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西方徘徊 115:BLACKMORE'S RAINBOW 『Heavy Portrait』 1975年11月12日 NY

うわ、まるでパープル時代のような幕開け。でもって1曲目は当時未発表の新曲「Do You Close Your Eyes」、後にギターの破壊劇で会場を興奮のるつぼと化すナンバー。で続くは期間限定、このツアーでのみ演奏された1st 『銀嶺の覇者』収録の「Self Portrait」ときた。

今回初めて75年ツアーの音源を聴く身としちゃこれだけでもかなり新鮮なんですが、本音源最大のキモは何と言っても2nd 『虹を翔る覇者』を彷彿とさせる「Stargazer」と「A Light In The Black」の連続演奏でしょうね。

heavy_portrait.jpg

収録されているのは1975年11月12日ニューヨーク、ビーコン・シアターでのライヴ(USツアー計13公演の2日目)。時期的には2nd『虹を翔る覇者』リリースのおよそ半年前にあたりますが、それをオーディエンス音源で完全収録しています。

11/10  Forum Montreal, Quebec, Canada
11/12  Beacon Theater, New York City, NY
11/13  Palace Theater,  Waterbury, CT
11/14  Calderone Concert Hall,  Hempstead, NY
11/15  Tower Theater,  Upper Darby, PA
11/16  Civic Theater,  Akron, OH
11/18  Ford Auditorium,  Detroit, MI
11/19  Uptown Theater,  Milwaukee, WI
11/20  The Ambassador Theater,  St. Louis, MI
11/22  Auditorium Theater,  Chicago, IL
11/26  Selland Arena,  Fresno, CA
11/28  Berkeley Community Theater,  Berkeley, CA
11/29  Civic Auditorium,  Santa Monica, CA

音質はかなり良好。3,000人弱のキャパシティ、例えれば大阪フェスティバルホールクラスの規模だと思いますが、おかげで距離が近く音像は肉厚。十分高音質(あくまでブートレベルにおいて、ですが)と言って良いと思います。

という訳でまずは「Do You Close Your Eyes」。個人的にはアメリカのマーケットにも十分通用するキャッチーさ、つまり大衆受けするヒット性を備えた曲だと思っているんですが、いやこの曲に限らず『虹を翔る覇者』のA面にはそんなポテンシャルを持った曲が並んでいるというのが持論というか。もしも当時米国中を長期間に渡り行脚でもしていたらその後の展開はかなり違ったものになったんじゃなかろうか、と思っているんですけども。

現にこの音源を聴くと開演前からリッチーコールが聞こえるなど会場は既にかなりヒートアップしているのが分かります。まぁ人種のるつぼと言われるNYが舞台だけにちと事情が特殊なのかも知れませんが、こんな歓迎ぶりを耳にするとその持論とやらがまたリアリティを増してしまうんですが。

DYCYEに続いては本盤のタイトル通り、コージーのドラムを得て重厚さを増した「Self Portrait」。ところどころにパープル時代の残り香のようなものを感じさせるこの曲を経てセットは前半のハイライトへ。

その選曲と流れに76年ツアーの片鱗が伺えますが、「Sixteenth Century Greensleeves」にしろ「Man On The Silver Mountain」にしろ、いや後半の「Stargazer」も後の演奏と比べると全体的にテンポを抑えているところが初期の音といった感じで興味深いですね。

カリスマ性を感じさせるロニーの畳み掛けるようなMCに沸き立つ観客。そして後年の演奏と比べても何ら引けを取らない「Catch The Rainbow」も本音源の聴きどころのひとつだと思います。特に閃きに満ちたリッチーのギターが素晴らしい。

そして後半はトニーのソロを前菜にいよいよ本音源のメインディッシュへと突入。その聴き応えにはやはり格別なものがありますね。

「Cozy Powell Drum Solo」。単にそうクレジットされていますが既に「1812」がしっかり組み込まれていました。後のバージョンと比べると尺が短めなのでどうかな、と思いきや得意のフレーズを捲し立てるように繰り出すその内容は実に濃厚な味わい。高揚の度合いではむしろ後年のバージョンを凌いでいるかも、そんな印象を受けましたね。

