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西方徘徊 149:KISS『Kabuki Beasts・狂獣四人男』1977年3月26日 京都会館

年明け最初のネタ。なら景気の良いヤツが良いっしょってことで。

鬼巣ですがな(笑)。

kabuki_beasts.jpg

洋楽事始め。ビートルズやサイモン&ガーファンクルといったあたりをメインに聴きながらのどかに?暮らしていた少年の中に無遠慮にズカズカと入り込み、以後数年間僕を夢中にさせたリアルタイムのハードロックグループのひとつ、それがキッスでした。今思い返してみても僕にとって彼らはある意味原点。ハードロックに目覚めさせてくれただけでなく、楽器を弾けるようになりたいという欲求をもたらしたのも彼ら。そうそう、新しいシングル盤をリリース当日に買って聴く楽しさ(昔はおいそれとLPなんか買えやしなかったですから)を教えてくれたのも彼らだったっけ(ラジオで先に聴いちゃうケースもあったけど)。

さて、今回のブツは1977年3月24日の大阪を皮切りに4月4日の東京・武道館まで計10公演が行われた「スネイク・アタック・ツアー」(と命名されていたそうな。情報センター出版局 城山 隆著『僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」』より)から3月26日の京都公演を完全収録。陀乱蛛羅レーベル謹製。音源提供者はあのMr. Peachです。

「スネイク・アタック・ツアー」
3月24日 大阪 大阪厚生年金会館
3月25日 大阪 大阪厚生年金会館
3月26日 京都 京都会館第一ホール
3月28日 愛知 愛知県体育館
3月30日 福岡 福岡九電記念体育館
4月  1日 東京 日本武道館
4月  2日 東京 日本武道館(昼夜2回)※夜の部(20時~)がNHK「ヤング・ミュージック・ショー」にて放映(77年5月7日(土)15:50~ 再放送77年12月30日)
4月  4日 東京 日本武道館

76年11月に5枚目のスタジオ作『Rock And Roll Over』(邦題『地獄のロック・ファイアー』)をリリース。そこからポール・スタンレー作(ボーカル:ピーター・クリス)の「ハード・ラック・ウーマン」とジーン・シモンズ作の「Calling Dr. Love」(邦題「悪魔のドクター・ラブ」)がシングルカットされ、特に前者は日本でも大ヒット。76年のブレイク以降、それまで日本では未リリースだった初期のアルバムも発売されるなど、まさに満を持しての日本来襲だったわけですね。

そんなキッスの全盛期リアルタイム経験組として77年の初来日公演とくれば避けて通れないのがNHKの音楽番組「ヤング・ミュージック・ショー」でのライブ放送(4月2日の武道館・夜の部の演奏を5月7日(土)に放送)。当日は寄り道せずにまっすぐ下校、せめて音だけでも手元に残したいとTVにテレコを繋いで(もしくはTVのスピーカーにテレコを近付けて)録音したなんて人、結構多いんじゃないでしょうか。ご多分に漏れず僕もそんな一人でした。

放送されたのは全15曲中9曲だけでしたが、2006年にこの映像が未放送部分を含むフルバージョンでDVD化されたのは周知の通り(国内版は2009年にリリース)。

今回の京都のブツもセットリストや基本的な構成はその武道館公演と同じ。75分程と短い時間ながら個性的な4人の持ち味をふんだんに活かす実に緻密に計算された流れでもってライブは進行していきます。

肝心の音質ですが、さすが桃印なだけあり実に良好。ところどころ音が混濁する箇所はあるものの、キャパ2000人クラスの会場でその許容レベルを超える轟音が鳴り響いていたことは想像に難くなく、それを考慮に入れればこのノイズ感の少なさとバランスの良さは驚きのレベルと言って良いと思います。しかも面白いのが客席の手拍子や嬌声といったオーディエンスノイズの類いからしっかりと距離が確保されている点。そこで付属のポスターにあるマスターカセット(SONY Duad C90)を見ると・・

kabuki_beasts_poster.jpg

京都会館第一ホール 2階9列86番 TC-3000SD ECM23F 

こう書き込まれていますが、どうやら京都会館というところは列の番号が通常とは逆に振られているためにこの9列目が最前列になるみたいですね。その86番。会場の公式サイトを見ると85番までしか記されてないのが謎ですが、おそらく一番右端の席から録られたものだと思います。

kyotokaikan.jpg  

では、今回は6曲ほど。

スタジオ版と比べ大きく性急さを増した演奏。重厚さよりも軽快さを感じさせる辺りが彼らの面目躍如たるところですかね。無駄を削ぎ落としたアレンジとライブの勢いを中断させじとテンポ良く客を煽るポール・スタンレーのショーマンぶり。そんなこんなが相まり一気に駆け抜けていくような印象の75分間。

GENE_77.jpg PAUL_77.jpg

"You want the best and you got it!
            The hottest band In the land...KISS!!!"

