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【TATSURO YAMASHITA PERFORMANCE 2011-2012 THE FINAL】 5月12日@沖縄市民会館

「長いことツアーやってますが、こんなに落ち着いたいい雰囲気の千秋楽は久しぶり」

「おかげでまた次頑張ろうと・・元気が出てきます」

これ最後の「Your Eyes」を歌う前にバンマスが言ったファン心理くすぐりまくりなセリフ。いやまぁ千秋楽はそれがどこであっても大盛り上がりになるのだし、どれも同じ様に特別なものだと思うのだけれど、現場で直にこんなの聞かされればそりゃやっぱり嬉しくなっちゃいますって。しかもこの日は何度も「今日はいい千秋楽♪」って言ってたし。

けど「6年に一度みたいな感じだとさすがに感慨深いものがあるけれど、来年もまたツアーやると考えるとあまり浮かれてもいられない」とも言ってました。なるほど、ライブツアーが現在の活動の中心になっていることを再認識させられる一言。

体調もとても良いみたいで(ツアー前に初めて脳ドックなるものを体験したけれど、脳のコンディションは完璧と診断された、なんてことを言ってましたね)声もツアーを3年続けているうちに80年代のコンディションに戻ってきた、ってのがそもそも常人のレベルを超越してるでしょと思うわけですが、昔ならいつ始まるとも知れぬ山下達郎のライブツアーという最高のエクスペリエンスの「次」がもう約束されていることがどれほど幸せなことか。

千秋楽に相応しく4時間もの熱演が繰り広げられたこの日、人気のないパークアベニュー通りを歩きながら、僕はその一部始終を反芻、そして先のそれにも少しだけ思いを馳せながら、得も言われぬ多幸感を噛み締めていたのです。

TATSURO_OKINAWA_5_12.jpg

今ツアー6回目の参加となった5月12日の千秋楽公演@沖縄市民会館。予想通りの4時間コースでもって会場に詰めかけた1570名をノックアウト。演奏同様、MCもとても楽しませてもらいましたが、ソチラについてはすでに色んなブログで取り上げられているようなので、ココでは今回も「音」をメインに書き散らかしてみたいと思います。

が、なにぶん過剰な思い込みが事実誤認へと指を走らせているケースも多いと思われるので、誤りにお気づきの際はぜひコメント欄にてお知らせいただければ有り難く存じます。

【TATSURO YAMASHITA PERFORMANCE 2011-2012 THE FINAL】 5月12日(土)@沖縄市民会館 開場17:30 開演18:00(をちょい過ぎたあたり)

OKINAWA_SHIMINKAIKAN.jpg
沖縄市民会館。この写真には写ってませんが、斜めってる屋根の上にシーサーが一匹

ステージのセットについてはMCの中でも説明がありましたが、向かって左側に大きな"SOUND INN"のロゴを掲げた2階建て外階段付きの楽器店が。そして右側の建物は倉庫になっていて、そこには巨大なトランペットのピストン部分とまるでゼマティスのインレイ仕上げを思わせるこれまたGIANTなギターがセットされていました。

今回の会場、沖縄市民会館については「オンボロなんだけどとても音の良いホール」と言ってましたが(そのため2009年に使った沖縄コンベンションセンターをやめて戻ってきたのだとか)、確かに厚みのある引き締まった中低域の響きがとても心地よく、今回参加した6公演の中ではここが一番音が良いと思いました(席は6列のやや上手側でした)。

客入れのBGMはもちろんドゥーワップ。誰の何という曲なのか、今回もほとんど分らぬまま開演の時を待てば、18時を少し過ぎたあたりで「希望という名の光」のアカペラパートが流れ出しました。この曲は一昨年のツアーでもオープニングSEに使われてましたが、その時とはハーモニーの主従が逆転しているというか、アルバム『Ray Of Hope』に収められている「Prelude」や「Postlude」とも違っていたので、おそらくこのツアー用に録り下ろされたものなのでしょう。

徐々に客電が暗くなり、場内がすっかり真っ暗になったところで楽器店セットの階段からメンバー達が登場。拍手が鳴り響く中、数秒おいて同じ場所からバンマスが登場するとさらに大きな拍手が湧き上がり、歓声、指笛があちこちから飛びます。

そしてスタンバイが整ったところで、まるで寄せては引く波のようなSE(←ちと強引)に1曲目のイントロがライドオン。

そんな風に極上中の極上エクスペリエンスの幕は切って落とされました。
1. THE THEME FROM BIG WAVE

アルバム『Ray Of Hope』の初回限定盤ボーナスディスク『Joy1.5』に収録されているナンバー。実に27年ぶりの演奏だったそうで、言われてみれば確かにそう。幸いなことに当時も生で聴くことが出来ましたが、その時はギターソロを達郎さんが弾いていたんじゃなかったかと(今回は佐橋さんが弾いてました)。違います??

