えたマーシー・レヴィの存在。それはコーラスや部分歌いだけでなく「Knockin' On Heaven's Door」「Key To The Highway」「Further On Up The Road」ではブルース・ハープでギターに絡み(「Key To ~」ではソロも)、「Nobody Knows You When You're Down And Out」ではアコギを弾きながらフルにリード・ヴォーカルを取る大々的なフィーチャーぶり。あと「Layla」のイントロ部分で聞こえてくるタンバリンも彼女かな?

ちなみにマーシー嬢この時18歳。そもそも15歳でクラプトンのバンドに加わったことからして驚きですが、その幼さを残しながらも気っ風や度胸の良さを感じさせる良く伸びるハイトーン・ヴォイスはとかく音がこもりがちなブート音源の中にあってひと際存在感を放っているようでもあります(もうちょいセーブしてくれても、と思う部分もあったりして)。

終盤からの音のウネリが心地よい「Key To The Highway」や徐々に音の密度を高めていく後半の畳み掛けが圧巻な「Tell The Truth」。テープを反転させるタイミングが次の「Double Trouble」の演奏前だったのは幸いでした。でその「Double~」のように間を活かした演奏になるとまるでリミッターの足かせから解放されたように各パートの輪郭がクリアに(その分ヒスノイズは目立ちますが)。特にすぐそこで鳴っているかのようなギターと抜けの良いスネアドラムのクリアさはこの音源随一だと思います。そして本編の〆として演奏される「Layla」はピアノ・コーダ無しのバージョンで、アンコールに応え演奏される「Further On Up The Road」は軽快なシャッフル・ビートに乗るオルガンとこれまた後半にかけて熱を帯びて行くソロ回しが実に聴きもの。

最後は女性による折り目正しい終演アナウンスにて了。こんなブートならではのオマケが個人的にはとても好きでして、時には演奏以上に時代の移り変わりを感じたりして。で今回のそれはやけにレトロなムードですが、殊更にそう感じるのは裏ジャケのデザインのせいもあるんでしょうね。チケット裏に印刷された戦前から続いてきたという純喫茶『夜の窓』の広告。そんなお店も今ではすっかり姿形を変えてしまったそうですが、そういや学生時代に何度か立ち寄りコーヒーを啜った駿河台のあの名曲喫茶は今も健在なんだろうか?
Live at Kyoto Kaikan Daiichi Hall, Kyoto, Japan - 29th September 1977 
※収容定員2,015名だそうです

Disc 1 [54:48]
01. Opening [0:51]
02. The Core [10:50]
03. Bottle Of Red Wine [4:58]


04. Knockin' On Heaven's Door [5:23]
05. Badge [10:31]
06. We're All The Way [3:22]
07. Sign Language [3:38]


08. Marcy Levy On Stage [0:51]
09. Nobody Knows You When You're Down And Out [4:02]


10. Key To The Highway [10:27]

Disc 2 [50:27]
01. Tell The Truth (false start) [0:09]
02. Tell The Truth [4:02]
03. Double Trouble [9:42]
04. Steady Lonely Man [8:05]
05. Layla [9:22]

Encore:
06. Further On Up The Road [9:05]
07. Announcement [0:32]

Eric Clapton - guitar, vocals
George Terry - guitar
Carl Radle - bass
Jamie Oldaker - drums
Dick Sims - keyboards
Marcy Levy - backing vocals

yoru_no_mado_r.jpg  
『夜の窓 YORU-NO-MADO』
Tarantura TCDEC-64-1, 2 2009
ステレオ・オーディエンス録音音源収録 プレス2CD
購入店:西新宿P 7,800円

ちなみに今週末には27日の岡山公演を収録したブツが投下されそうです(タイトルは『夢番地』だそう)。で音源提供者はこのタイトル同様、職人技が光る桃印なお方。一体どんな音に仕上がっているんでしょうね。
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Comment
2010.01.27 Wed 22:28  ファブギアマン #2fj95qD6
 こんばんは。過去の音源もそこそこリリースされ、最新のライブ音源(&映像も!)に至っては、プレス盤、CD-R共に複数のメーカーからこれでもかと出されるアーティストの最右翼、それがクラプトンですよね。マニアの財布を直撃ですねえ。かく言う私は、今さらながら、未購入のクリーム時代の『STEPPIN' RAZOR』が氣になっております~。

 ライブ会場の説明、嬉しいですね。バーチャルではあるものの、「こんな場所なんだあ」と、ワクワク感が拡がります。もしかしたら、一生訪れない会場になってしまう可能性も十分にあり得る訳ですし。

 追記です。ジャケットをよく見ると‥‥チケット代、安いっ! 今のライブハウス価格ではないですか。今では、ややもすれば、福沢諭吉さん以上ですものネ。
こんばんは / URL / Edit
2010.01.28 Thu 01:29  kaz #0rXGyna6
これは中々の高音質AUDですね~。
ボーカルの声がかなりクリアで驚きました。
これは欲しくなりました笑