そんなイントロに導かれてのオープニングナンバー「Detroit Rock City」。点滅する「KISS」電飾ロゴ。焚かれるマグネシウム。印象的なツインリードのフレーズ、かなりクリアに聴こえます。

消防士用のヘルメットを被るポールの姿が印象的だった「消防署」。この日はサイレンの入るタイミングがちと遅れたもよう。もちろん最後にはジーンの火吹きパフォーマンスが。

ACE_77.jpg PETER_77.jpg

エースのギター・ソロが大々的にフィーチャーされた(レスポールのフロントPUに仕込んだマグネシウムもくもく)「Cold Gin」に続き演奏された傑作アルバム『Destroyer』(邦題『地獄の軍団』)のエンディングナンバー、大好きな「Do You Love Me」。

シャウトの格好良さならバンド随一。そのピーターが歌う「Nothin' To Lose」。

ジーンの吐血パフォーマンス付きの「God Of Thunder」に続いては、音からではよくわからないけど、アウトロ部分でポールがギタークラッシュを披露している(はず)「Rock And Roll All Nite」と本編最後を飾るノーテンキソング「狂気の叫び」。後者は僕にとってのKISS最重要曲で、だから1996年のあのタイガースタジアムでのメイク期の復活映像を観た時は心底興奮したし、感動したんですよね。

30"の足元からナメるショットのカッコ良さったら

とこんな感じでどうしても視覚的なブブンを絡めて語りたくなってしまうキッスのライブ。ここはやはり『KISSOLOGY:THE ULTIMATE KISS COLLECTION Vol.1 1974-1977』との併用をお薦めしたいところ。ってかこのブート買う人でこの映像観ていない人はいないよね。
Live at Kyoto Kaikan Dai-Ichi Hall, Kyoto, Japan - 26th March 1977

01. Monitor Check
02. Introduction
03. Detroit Rock City


04. Take Me 燃える欲望
05. Let Me Go, Rock 'N' Roll
06. Ladies Room 熱きレディス・ルーム
07. Firehouse


08. I Want You いかすぜあの娘
09. Makin' Love 果てしなきロック・ファイアー
10. Cold Gin
11. Guitar Solo
12. Do You Love Me


13. Nothin' To Lose


14. Bass Solo
15. God Of Thunder 雷神
16. Drum Solo
17. God Of Thunder
18. Rock And Roll All Nite


19. Shout It Out Loud 狂気の叫び


Encore:
20. Beth
21. Black Diamond
22. SE

Paul Stanley - guitar, vocals
Gene Simmons - bass, vocals
Ace Frehley - guitar, vocals
Peter Criss - drums, vocals

kabuki_beasts_r.jpg
『Kabuki Beasts・狂獣四人男』 Tarantura TCDKIS-1
ステレオ・オーディエンス音源収録(Mr. Peach Master) 
プレス1CD ポスター付

KISSOLOGY1.jpg
KISSOLOGY:THE ULTIMATE KISS COLLECTION Vol.1 1974-1977
DefSTAR RECORDS (SME) DFBP 33~4 (2DVD)

Disc 1
"Acrobat" - Long Beach Auditorium Long Beach, CA 2/17/74

ABC's In Concert 3/29/74
Nothin' To Lose
Firehouse
Black Diamond

The Mike Douglas Show 4/29/74
Interview
Firehouse

Winterland San Francisco, CA 1/31/75
Deuce
Strutter
Got To Choose
Hotter Than Hell
Firehouse
Watchin' You
Nothin' To Lose
Parasite
100,000 Years
Black Diamond
Cold Gin
Let Me Go, Rock 'N' Roll

The Midnight Special 4/1/75
She
Black Diamond

KISS ALIVE! Promo Clips 1975
C'mon And Love Me
Rock And Roll All Nite

Documentary:Cadillac Michigan October 9 & 10, 1975

Cobo Hall, Detroit, MI 1/26/76
Deuce
Strutter
C'mon And Love Me
Hotter Than Hell
Firehouse
She
Parasite
Nothin' To Lose
100,000 Years
Black Diamond
Cold Gin
Rock And Roll All Nite
Let Me Go, Rock 'N' Roll

