西方徘徊 151:PAUL McCARTNEY『Apollo Theater 2010』2010年12月13日 ニューヨーク
もうすっかりお馴染みの味わい。いや、ある意味食べ尽くした感もある。
けどひとたびまた口にすれば、極上素材の旨味と絶妙な味付けに心躍らされ、そして唸らされること必定。
それは主皿に添えられた付け合わせとて同様。いやむしろソコを求めて、とかソコに大いなるヨロコビを見出して、なんて向きもあるかもしんない。
って一体何のハナシ?
そこで今回はこんなブツ(なんだかな)。
昨年12月13日にニューヨーク、ハーレムにあるブラック・ミュージックの殿堂、アポロ劇場で行われたポール・マッカートニーのライブを収録。なんでも衛星ラジオ曲シリウスXMがリスナーを対象に実施したライブだったらしく、今回のブツはその放送を録音したものをマスターにしているようです。
ポールの最新ライブ、それもステレオ・サウンドボードということで期待して聴きましたが、音質は中の上といったところ。各パートのバランスが今ひとつで、全体的に暴れ感の強いミックスに聴こえます。また、これはエンコード時の劣化によるもの? 高域、中でもシンバルやアコギの音にシャリシャリとしたノイズっぽさを感じますね。
けどひとたびまた口にすれば、極上素材の旨味と絶妙な味付けに心躍らされ、そして唸らされること必定。
それは主皿に添えられた付け合わせとて同様。いやむしろソコを求めて、とかソコに大いなるヨロコビを見出して、なんて向きもあるかもしんない。
って一体何のハナシ?
そこで今回はこんなブツ(なんだかな)。
昨年12月13日にニューヨーク、ハーレムにあるブラック・ミュージックの殿堂、アポロ劇場で行われたポール・マッカートニーのライブを収録。なんでも衛星ラジオ曲シリウスXMがリスナーを対象に実施したライブだったらしく、今回のブツはその放送を録音したものをマスターにしているようです。
ポールの最新ライブ、それもステレオ・サウンドボードということで期待して聴きましたが、音質は中の上といったところ。各パートのバランスが今ひとつで、全体的に暴れ感の強いミックスに聴こえます。また、これはエンコード時の劣化によるもの? 高域、中でもシンバルやアコギの音にシャリシャリとしたノイズっぽさを感じますね。
Live at The Apollo Theater, Harlem, New York, USA - December 13th 2010
Disc 1
01. Magical Mystery Tour
02. Jet
03. Drive My Car
04. All My Loving
05. One After 909
06. Let Me Roll It
07. Foxy Lady
08. The Long And Winding Road
09. Nineteen Hundred And Eighty Five
10. Maybe I'm Amazed
11. Blackbird
12. I'm Looking Through You
13. And I Love Her
14. Petrushka
15. Dance Tonight
16. Elenour Rigby
17. Hitch Hike
Disc 2
01. Band On The Run
02. Ob-La-Di, Ob-La-Da
03. Back In The USSR
04. A Day In The Life / Give Peace A Chance
05. Let It Be
06. Hey Jude
07. Wonderful Christmastime
08. I Saw Her Standing There
09. Get Back
10. Yesterday
11. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band / The End
Paul McCartney - vocals, bass, guitar, piano
Rusty Anderson - guitars, backing vocals
Brian Ray - guitar, bass, backing vocals
Paul "Wix" Wickens - keyboards, backing vocals
Abe Laboriel, Jr. - drums, backing vocals
☆おまけ☆
公式サイトに11月のアルゼンチンツアーの様子をまとめた動画がありました。これがなかなか素敵な仕上がりになっているのでここに貼っておきます。
”Thank you Brazil & Argentina!”
Disc 1
01. Magical Mystery Tour
02. Jet
03. Drive My Car
04. All My Loving
05. One After 909
06. Let Me Roll It
07. Foxy Lady
08. The Long And Winding Road
09. Nineteen Hundred And Eighty Five
10. Maybe I'm Amazed
11. Blackbird
12. I'm Looking Through You
13. And I Love Her
14. Petrushka
15. Dance Tonight
16. Elenour Rigby
17. Hitch Hike
Disc 2
01. Band On The Run
02. Ob-La-Di, Ob-La-Da
03. Back In The USSR
04. A Day In The Life / Give Peace A Chance
05. Let It Be
06. Hey Jude
07. Wonderful Christmastime
08. I Saw Her Standing There
09. Get Back
10. Yesterday
11. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band / The End
Paul McCartney - vocals, bass, guitar, piano
Rusty Anderson - guitars, backing vocals
Brian Ray - guitar, bass, backing vocals
Paul "Wix" Wickens - keyboards, backing vocals
Abe Laboriel, Jr. - drums, backing vocals
☆おまけ☆
公式サイトに11月のアルゼンチンツアーの様子をまとめた動画がありました。これがなかなか素敵な仕上がりになっているのでここに貼っておきます。
”Thank you Brazil & Argentina!”
