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西方徘徊 144:RAINBOW『Thunder Roar』 1976年6月17日 ニューヨーク

76年の来日音源を聴いたのをきっかけに再燃したレインボー熱。なんてまたもやどこぞかで目にしたような書き出し。

途中78年や80年の音源に寄り道しつつも、まぁそれなりに聴き進んできた76年音源ですが、どうせならもっと遡って追体験したい。というわけでライヴデビュー当時の良質な音源を探していました。

そこでまず入手したのが、2ndアルバム『Rising』のリリース半年前にあたる75年11月12日、NYのビーコンシアターでの演奏を収めた『Heavy Portrait』です。

ちょいとこの日のセトリを再掲してみます。

Live at Beacon Theater, New York, USA - 12th November 1975
01. Opening
02. Do You Close Your Eyes
03. Self Portrait
04. Sixteenth Century Greensleeves
05. Catch The Rainbow
06. Man On The Silver Mountain
07. Tony Carey Keyboard Solo
08. Stargazer
09. Still I'm Sad
10. Cozy Powell Drum Solo
11. Still I'm Sad (reprise)

この時点ではまだ開演を告げるドロシーのキュートな声も、終演後の「Over The Rainbow」も無く、後にギタークラッシュのテーマとしてアンコールで演奏される「Do You Close~」がなんと1曲目。そして続く2曲目、コージーが叩く1stアルバム収録曲「Self Portrait」があまりにも貴重過ぎる。

これ以外に聴いた日本上陸前のライヴ音源としては、公式にリリースされている76年9月ドイツでの4公演を除いては76年11月11日、豪シドニーでのライブを収録した『Sydney 1976』のみ。

このジャスト1年間の空間を埋めるピース、以前から聴きたいと思っていた『Rising』リリース直後のUSツアーの音源が2つ、どちらも廃盤になっていたものですが、半月ほど前に限定65セットにて同時再発されました。

■『Thunder Roar』 1976年6月17日 ニューヨーク:ビーコン・シアター公演を収録

■『Burbank Master』 1976年8月3日 カリフォルニア州バーバンク:スターライト・ボウル・アンフィシアター公演を収録

※共にAUD音源使用

そこで今回はまず『Heavy Portrait』の演奏からほぼ7ヶ月後、同じビーコン・シアターでの演奏を収録した『Thunder Roar』を取り上げたいと思います。

thunder_roar.jpg

メーカー曰く「登場後瞬く間に完売し」たとかで、聴けば確かにそれが頷けるハイクオリティぶり。2000人ほどのキャパのせいか、ギター、ボーカル(ジミーのコーラスも)、キーボードどれもかなりオン&クリアに捉えられています。一方、コージーのドラムがややオフ気味、全体的に軽めに聞こえるところが唯一物足りなさを残すかも。

では今回も私的聴きどころなんぞ。
開演直前の会場の様子。至近で打ち鳴らされる手拍子、指笛。クラッカーの破裂音なんぞも聞こえてきますが、オープニングSE「Over The Rainbow」が流れ出すと場内一瞬静まり返り、いざ開演。

考えてみたらこのテイクが自身にとって最古の「Kill The King」(リハーサル音源を除く)。そう気付かせたのはこれまで聴いたことのないロニーの節回しだったりブレスの取り方だったり。特にKILL! THE!  KING! そんな風に歌うキメのフレーズがやけに新鮮。そしてリハーサルでのテイク同様、エンディングの6連のキメもこの時点ではまだ登場せず。

3曲目の「Sixteenth Century Greensleeves」。冒頭爪弾くギター音のやけに近いこと。例のリフに入る直前にピックアップをリアに切り替えるスイッチングノイズもクリアに聞こえてきます。

「Catch The Rainbow」ではイントロに入る直前の爆発音にドキリ。続く「Man On The Silver Mountain」も「Kill The King」に続く初期アレンジ版。この時点ではまだ「Blues」や「Starstruck」はインクルードされず、けれどキーボードをバックに高らかに歌い上げるロニーのソロ、そのロニーとコージーのドラムが掛け合うというレアな展開に思わずニヤリ。

thunder_roar_is.jpg

トニーの重厚なソロに続いては、2nd『Rising』のB面よろしく「Stargazer」と「A Light In The Black」の連続演奏というクライマックス到来。