Disc 2
So It Goes 8/21/76

The Paul Lynde_Halloween Special 10/29/76
Interview
King Of The Night Time World

Budokan Hall, Tokyo, Japan 4/2/1977
Detroit Rock City
Take Me
Let Me Go, Rock 'N' Roll
Ladies Room
Firehouse
Makin' Love


I Want You
Cold Gin
Do You Love Me
Nothin' To Lose
God Of Thunder


Rock And Roll All Nite
Beth
Black Diamond


Don Kirshner's Rock Concert 5/28/1977
Hard Luck Woman
Love 'Em And Leave 'Em
I Want You

The Summit, Houston, TX 9/2/1977
I Stole Your Love
Take Me
Ladies Room
Firehouse
Love Gun
Hooligan
Makin' Love
Christine Sixteen
Shock Me
I Want You
Calling Dr. Love
Shout It Out Loud
God Of Thunder
Rock And Roll All Nite
Detroit Rock City
Beth
Black Diamond
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Comment
2011.01.03 Mon 20:36  ささ #kYWy6.4o
小生も三つ子の魂百までで、いまだキッスが心のどマンナカにいます。
中一にころ、夏休みに「地獄の軍団」でロック入門し、その半年後の来日は「あぶないとこに一人でいってはいけません」と親にコンサートいくことを許されずに泣く泣く京都会館の方角を当日眺めていたことを昨日のことのように思い出します。(私は京都の山科というところに住んでいました。京都会館から10kmと離れていません) 結局、78年1月rainbow@京都が’筆おろし’でした。 さて、mp3音源ありがとうございます。77年来日ものは武道館音源や大阪公演モノをたくさん聴いてきましたが、京都ものはやはり鳥肌が立ちます。追体験ってやつでしょうか。破綻・再生の航空会社勤めなもので桃印に散財するのはただいま謹慎しているのですが、うーーーーんガンマンできなくなってしましましたぁ...。
 / URL / Edit
2011.01.03 Mon 22:23  たどん #AZV5XfxQ
ささ さん、こんばんは。

「心のどマンナカ」良いですね。思いのこもったコメントありがとうございます。

僕も最初のKISSアルバムは軍団でした。シングル版と違う尺の長い「Detroit Rock City」に興奮したものです。

あれ程までに好きだった(モチロン今も好きですが)彼らのライブを当時何故観に行こうとしなかったのか、それを思うと今も後悔が滲むわけですが、この20年後、1997年1月18日の東京ドームでようやくナマの彼らを体験することが出来ました。

このタイトルは終演後のアナウンスなどを省いて1CD仕様に仕上げたのではないかと思います。他のタイトルに比べて若干お求めやすくなっていますのでぜひどうぞ(回しモンか?)
 / URL / Edit
2011.01.04 Tue 21:45  70年ロック大好き親父 #-
初めまして。私も生ライブのデビューはキッスの初来日の4月1日の武道館でした。前座がバウワウでした。音がでかかったなー 炎が上がると、熱気が肌に伝わってきたのが記憶にあります。桃音源なら、もう少しはっきりした音を期待していたのですが、いやいやこの音でも十分満足です。昨年、キッスのDVDの豪華BOXセットも購入しましたが、未だすべて観ていない状態です。箱からディスクを出すのがとても面倒なんです。豪華BOXセットも考えものですね。トホホ・・・
私も買いました / URL / Edit
2011.01.04 Tue 22:33  たどん #AZV5XfxQ
70年ロック大好き親父さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

武道館初日を体験されたのですね。となればこれを聴いての感動もさぞひとしおかと思います。ご指摘の通り、桃印の中では中の上クラスのクオリティだとは思いますが、それでも決定版であることは間違いないでしょうね。しかし、羨ましいです。

バウワウは1月のエアロスミスの時も前座を務めたんですよね。

あの豪華セットいかれましたか。すべては観ていらっしゃらないとのことですが、その気になればいつでも観られる環境を手に入れられたのですからこっちのものです(笑)。きっと末永く楽しめる逸品なのでしょうね。
 / URL / Edit
2011.01.05 Wed 02:10  大介(東京都) #nx3aWTik
こんばんは!
コレ、良いですよね!コンパクトに1枚ってのも良いです。kiss初来日関連は高音質音源がほとんど無いだけにこれは正に文化遺産でしょうね。
時間は短いですけど中身は濃い、あの武道館の桃音源、あったら聴きたいですね!

