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西方徘徊 001:LED ZEPPELIN 『One Night Stand In Paris』1969年10月10日 パリ

3桁とは随分と大きく出たもので(苦笑)。

さて、孤高のロック・バンドといえば、まずはレッド・ツェッペリン。大味との向きもありましょうが、それすなわち破格のスケールとエネルギー。ひとりひとりが既に相当レンジが広く、そんなメンバー達が有能なリーダーの旗振りの元、有機的に結合してしまったところにこのグループの凄みはある訳ですが、とにかく「巨大」という言葉がこれほど似合うグループ、他に思い当たりません。で、大きいといえば、ドラマーのジョン・ボーナム。ブルースブレイカーズ出のこちらも相当にパワフルなドラマー、キーフ・ハートレイが著書『ブリックヤード・ブルース』の中で彼のドラミングについて回想しています。

1969年のスカンジナビア・ツアーとのことなので、おそらく3月15日から17日に行われたデンマークでの4回のライヴのことでしょう。ここで対バンを組んだ(というか前座?)のがキーフ・ハートレイ・バンド。曰く、とにかく驚いたのがジョン・ボーナムの音量で、あれほどハードに叩くドラマーは空前絶後だと。同時代を生きたミュージシャンが同じ楽器を演奏するミュージシャンを評する言葉は読んでいて面白いですね。ちなみにその著書(イアン・サウスワース氏が聞き取りをしながら著したいわば"共著"本ですが)ではロバート・プラントを全く評価していないのもある意味興味深い。

さて、孤高だと思うのは何もスケールの大きさだけではありません。10年以上活動したビッグネームの中で、発表全作品の中に他者の匂いがこれほど希薄なグループも珍しい。バンド内に優れたプロデューサーが居て(ここが最も大きなポイントですよね)、ゲストの参加は数えるほどです。そして解散まで一切のメンバー変更なし。ライブだって基本4人で切り盛りしました。ツェッペリンとしての活動期間に限定してファミリー・ツリーを作ってみたら、かなりシンプルなものになるんじゃないでしょうか。

さて、その豪腕ドラマー、キーフ・ハートレイも兜を脱いだという、希代のハード・ヒッターを擁する孤高のグループがデンマークでのライヴから7ヵ月後の10月10日、フランスはパリのオリンピア劇場で行った演奏を収録したCDが装い新たにリリースされました。ひょっとして曲数増えてる?と期待しましたがその点は変更ナシ。ここに収録されている音源以外に1時間半のマスターテープが存在しているとの噂があるようで(マジで?)ということは以前からカットが確定している「モビー・ディック」以外にも演奏されていた曲があるということになります。そりゃ少なくとも「胸いっぱいの愛を」は演っているでしょ、とは思うんですが。

one_night_stand_in_paris.jpg
Live at L'Olympia, Paris, France October 10, 1969
Disc 1 Pre-FM transfer
01. Introduction
02. Good Times Bad Times Intro / Communication Breakdown


03. I Can't Quit You Baby
04. Heartbreaker
05. Dazed And Confused
06. White Summer / Black Mountain Side
07. You Shook Me
08. How Many More Times

Disc 2 FM broadcast version incl. DJ comments
01. Introduction
02. Good Times Bad Times Intro / Communication Breakdown


03. I Can't Quit You Baby
04. Heartbreaker
05. Dazed And Confused
06. White Summer / Black Mountain Side
07. You Shook Me
08. How Many More Times


さて、このタイトルの既発盤に対するアドバンテージですが、ショップのインフォによると放送用のソースを作る前のマスターを未加工で収録しているので、既発盤に入っている4箇所のDJによるナレーションは入っておらず、音質面でもイコライジングによる加工感の少ないナチュラルな音質と、まぁそんな解釈で間違っていないと思うんですが、確かにシンバル音を中心に目立っていた高域のキツさは改善され好印象。また、ひしゃげて軽かったドラム、特にバスドラの音に胴鳴りの成分が加わって厚みが増しています。と同時にベースのラインも聴き取りやすくなっていますね。こういった点は例えば「I Can't Quit You Baby」「You Shook Me」のようなスロー・テンポの曲だとより分かりやすいような。惜しむらくは、トラック2の「Good Times Bad Times - Communication Breakdown」で、音量のアップ・ダウンが目立つことですが、トラック3以降は比較的安定しています。

一方、Disc2の方はナレーション入りのFMオンエア音源を収録。当然Disc1に比べ音質が劣るので、記録としての意味合いしか持たないとは思いますが、ショップインフォ曰く「放送テイクを造る際にリミッターを掛けて音量を平均化」、つまり既発盤と基本的には同じ処理がされているわけですね。ただ、ややゲインが上げられているので、同じヴォリュームで再生すればこの新盤の方が迫力が増して聴こえるかも知れません。ただ、僕としてはDisc1があれば十分ですね。

とにかく大好きな初期ZEPのライヴ音源です。このストレートにエネルギーを叩き付けてくる様がたまりません。正真正銘のマスター使用(曲数増え)でのリリースに期待したいところですが、まずはこれがこの日の決定版と言って良いんじゃないでしょうか。

one_night_stand_in_paris_back.jpg
The Chronicles Of Led Zeppelin TCOLZ 029/030 
サウンドボード音源使用(モノラル) プレス2CD

追記 2009.9.5

蛇足めきますが、他の手持ち2タイトルからも貼っておきます。
L:『Olympia 1969』No Label
R:『Paris Par Excellence』Empress Valley Supreme Disc EVSD-510

olympia_1969.jpg paris_par_excellence.jpg

1. Good Times Bad Times Intro / Communication Breakdown
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Comment
2008.12.31 Wed 21:54  大介(東京都) #nx3aWTik
こんばんは!

このライヴもやっぱり抜粋版ですよね。この90分マスター出現を期待したいですね。オフィシャルかブートか?楽しみですね。

そういえば再結成のオフィシャルDVDって出る話、立ち消えしちゃったんですかね?ロバート・プラントがダメ!って言ってそう。

そのロバートのブートも買ったのですが「静」のプラント、これを聴くとZEP再結成はやっぱり無理かな~なんて思っちゃいました。

今年は直接交流もあって楽しかったですよ、来年も色々と交流しましょう!それではよいお年を!
90分マスターに出現期待 / URL / Edit
2008.12.31 Wed 23:02  たどん #AZV5XfxQ
大介さん、こんばんは。コメント&TBありがとうございます。

来年はどんな音源が出てくるでしょうか、楽しみですよね。

現在のプラントの活動がいつまで続くのか分かりませんが、もしも来年中に区切りがあるとすれば、そこがポイントかも。そしてZEP来日!なんてことになるとまた一気に盛り上がるんですけどね。

こちらこそ、おかげでとても有意義な一年になりました。来年もどうぞよろしく!よいお年をお迎え下さい。
来年はぜひ西で / URL / Edit






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購入日   2008年12月27日 購入場所 西新宿ダイカン9F 購入価格 2プレスCD¥5,400 備   考 1969年10月10日パリ、オリンピアでのライヴ、SB音源、DJなしヴァージョン 突如フランスのFM放送でON AIRされたZEPの69年のライヴ音源、リリースされてから1年経過し 2008.12.31 21:55
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神奈川県在住
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誕生星座:山羊座(たまに射手座)
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