終盤のコーラスに乗せて「こんばんは、沖縄!」「今日はツアーの千秋楽です!」というお約束の口上に場内再び万雷の拍手と歓声に包まれます。

2. SPARKLE

前曲のエンディング後、間髪入れず耳に飛び込んできたAmaj7のコードカッティング。前回のツアーではなぜかショートバージョンになっていましたが、今回は期待通りのフルバージョン。やはりこの曲でこちらの臨戦態勢整うというか、至福の時間の幕開けを実感する至福の瞬間。とにかく気分がアガります。

3. DONUT SONG (incl. かあさんの歌~Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow? ハンド・クラッピング・ルンバ~Willie and the Hand Jive)

ここまでは定番的というか、お馴染みの流れ。3・2クラーベのリズムで手拍子を打ち鳴らす客席参加型のノベルティソング。

「こんばんは、沖縄!~3年前と同じく今年のツアーも沖縄で千秋楽を迎えることになりました~やれるだけやって帰りますんで~」やんややんや。

そしてまずは翌日が母の日ということで「かあさんの歌」、そしてストーンズの「マザー・イン・ザ・シャドウ」を一節披露し、中盤ではジョニー・オーティスの「Willie and the Hand Jive」を引用してましたが、これはおそらくどの日も共通。また「ゲンコツ山のタヌキっさん♪」みたいな振り、つまりハンド・ジャイブをコーラス隊のお三方と佐橋さんがノリノリで?披露してましたが、その佐橋さんの弾く(サハリンとはどーしても書けない)粘っこいスライドギターのオブリやソロが実に効いてました。

4. 素敵な午後は

「THE THEME FROM BIG WAVE」同様『Joy1.5』に収められているこれまた26年ぶりに演ったというバラード曲。イントロの爪弾きスタイルのソロはバンマス。ダイナミックレンジの広い、しっとりと落ち着きながらも緊張感のある演奏が魅力的な曲ですが、なんと途中から寝不足続きのためついウトウトとしてしまったアタシです。すいません(汗)。

5. 僕らの夏の夢

ニューアルバムを引っさげてのツアーは13年ぶり。「98年に『COZY』を出した時のツアーではそこから2曲しか演奏しなかったが(「DONUT SONG」「群青の炎 -ULTRAMARINE FIRE-」)せっかくなので、今回は少しでも多く聴いてもらいたい」その1曲目が映画『サマーウォーズ』の主題歌として2009年にリリースされたこの曲でした。達郎さんはギターをエレアコに持ち替えて演奏。

そうそう、この曲を演奏する前に今回のツアーからバンドに参加している新メンバーの紹介がありました。宮里陽太、弱冠28歳のサックス奏者。ジャズ畑のプレイヤーでバンマスから 「めちゃめちゃ上手い。日本のジャズ界でこれから必ず名前が出てくる」とのお墨付き。で、その腕前は次の次の曲で目一杯炸裂することになります。

6. プロポーズ

歌い終えるとステージの下手側前方に用意されたスツールに移動。若い頃は都会の中の自然現象をベースにした心象風景を歌にすることが多かったけれども、年を重ねるにつれ、人の思いや心の機微といったものに関心が移り、今ではそういったものを題材に曲を書く事が増えた。それが今回のアルバム『Ray Of Hope』に色濃く反映されているといったことを話していました。そしてスツールに腰掛けたまま歌われたこの曲はファンクラブのスタッフで最近寿退社した女性にプレゼントするために書いたものだとか。リズムマシンの音で始まるという、ライブではちょっと珍しいタイプの曲です(そしてアタシはここでまたちょっとウトウト・・)。

