fc2ブログ
Home All Log in RSS

冷却システムはオプション

MONTROSE 『Last Dreamer』1975年2月5日(?)パリ

まだ続きます、ロニー・モントローズ関連のブツあれこれ。

今回は内容的にも前回からの続きになってまして、ブート『Rock The Nation』(以下、RTN)の後半に収められていた75年パリの音源の拡大版というか、おそらくジェネレーションの若いマスターが使われたと思しきタイトル(曲数も4曲から9曲に増量)を取り上げたいと思います。

ここでもデビュー時のメンバーの写真が使われています。当時のベースはBill Church(右端)ではなくAlan Fitzgerald

一説によるとこの日は(バックスリーブの「77年」は誤記。1975年2月5日という説が濃厚らしい)サミー・ヘイガー在籍時のラストライブだったそうで、MC中にそれを匂わせるコメントはありませんが、仮にそれが正しいとすれば、よくある「結果そうなった」のパターンなんでしょう。

RTNと同じ箇所に”欠落”が確認出来ることから、大元のマスターが一緒であることは間違いないと思いますが、RTNがモノラルでの収録だったのに対し、こちらはステレオ(サミーのボーカルが右chに寄っている)。おそらくRTNはモノラルレコーダーでダビングされたジェネレーションの低いテープを使用しているのではないかと。

そしてその違いが演奏のディテールの聴き取り易さにつながっている、と同時にそれぞれのメンバーの見せ場=ソロをフィーチャーしながら26分以上に渡り熱演を繰り広げるクライマックス(「Spaceage Sacrifice~Guitar Solo~Rock The Nation~Improvisation~Bass Solo~Drum Solo~Space Station #5」)を全編漏らさず聴けるのが何とも有り難い。

MONTROSE_LAST_DREAMER_c.jpg

音のコンディションについてもうひとつ。かつてエアチェック道に血道を上げた経験のある方なら聞き覚えがあるに違いない、あのジーーというノイズ。例えばバンドがフルで鳴っている時はマスキングしてくれるので気にならないんですが、そうでない箇所だと僕なんぞは結構耳障りに感じます。こんなところからもマスターが放送音源であるとほぼ断定出来るわけですが、もっとコンディションの良いテープがどこかに眠ってないですかね?先のクリーヴランド音源と一緒に、いつかアップグレードをお願いしたいものです。
Februry 5th, 1975(?) - Paris, France
1. I Got The Fire
2. Rock Candy
3. Bad Motor Scooter
4. The Dreamer
5. Spaceage Sacrifice


6. Guitar Solo / Rock The Nation


7. Bass Solo / Drum Solo / Space Station #5


8. Good Rockin' Tonight


9. Roll Over Beethoven

Ronnie Montrose - guitars
Sammy Hagar - vocals
Alan Fitzgerald - bass, synthesizer
Denny Carmassi - drums

MONTROSE_LAST_DREAMER_bk.jpg
『Last Dreamer』
FM放送音源(SBD)収録 プレス1CD
関連記事
Comment






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
Trackback
http://seemefeelmeclickme.blog86.fc2.com/tb.php/590-d2f8c12e
Profile

たどん

Author:たどん
神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
血液型:B

アタマ冷やせば?とかよく言われます

Calender
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
Categories
Recent Entries
Comments + Trackback
Comments<>+-
Trackback <> + -
Archives
Links
from December 22, 2009
Access Ranking
[Genre] 音楽
771
see ranking>>

[Sub-Genre] ロック
76
see ranking>>
Search