この流れ、『Heavy Portrait』でも聴けますが、聴き応えではこの日に軍配が。幾分テンポを上げ勢いと迫力を増した「Srargazer」はPAのセッティングのせいかトニーのシンセ音が大きくクローズアップされ、それゆえその独特の音色が曲のムードを決める主要因になっていることに改めて気付かされます。

そこへテープエコーを効かせつつスライドバーで扇情的なフレーズをキメるリッチー。曲がエンディングに差し掛かると同時にコージーが疾走を開始し、そのまま次曲「A Light In The Black」になだれ込むという展開も75年バージョンでは聴けないアレンジですが、この部分のまぁカッコイイこと!

でもってコージーのソロが終わった後のロニーのコール ”Cozy Powell!Cozy Powell! A Living Legend!(一部聞き取れず)”に間髪入れず切り込んでくる「Still I'm Sad」のリフ!

そしてギタークラッシュ入りの「Do You Close Your Eyes」へ。

thunder_roar_is2.jpg

このタイトルにはボーナストラックとして75年のUSツアーでのみ演奏されたという1st収録のR&Rナンバー「If You Don't Like Rock 'N' Roll」のライブテイクが収録されています。音質は本編のそれに大きく劣るも、レア度の高さから決して軽視出来ないソースで、中盤ロニーが客を煽り掛け合いに持っていく様が聴きもの。ライブならではの迫力を感じさせる内容になっています。

というわけで、9月の欧州ツアー以降はキッチリと固められたセットを軸に展開していくロニー在籍時のレインボー、今回はそこに至るまでの変遷を知る手だてとして重要な音源を紹介してみました。

次回は8月3日、USツアー最終日(スタゲ~アラブラ最後の日)の演奏を収めた『Burbank Master』を取り上げる予定です。

Live at Beacon Theater, New York, USA -  17th June 1976
Disc 1
1. Over The Rainbow
2. Kill The King
3. Mistreated
4. Sixteenth Century Greensleeves
5. Catch The Rainbow

Disc 2
01. Man On The Silver Mountain
02. Tony Carey Keyboard Solo
03. Stargazer
04. A Light In The Black
05. Still I'm Sad incl. Keyboard Solo
06. Cozy Powell Drum Solo
07. Still I'm Sad
08. Do You Close Your Eyes incl. Guitar Crash
09. Over The Rainbow

Bonus Track
10. If You Don't Like Rock 'N' Roll (Encore Track from 1975 US Tour)
Ritchie Blackmore - guitar
Ronnie James Dio - vocal
Cozy Powell - drums
Jimmy Bain - bass
Tony Carey - keyboards

thunder_roar_r.jpg
『Thunder Roar』Rising Arrow-019
ステレオ・オーディエンス音源収録 プレス2CD
65セット限定再発(内50セットのみナンバリングステッカー付)
★上記セット数完売後、再プレス決定(9/21付)★
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Comment
2010.09.14 Tue 11:34  lespaul #klq26XPE
ロニー時代のRAINBOWって凄い人気ですよね。ライヴの回数の割りにBOOTも多いし、このダイカン9FやPからもコンスタントに出るし。。ZEPファンとしてはうらやましい限りです。音質極悪のがないですよね(ZEPの73シアトルやバスみたいに)。なんかこのBOOTに関係ない話になりましたが(笑)、またコメします。
こちらも入手。 / URL / Edit
2010.09.14 Tue 17:35  たどん #AZV5XfxQ
lespaulさん、こんばんは。お久しぶりです。

あっという間に売り切れましたが、無事入手されたのですね。

まぁ言ってみればZEPのRock Carnivalクラスの音源が複数、といった状況ですもんね、虹の場合。

ZEPが来日した71、72年とロニーがいたレインボーが来日した76、78年。この差が大きいと思うんですよ。なにせ民生用のデンスケが最初に発売されたのが73年ですから。マイクもこの時期大きく性能を伸ばしたんでしょうし。

またコメ下さい。僕ももうちょっと更新頻度上げるよう頑張ってみます(苦笑)。
 / URL / Edit






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