7. SOLID SLIDER

そんな不謹慎な自分をバチコン!!と目醒めさせてくれたココからの3曲がいわば前半のクライマックス。15分を超える熱演となったこの曲はギターソロに続いて披露されるソプラノサックスとフェンダーローズが同じ尺でやり合うバトルが最大のウリ。どちらも曲の世界観を乱すような独りよがり的なプレイではなく、むしろ徹底してクール&スタイリッシュ。なのにピークでの熱量がハンパないという、演奏終了後に達郎さんが「千秋楽に相応しいイイ喧嘩でした」と言うてましたが、まさにその通りで、4月1日横浜のそれも凄かったですが、それと並ぶか?または超えたか?ってくらいの実に素晴らしい演奏を聴かせてくれました。あ、難波さんは今回もユニゾンのスキャットをフィーチャー。これがまた圧巻。

8. 俺の空

MCを挟んで演奏されたのは、今回ぜひ生で聴きたかったニューアルバムに収められている怒りのファンクブルース。「”プロポーズ”が女性ファン向けなら、これは男性ファン好みの曲」まさにその通り。フィードバックを操りながらのバッキングや粘っこいオブリガートなど、佐橋さんのギターが強く存在感を放ちながら、後半それが達郎さんとのギターバトルに発展していくライブならではのアレンジが秀逸で、この曲も間違いなく今回のツアーの目玉曲のひとつだったと思います。

で、その中でちょっとした遊びゴコロというか、この日は(前日も?)「ハイサイおじさん」のメロディを二人でシェアしていました。ちなみにこのひとつのメロを二人で分けて弾くプレイですが、11/6市川は無し 12/24東京は「ジングルベル」 2/24東京と4/1横浜は「春よ来い」 4/30埼玉は「春が来た」だったと思います。他には何がありましたか?良かったらぜひ教えて下さい。

そして最後にべらんめぇ調でキメる「返せよ、この野郎っ」最高!

9. 雨は手のひらにいっぱい

この絶妙な選曲と流れが何ともたまらない訳で。この曲は1994年の「シングス・シュガー・ベイブ」以来18年ぶりの演奏。ここではコーラス隊のひとり、三谷さんが(ミタリンとはどーしても書けない)難波さんの隣でピアノを弾きながらコーラスを入れてました。また、2ndコーラスの「行くあてもない街で~」から「あたたかい安らぎは~」までは友里恵さんが一人コーラスを重ねていたことに今回初めて気付いたのですが、これがまぁなんとも透明感のある素敵な歌声で。それを聴きながら静かに鳥肌を立てていたアタシです。

というわけで、以上3曲はぜひ『JOY2』に入れて欲しいですね。よろしくお願いします(笑)。

10. バラ色の人生~ラヴィアンローズ
11. Don't Ask Me To Be Lonely

さて、ステージに達郎さんをひとり残し、他のメンバー達が一旦袖に消えるとここからがお馴染みの一人多重アカペラコーナー。今回はいつもとは趣向を変え、2曲目に歌われた「Don't Ask Me~」ではラジカセで鳴らした音をバックに、まずはオフマイクでAメロを、そしてBメロからオンマイク+PAからのオケに移行するというアイデアが実にドラマティックな効果を生んでいて、これもツアー目玉曲のひとつになっていました。ちなみに10曲目の「バラ色の人生~ラヴィアンローズ」はこの日バンマスからのネタバレによると6本目の徳島公演からセット入りしたそうです。

そしてここでまた万雷の拍手。しかもそれがなかなか鳴り止みません。バンマスは笑顔でそれに応えながら「何よりも拍手が芸人にとって一番のクスリ」ライブは実にいいムードで進行していきます。

12. おやすみロージー ~Angel Babyへのオマージュ~
13. WHEN YOU WISH UPON A STAR ~星に願いを~

前者は13年ぶりの演奏。そしてツアー初日からおそらくクリスマスまでの間歌っていた「Have Yourself A Merry Little Christmas」の跡を引き継ぐ形でセット入りしたのがやはりオーケストラのオケをバックにハンドマイクで歌った「星に願いを」。この曲を歌い終えると一旦ステージが暗転し、これもまた毎度のお楽しみなのですが、一人多重アカペラのSE、今回は初披露の曲が用意されていました。クリスチャンでなくても馴染み深い曲でしょう。

14. Joy To The World! The Lord Is Come(諸人こぞりて:新録SE)
15. クリスマス・イブ

イントロのギターやコーラスをPAから流し、それにメンバーが音を重ねて演奏するスタイル(コーラス隊は一旦ステージから離れています)。ブレイクと同時にセットに仕込まれた照明がON。バックは星空となり、そこへ流れ星がひとつ。という具合に今回もロマンチックな演出が用意されていましたが、その流れ星で拍手が起きたのは初体験だったかも。