当方も豪華DVD箱買っちゃいました。買わずに後悔するよりも買って後悔、結局後悔しないってヤツです(笑)

最近は断捨離ブームで物を少なくもっている人がもてはやされ、多くもっている僕らは肩身が狭いですが、持っていればいつかは役に立つと思っておりますので、反断捨離宣言で物を持つ素晴らしさをアピールしていきます(笑)なんのこっちゃ~(笑)
文化遺産 / URL / Edit
2011.01.05 Wed 14:43  悶々 #iR9rpbcY
ここに来るような知識はないのですが、やはり高校時代KISS大好きでした。
デトロイトのギター聴くと完全に演歌じゃないですか。だからルックスだけでなく日本人のハートをつかんだのだと思います。
大人になりある時BETHの歌詞を読んだら、あまりにくだらなくて驚きました。
 / URL / Edit
2011.01.05 Wed 18:41  naokichiman #-
明けましておめでとうございます。

KISS!、良いですね!
底抜けに明るいハードロックがお正月にピッタリですね。
よし、これからKISS聴こう。

それにしても記事の冒頭、KISSをAC/DCに帰るとまんま僕です(笑)

今年もよろしくお願いします\(^o^)/
 / URL / Edit
2011.01.06 Thu 09:38  たどん #AZV5XfxQ
大介さん、おはようございます。

このタイトルのMP3を上げて以来、海外から続々とトレードのリクエストが入って来てまして、同様のことはこれまでにもあったんですが、今回はそのイキオイが普通じゃない感じです。やはりキッスの人気は根強いなぁと実感しているところですが、これには当時の良質な音源が少ないことも影響しているのかも知れませんね。

豪華セット記事にされてましたよね。垂涎の眼差しで読ませていただいておりました(笑)。こんな時代だから断捨離とか言いますが、それが正解みたいな風潮イヤですね。反断捨離大いに支持しますよって。

お互いいけるとこまでいきましょう。大介さんには負けるけど(笑)。
 / URL / Edit
2011.01.06 Thu 09:48  たどん #AZV5XfxQ
悶々さん、おはようございます。

悶々さんの♡をむんずとキャッチしたのが誰なのか。そこに興味を抱きますが、DRCのソロの演歌説は言い得て妙ですね。

>大人になりある時BETHの歌詞を読んだら、あまりにくだらなくて驚きました。

ここでのplayin'はダブルミーニング、かどうかはともかく、その「あまりにくだらなくて」のパターンってのは結構ありそうです。
 / URL / Edit
2011.01.06 Thu 10:08  たどん #AZV5XfxQ
naokichimanさん、明けましておめでとうございます。

ブログにあげられていた写真に刺激され、昨日はAC/DCの『LIVE』を聴きながら帰りました。これまた年明けの景気づけにはピッタリですね。

感受性の強い時期に刷り込まれたものっていつになっても色褪せないですよね。いやいつまでもそうありたいと思います。

こちらこそ、本年もよろしくお願いします。
 / URL / Edit
2011.01.06 Thu 23:08  ケーン #Jb4xbG8M
たどんさん、明けましておめでとうございます。
ワタシは88年、名古屋市公会堂が初KISSでして・・
この頃はノーメイク時期っだたのですよ。
メンバーも違いますし。(エリック カーです。泣きですね。)

KISSはメイクしてこそ!という気持ちでしたが、
それでも7列目という良席であったこともあり、
大興奮したことを思い出します。

ジーンシモンズ側だったので、あの火吹きには
目の前だったものですから本当にビックリいたしました。
 / URL / Edit
2011.01.07 Fri 02:04  たどん #AZV5XfxQ
ケーンさん、明けましておめでとうございます。

正直言うとノーメイク期の頃にはだいぶココロが離れてしまい、それでも一枚だけライブLDを買った憶えがあります。90年でしたか、『アニマライズ・ライブ』というタイトルで。ギターがブルース・キューリック、そしてドラムは今は亡きエリック・カーでした。

ドラムが変わるとこうも違って聴こえるのか、やけにスピーディーかつタイトに生まれ変わったかつての名曲を驚きながら聴いたものです。

で、あの演奏をホールの7列目で観れたとなればそりゃ興奮しますよね。しかも目の前にはジーンでしょ。素敵な思い出ですね。

今年もこれまで同様、いろんな体験談や音源へのご感想聞かせてやって下さい。

本年もどうぞよろしくお願いします。
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