ゆるめのインプロを経て演奏される「Still I'm Sad」ではリッチーがピックアップのポジションを切り替えた時(またはボリュームを上げた時)に大きなノイズが発生しますが、これがこのUSツアー中絶えずメンバーやスタッフを悩ませ続けた例の虹のアーチに起因するノイズなんでしょうか。


ところで、このタイトルには最後にちょっとしたオマケが収録されていました。リッチーのソロデビュー作として紹介されている『銀嶺の覇者』リリース直後のBBCによるリッチーとロニーのインタビューなんですが、クォーターマスの「Black Sheep Of The Family」のカバーに関することから始まり、Elfとの出会い、曲の解説など、6分以上にわたってあれこれしゃべっています(いるようです)。

が、そんな内容の前にそもそもリッチーの肉声そのものが実はかなりレアだったりしません?

ritchie_blackmore.jpg

という訳で、まずはそのクォーターマスのBBC音源から「Black Sheep Of The Family」をどうぞ♪

Live at Beacon Theater, New York, USA - 12th November 1975
Disc 1
1. Intro. [1:47]
2. Do You Close Your Eyes [7:07]


3. Self Portrait [4:56]


4. Sixteenth Century Greensleeves [9:35]
5. Catch The Rainbow [12:12]
6. Man On The Silver Mountain [7:56]

Disc 2
1. Tony Carey Keyboard Solo [2:29]
2. Stargazer [9:49]
3. A Light In The Black [12:32] ※UL可能時間を超えているのでフェイドアウトさせました


4. Still I'm Sad [8:16]
5. Cozy Powell Drum Solo [5:58]


6. Still I'm Sad (reprise) [2:31]

Bonus Track
7. Interview with Ritchie Blackmore & Ronnie James Dio for BBC radio in 1975 [6:19]

Richie Blackmore - guitar
Ronnie James Dio - vocals
Jimmy Bain - bass
Tony Carey - keyboards
Cozy Powell - drums

*MP3Tube : 16bit/44.1KHz 128kbps

heavy_portrait_r.jpg
『Heavy Portrait』
Rising Arrow-006
ステレオ・オーディエンス音源収録 プレス2CD
購入店:西新宿LH 5,400円
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Comment
2010.03.20 Sat 16:44  人の出会いという魔法 #UzsS.eyA
素晴らしいブログを読ませていただきありがとうございます。
これからも更新頑張ってください。
 / URL / Edit
2010.03.20 Sat 23:48  たどん #AZV5XfxQ
人の出会いという魔法さん、はじめまして。

コメントありがとうございます。

>これからも更新頑張ってください。

頑張るかどうかは分かりませんが(笑)、気の向くまま指の向くまま気長に続けられたら良いなぁと思ってます。

よかったらまたお立ち寄り下さい。
 / URL / Edit
2010.03.22 Mon 08:07  lespaul #-
このRAINBOWは良いですね。あくまでRAINBOWの中での話ですけど。
何でZEPのミラード音源のように、SBD?みたいなAUD音源がないんでしょうかね?
良いBOOT / URL / Edit
2010.03.22 Mon 23:07  たどん #AZV5XfxQ
lespaulさん、こんばんは。

日本のミラードというと誰が最有力候補ですかね?やはりコードネーム桃な方でしょうか。

それでもSBDのようなAUDというとかなりハードルが高そうです。

機材が同クラスでも例えば録音ポジションや方法、会場の音響特性とか、様々な要素が絡み合っての結果でしょうからなかなか難しいですよね。中でもミラード氏の場合は通常では考えられない場所から録音出来たこともあったとか、そんなハナシをどこぞかで目にしたことがあります。

まずはお互い来月リリース予定の新版東京体育館の仕上がりに期待しましょうかね(笑)。
 / URL / Edit






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