16. 希望という名の光 (incl. Get Together~This Land is Your Land~友よ~蒼氓)
17. さよなら夏の日

続く2つのバラード曲でセットの前半が終了。ここも既視感というか、2010年のツアーと同じ流れになっていましたが、今回は引用曲がヤングブラッズの「ゲット・トゥゲザー」とウディ・ガスリーの「わが祖国」に。後者で原曲の歌詞 ”from California to the New York Island” を ”from Hokkaido to the Okinawa Island” と替えて歌っているのにはグッと来ましたね。そして一昨年のツアーでも引用されていた岡林信康の「友よ」と『僕の中の少年』所収の「蒼氓」へと続きます。

続いては手持ちマイクでステージを歩きながら歌う「さよなら夏の日」。最後にはハンドチャイムを鳴らしてセットの前半が終了。

18. BOMBER

ふぅ、やっとここまで来ましたか(笑)。さて、ここから先が後半、いわゆるお賑やかしのコーナー。ツアー当初はシュガーベイブ時代のレパートリー「今日はなんだか」を演奏していましたが、いつの頃からかこの曲と入れ替えになる日が現れ始め、それも同じ会場で2日やる場合に替えてくるケースが多かったようです。というわけで2日目となるこの日も予想通りの入れ替え発生。振り返れば今回参加させてもらった6公演の内「今日は~」が3の「BOMBER」が3という実にナイスな展開。どちらも同じように好きな自分にとってこれは有り難いことでした。

どちらも圧倒的なグルーヴを堪能出来るライブ向きな名曲ですが、長尺の素晴らしいソロを聴けるという点でもハイライトと呼べる曲です。「今日はなんだか」が佐橋さんの、「BOMBER」が小笠原君(オガピョンとはどーしても書けない)の。どちらもライブならではの旨味が詰まった曲なので、ぜひ『Joy2』に入れて欲しいですね。

あ、千秋楽なんだから両方演奏してくれればいいのに、と思っていたのはアタシだけですか?(笑)

というわけで、ここで客が一斉に立ち上がり(後方のチェックまではしていませんが)、ライブはいよいよ大団円に向け加速し始めます。

19. LET'S DANCE BABY (incl. 吉岡治特集:おもちゃのチャチャチャ~真っ赤な太陽~大阪しぐれ~命くれない~天城越え~(以下はオマケ)~北酒場~津軽海峡冬景色 Mean Woman Blues)

ライブでのこの曲には2つの特徴があって、1つは「心臓に指鉄砲」で客がクラッカーを鳴らすのと、中盤のシンガロングコーナー、今回のツアーではGSの名曲をメドレーで聴かせてくれましたが、この日は2010年のツアーで沖縄に来れなかったということで、その時に演奏されたご本人曰く「数ある中で最高傑作と謳われている」吉岡治コーナーが披露されました。どうやら他にも同じ理由で変更された会場があったようですね。

ちなみにこの日のクラッカー後の一言は「思ったより全然多いっ!!」

さて、ここまで来るともうMCはありません(笑)。曲間すら空けず、ひたすら畳み掛けるように演奏する怒濤の展開です。

20. 高気圧ガール
21. アトムの子 (incl. ドラえもんの歌)

「アトムの子」は2010年のツアーでは「ウルトラマンのうた」が引用されていましたが、今回はそれが「ドラえもんの歌」に。あの ”あい、タケコプター” をコーラスの久美さんが実際にブツを頭の上にかざしてキメてました。この曲でギターソロを弾いたのはバンマス。

というわけでこれにて本編終了。

全員で一列に並び、あの締めでよく見るやつですよ。するとどういうわけか誰よりも早く達郎さんが小走りで舞台袖に。そして、アンコールに応えていつもならメンバー達と一緒に戻ってくるところを、何故かこの日は一人だけで再登場。

21. Let It Be Me (山下達郎&竹内まりや)

「理想的なお客さんで最高でした。千秋楽だし今日はいつもと違ったことを・・」そう言いながらステージ袖に向けて何かを促すような仕草をしたかと思ったら「はじめまして♪」