この来日ツアーの後のハワイ公演のSBDモノを所持しています。
勿論ボーカルもこのマーシーですし
I Shoot The Sheriffなんか堪りませんよ!。
 / URL / Edit
2010.01.30 Sat 18:08  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、こんにちは。

EC関係では他にもLH発のブツが気になってるんですが既に息が上がってきました(レインボー関係もいくつか買っちゃってるもんで)。そろそろ「共演」用に懐の準備を、改めて厳選体制を敷かねばなりませぬ。

『Steppin' Razor』はイイですよ~。まだ在庫ある筈ですし、値段も2千円台まで下がっていたんじゃないでしょうか。11分超の弾きまくり「Stepping Out」が凄いです。あと後半何がどうなってんの、てな感じの「Sunshine of Your Love」も。

会場の仕様やら規模やら、ブートを聴いていると気になりますよね。そういえば僕が生まれる前から開業していた東京厚生年金会館が3月末日で閉館することが決まったそうです。

http://www.kjp.or.jp/hp_20/

昨年も大阪フェスティバルホールの取り壊しが話題になりましたが何とも寂しさが募るハナシですよね。。。

>ジャケットをよく見ると‥‥チケット代、安いっ!

LP代+五百円というのは確かに安いですよね。
 / URL / Edit
2010.01.30 Sat 18:15  たどん #AZV5XfxQ
kazさん、こんにちは。

やはり新タラの来日ものはクオリティが高いですね。
で京都も良いですが、岡山もまたかなり良質なブツでした。

>この来日ツアーの後のハワイ公演のSBDモノを所持しています。

オープニングが「Hello Old Friend」なんですよね。「Can't Find My Way Home」も演奏してますし、今後の出会いに向けてφ(..)メモメモ...させていただきます(笑)。
 / URL / Edit
2010.01.31 Sun 09:26  ファブギアマン #2fj95qD6
 たどんさん、おはようございます。指摘しようか迷いましたが‥‥、購入店名、違うのではないかと。

 昨日は西新宿に行きまして、ダン・ランピンスキーの74年YES、お約束の『beatleg』購入して来ました。ブートバブル‥‥ホント、確かにそうでしたよね。オフィシャルやブート、ほぼ1日1枚単位で買っていて、当然会社に行く用事もあり、携帯プレーヤーも持っていなかったのに(1度購入したものの、通勤時に聞くのは休止してました)、今思えば一体いつ聴くんだ? と。CDって、横に積み始めると、「買って、まずは1回聴くけどそれから先が長い」というステージに入りますよね(爆)。

厚生年金会館‥‥勿論、色んなコンサートに行きました。83年も前のジョン・フォックスは、視力回復手術(2003年9月)を受ける前でした。今再び観たら、どんな風に観えるか? なんて事も考えます。
おはようございます / URL / Edit
2010.01.31 Sun 10:19  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、おはようございます。

あ、ホントだ。ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。

ご購入されたという74年Yes、実は以前から気になっていました。プログレ大御所ではYesとGenesisはどうしても美音で聴きたいという理由からこれまでAUDを買うことはなかったんですが、他ならぬダンさん音源ですものね。内容はいかがですか?

「横に積み始めると~」身につまされる思いで読みました(苦笑)。

達郎氏のセリフに ”一生かけても聴けない数のレコードを買ってしまった”というのがあります(それが十数年前のことなのだから恐ろしい:笑)。それでも氏の場合は例えば文化遺産として云々など有意義な活用法が残されているから良いのですが、こちとら聴いてなんぼ、ですからね~。

そんな事を考え始めると、もういっそ全てを一度手放して、本当に必要なものだけ少しずつまた買っていくってのもアリかと一瞬考えたりしますが、もちろんそんなことは出来っこありません(爆)。
 / URL / Edit
2010.01.31 Sun 10:38  ファブギアマン #2fj95qD6
 こんにちは、再びおじゃまします。都市伝説かもしれないのですが、山下達郎氏と大滝詠一氏が、NHKがレコードの大量在庫を処分する際に、「不要ならば、自分達が引き取ります」と、目の色を変えて捕獲(?)に精を出した、と聞いた事があります。本当ですかね‥‥?

 あと、先ほどのコメント、多少修整しました。
再びおじゃまします / URL / Edit
2010.01.31 Sun 11:40  たどん #AZV5XfxQ
ファブギアマンさん、毎度です♪

その逸話なら聞いたことがあるような無いような(苦笑)。までも実にありそうなハナシではありますよね、捕獲にまでは至らないにしても。

「視力回復手術」には強い関心があります。ここ数年でかなり視力が落ちましたから。やはりパソコンが良くないんでしょうね。ちなみに費用はどのくらいするものなんでしょう?良かったら教えて下さい。
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