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Comment
はじめまして。
いつも楽しく拝見・勉強させていただいております。
同公演の音源を2種類程所持していますが(貼られているサンプルより良いと思います)、このバンドには >全体的に暴れ感の強いミックスが相応しいと感じます。(このタイコが大好きです)
ダイカン9Fの新作、同月18日のLondon公演もなかなか素晴らしい録音でした。
(ステージからちょっと遠い気もしますが)
これからも素敵な記事・情報の更新を楽しみにしています。
いつも楽しく拝見・勉強させていただいております。
同公演の音源を2種類程所持していますが(貼られているサンプルより良いと思います)、このバンドには >全体的に暴れ感の強いミックスが相応しいと感じます。(このタイコが大好きです)
ダイカン9Fの新作、同月18日のLondon公演もなかなか素晴らしい録音でした。
(ステージからちょっと遠い気もしますが)
これからも素敵な記事・情報の更新を楽しみにしています。
2011.01.18 Tue 12:35 たどん #AZV5XfxQ
positivityさん、はじめまして。
コメントどうもありがとうございます。
記事で取り上げているのとは別の音源を2つ聴かれているのですね。やはりもっと質の高い音源があるわけですね。
「全体的に暴れ感の強いミックス」
今回はネガティブな意味合いでこう記しましたが、おっしゃることも解る気がします。
現在のバンドは、例えば90年以降ポールが招集した他のメンツと比べてもその音に良い意味でのラフさ、ロックらしさを感じますね。その最大の要因がおそらくエイブのグルーヴ感のあるドラミングなのだと思います。あとラスティの骨太なギターワークも大きいですかね。
>ダイカン9Fの新作、同月18日のLondon公演もなかなか素晴らしい録音でした。
(ステージからちょっと遠い気もしますが)
そちらは気になりつつもちょっと手が伸びませんでした。その代わり?ギフトで100 ClubのDVD-Rをもらいましたが、なかなか良かったですね(継ぎ接ぎ状の不完全収録ですが)。ご覧になられましたか?
>これからも素敵な記事・情報の更新を楽しみにしています。
ありがとうございます。励みになります^^
コメントどうもありがとうございます。
記事で取り上げているのとは別の音源を2つ聴かれているのですね。やはりもっと質の高い音源があるわけですね。
「全体的に暴れ感の強いミックス」
今回はネガティブな意味合いでこう記しましたが、おっしゃることも解る気がします。
現在のバンドは、例えば90年以降ポールが招集した他のメンツと比べてもその音に良い意味でのラフさ、ロックらしさを感じますね。その最大の要因がおそらくエイブのグルーヴ感のあるドラミングなのだと思います。あとラスティの骨太なギターワークも大きいですかね。
>ダイカン9Fの新作、同月18日のLondon公演もなかなか素晴らしい録音でした。
(ステージからちょっと遠い気もしますが)
そちらは気になりつつもちょっと手が伸びませんでした。その代わり?ギフトで100 ClubのDVD-Rをもらいましたが、なかなか良かったですね(継ぎ接ぎ状の不完全収録ですが)。ご覧になられましたか?
>これからも素敵な記事・情報の更新を楽しみにしています。
ありがとうございます。励みになります^^
2011.02.01 Tue 20:53 positivity #-
こんばんは。
再放送の音源も聴いてみたのですが、前述の2種の方が良好でした。
ギフトのDVD-Rはネットでshareされた、youtubeの映像をまとめたもののコピーだと思います。
通常のライブとは異なるだけに、個人的には映像の方が楽しめました^^
再放送の音源も聴いてみたのですが、前述の2種の方が良好でした。
ギフトのDVD-Rはネットでshareされた、youtubeの映像をまとめたもののコピーだと思います。
通常のライブとは異なるだけに、個人的には映像の方が楽しめました^^
2011.02.02 Wed 02:18 たどん #AZV5XfxQ
positivityさん、こんばんは。
やはり色々とコンディションの異なるソースがあるのですね。
実はpiccadilly circusがプレス2CDでリリースしているタイトルが気になっているのですが買い替えにはちと敷居の高い値段・・(でも気になる・・)。
『CONCERT FOR SIRIUS XM LISTENERS 【2CD】』
http://www.wanderlust-web.com/shop/7_950.html
ギフトのDVD-Rはおっしゃる通り様々なムービーを繋げて仕上げたものなんですよね。それでもこの小さなハコのもたらすインパクトの大きさたるや。思わずジェフ・ベックのロニー・スコッツの映像を思い出しましたが、こんな継ぎ接ぎ映像でも臨場感はかなり伝わってきますね。
やはり色々とコンディションの異なるソースがあるのですね。
実はpiccadilly circusがプレス2CDでリリースしているタイトルが気になっているのですが買い替えにはちと敷居の高い値段・・(でも気になる・・)。
『CONCERT FOR SIRIUS XM LISTENERS 【2CD】』
http://www.wanderlust-web.com/shop/7_950.html
ギフトのDVD-Rはおっしゃる通り様々なムービーを繋げて仕上げたものなんですよね。それでもこの小さなハコのもたらすインパクトの大きさたるや。思わずジェフ・ベックのロニー・スコッツの映像を思い出しましたが、こんな継ぎ接ぎ映像でも臨場感はかなり伝わってきますね。
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