袖からジーンズに黒のTシャツという出で立ちで奥様がそそくさと登場。

場内割れんばかりの拍手で再び総立ちです。

達「サービス&ぶっつけですから」

ま「シャレですから」

で爆笑をとったところで、これまでラジオで放送された音源やライブアルバム『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』で聴き馴染んでいた「Let It Be Me」(オリジナルはエヴァリー・ブラザース)のデュエット。そう、聴き馴染んでいた筈なんですが、そこはさすが生歌唱。当然ながらインパクトの大きさが違います。

まりやさんが「Without your sweet love♪」のところで(ちょっと訴えかけるようなモードで)旦那の顔を見つめながら歌うと、基本視線は合わさず(笑)しかし笑みを浮かべて、次は奥様が緊張していると感じたのか、それをほぐすように大きく身体でリズムを取りながら歌うその仕草だったり、たった3分という短い時間だったけど、二人の仲の良さが濃厚に伝わってきて、なんだかもう素敵なものを見せていただきましたって感じでしたよ、はい。

歌い終え、「竹内まりや!」「山下達郎!」お互いにそうコールし合うと奥様は再び登場したメンバー達と入れ替わるようにステージ袖に消えていきました。

達「これならリピーターの人も文句ないでしょ?(笑)」

22. 街物語

さて、いよいよ千秋楽ライブも大詰めです。この曲で一旦クールダウンというか、まずは客を座らせてから、それもある意味計算され尽くされた構成美というか(それとも単なる年配向け仕様?)。今こうして思い返しても、素晴らしいセットリストだったと思いますね。

というわけで、バンドは更なる高みへ上り詰めんといよいよフィナーレに向けて疾走を始めます(こればっか)。

23. RIDE ON TIME

まずはミュートしたカッティングをカウントに始まるこの曲。ライブでは予定調和の究極の姿を堪能出来るナンバーと化すわけですが、それが楽器店セットの階段に移動して聴かせる生声のパフォーマンスだったり、メンバー紹介でのソロ回しだったり、拡声器でのキメだったり。

けれどもこの日はもうひとつ意外なサプライズが飛び出しました。メンバー紹介の時にベースの広規さんは今回ジミ・ヘンドリックスの「紫のけむり」のリフを弾いていたんですが、この日はそれのロングバージョンっていうんですかね、なんとバンマスのマイクに歩み寄り歌い出すというオドロキの展開。

♫'Scuse me while I kiss the sky!!

わはは、最高!カッコイイ!!これ個人的にかなりツボでした。

そしてそして、声の衰え?確かにそんなことこれっぽっちも思うことなく楽しませてもらいましたよ。お約束の生声パフォーマンス、そして圧倒的な声量で迫ってくるシャウト。アンド最後のガラパゴス(=高度な予定調和)。

♫And I'd like to say thank you everybody, and have a gooood・・

(ココから拡声器で)なぁぁぁぁぁぁぁいぃぃぃっ~♫

!!!!!

24. 恋のブギ・ウギ・トレイン

まだ終わりません(笑)。4拍で打ち込まれるバスドラの音に1500人超の手拍子がシンクロ。そういえば中野サンプラザではミラーボールが回ってたっけ。とにかく『Joy』のバージョンより高速化したアレンジでこれでもかと攻め立ててくる圧巻の演奏。中でも広規さんのベースが凄いことになってましたが、マルチな演奏能力、つまり何でも出来るメンバーが奏でるストレートなビートの説得力たるや、凄まじいものがありました。

途中のブレイクの後、達郎さんがオフマイクで何かを叫びながら、まるで挑みかかるような表情でカッティングソロに突入する姿も強く胸に刻まれてます。生粋のロックンローラー気質をあらためて実感させられたというか。全ての弦をブチ切っちゃうんじゃないか?とすら思える力強いカッティングをキメた後は「お互い年取りました。けどココロはいつでもNEVER GROW OLDです(笑み)」の名台詞。それにしてもこの曲は凄かった。『Joy』で既にライブバージョン聴けますが、もう一度新たにCD化して欲しいくらいです。

25. いつか(SOMEDAY)

やっぱりまだ終わらない(嬉)。これリピーターの全員が待っていたんじゃないですかね?ドラムのタタッタトンに続いて飛び出したあのスラッピングベース。もう大満足。なのに、いやだからこそ惜別の念MAXというか、とにかく目の前で披露される演奏を胸に刻み込もうと。

演奏後、メンバー、PA、照明、音楽スタッフ、大道具、トラックドライバー、そして今夜と全64本のライブに参加した全ての客への謝辞を述べ、メンバー達がステージを去った後はこれぞ真に最後のガラパゴス。PAアウトの多重コーラスに乗せてアカペラで歌い上げられる締めの1曲。そこに宮里君のサックスが色を添えます。

26. YOUR EYES

歌い終えた後は、ステージの中央で深々とお辞儀を。クロージングテーマの「That's My Desire」が流れ出すと顔を上げ、感慨深げな表情でしばし会場を見渡してからステージ袖に消えていきました。僕は得も言われぬ多幸感と、やっぱり今回も現実に引き戻されることに内心が小さく駄々をこねる感じを抱えながら。

そして曲が終わるのに合わせてポケットに仕込んでいたもうひとつのクラッカーを鳴らしたのでした。

★ ☆ ★

そういえば「Your Eyes」を歌う前にこんなことも言ってましたね。

「演奏力、人間のコミュニケーション、その他全てにおいて今のメンバーのアベレージが最も高い」

そんな理想的なメンバーとの出会いが生み出す希有な演奏を味わえる極上の時間。最高でした、本当に。


また来年。還暦ツアー楽しみにしています。


最後にコーラスの佐々木久美さんのブログ記事を紹介して本稿を〆たいと思います。メンバーの結束力というか、仲の良さが十二分に伝わってきますね。いやはやなんとも素敵な旅芸人衆。

本当にお疲れさまでした。

そしてありがとうございました。


ツアーが終わって・・・

ツアーの思い出(^^) ※ステージセットの全貌が拝めます


八十八亭のステーキたまらんな~

こちとら沖縄らしい食といえば、復路の空港で食べたコレ↓だけだもの(ロイヤルコーヒーショップ 那覇空港店)。沖縄在来豚あぐーのカツ定(一応ゴーヤチャンプルーもついてる)。

まぁ美味かったですけどね。

次回はちゃんと観光もしたいなぁ。。


【PERFORMANCE 2011-2012】全64本中64本目(千秋楽公演) 5月12日(土)@沖縄市民会館

Opening~希望という名の光
01. THE THEME FROM BIG WAVE
02. SPARKLE
03. DONUT SONG
(incl. かあさんの歌~Have You Seen Your Mother, Baby, Standing In The Shadow?   ハンド・クラッピング・ルンバ~Willie and the Hand Jive)
04. 素敵な午後は

MC1

05. 僕らの夏の夢

MC2

06. プロポーズ
07. SOLID SLIDER

MC3

08. 俺の空
09. 雨は手のひらにいっぱい

MC4

10. バラ色の人生~ラヴィアンローズ

MC5

11. Don't Ask Me To Be Lonely

MC6

12. おやすみロージー ~ANGEL BABYへのオマージュ~
13. WHEN YOU WISH UPON A STAR ~星に願いを~
14. Joy To The World! The Lord Is Come(諸人こぞりて:新録SE)
15. クリスマス・イブ
16. 希望という名の光 (incl. Get Together~This Land is Your Land~友よ~蒼氓)
17. さよなら夏の日

MC7

18. BOMBER
19. LET'S DANCE BABY (incl. 吉岡治特集:おもちゃのチャチャチャ~真っ赤な太陽~大阪しぐれ~命くれない~天城越え~(以下はオマケ)~北酒場~津軽海峡冬景色 Mean Woman Blues)
20. 高気圧ガール
21. アトムの子 (incl. ドラえもんの歌)

アンコール

MC8

22. Let It Be Me (山下達郎&竹内まりや)

MC9

23. 街物語
24. RIDE ON TIME
25. 恋のブギ・ウギ・トレイン
26. いつか(SOMEDAY)

MC10(Member Introduction and Thanks for all staff)

27. YOUR EYES
Closing~That's My Desire

山下達郎 Vocal, Guitars
伊藤広規 Bass
難波弘之 Acoustic Piano, Rhodes
佐橋佳幸 Guitars
柴田俊文 Keyboards
宮里陽太    Saxophone
小笠原拓海 Drums
佐々木久美 Chorus
国分友里恵 Chorus
三谷泰広 Chorus


11月  6日(日) : 千葉県 市川市文化会館
11月10日(木) : 栃木県 宇都宮市文化会館
11月13日(日) : 群馬県 ベイシア文化ホール 大ホール(群馬県民会館)
11月16日(水) : 兵庫県 神戸国際会館こくさいホール
11月17日(木) : 兵庫県 神戸国際会館こくさいホール
11月23日(水) : 徳島県 鳴門市文化会館
11月24日(木) : 滋賀県 びわ湖ホール 大ホール
11月28日(月) : 福井県 福井フェニックス・プラザ
11月30日(水) : 富山県 富山オーバード・ホール

12月  2日(金) : 石川県 本多の森ホール(旧石川厚生年金会館)
12月  8日(木) : 新潟県 新潟県民会館
12月  9日(金) : 新潟県 新潟県民会館
12月13日(火) : 広島県 広島ALSOKホール
12月14日(水) : 広島県 広島ALSOKホール
12月18日(日) : 山口県 周南市文化会館
12月20日(火) : 佐賀県 佐賀市文化会館
12月22日(木) : 福岡県 アルモニーサンク北九州ソレイユホール
12月25日(日) : 東京都 中野サンプラザホール
12月26日(月) : 東京都 中野サンプラザホール

  1月  8日(日) : 愛媛県 松山市民会館
  1月  9日(月) : 香川県 アルファあなぶきホール(香川県県民ホール)
  1月14日(土) : 宮城県 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)
  1月15日(日) : 宮城県 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)
  1月18日(水) : 岩手県 奥州市文化会館 Zホール 大ホール
  1月22日(日) : 広島県 ふくやま芸術文化ホール(福山リーデンローズ)
  1月26日(木) : 大阪府 グランキューブ大阪
  1月27日(金) : 大阪府 グランキューブ大阪

  2月  2日(木) : 愛知県 名古屋センチュリーホール
  2月  3日(金) : 愛知県 名古屋センチュリーホール
  2月  6日(月) : 静岡県 アクトシティ浜松
  2月  9日(木) : 岡山県 倉敷市民会館
  2月11日(土) : 島根県 島根県民会館
  2月15日(水) : 岐阜県 長良川国際会議場
  2月16日(木) : 静岡県 静岡市民文化会館 大ホール
  2月24日(金) : 東京都 中野サンプラザホール
  2月25日(土) : 東京都 中野サンプラザホール

  3月  1日(木) : 大阪府 グランキューブ大阪
  3月  2日(金) : 大阪府 グランキューブ大阪
  3月  9日(金) : 宮崎県 宮崎市民文化ホール
  3月11日(日) : 大分県 大分iichikoグランシアタ
  3月13日(火) : 鹿児島県 鹿児島市民文化ホール第一
  3月17日(土) : 東京都 NHKホール
  3月18日(日) : 東京都 NHKホール
  3月22日(木) : 福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
  3月23日(金) : 福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
  3月26日(月) : 長崎県 長崎ブリックホール
  3月31日(土) : 神奈川県 神奈川県民ホール

  4月  1日(日) : 神奈川県 神奈川県民ホール
  4月  5日(木) : 東京都 中野サンプラザホール
  4月  6日(金) : 東京都 中野サンプラザホール
  4月10日(火) : 山形県 山形県県民会館
  4月11日(水) : 福島県 いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
  4月14日(土) : 北海道 ニトリ文化ホール(さっぽろ芸術文化の館)
  4月15日(日) : 北海道 ニトリ文化ホール(さっぽろ芸術文化の館)
  4月18日(水) : 北海道 帯広市民文化ホール 大ホール
  4月20日(金) : 北海道 函館市民会館
  4月22日(日) : 青森県 青森市文化会館
  4月25日(水) : 岩手県 岩手県民会館 大ホール
  4月26日(木) : 秋田県 秋田県民会館
  4月29日(日) : 埼玉県 大宮ソニックシティ
  4月30日(月) : 埼玉県 大宮ソニックシティ

  5月  6日(日) : 長野県 ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)
  5月11日(金) : 沖縄県 沖縄市民会館
  5月12日(土) : 沖縄県 沖縄市民会館

PERFORMANCE2011_2012.jpg

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Comment
2012.05.20 Sun 07:02  Pink Cloud #YTIpxIas
こんにちは!

いやあ~、すべてが素晴らしいです!

私、今回のツアーは3会場だけ行きましたが、達郎さんのコンサートは本当にプロフェッショナルで素晴らしかったですね。
でも千秋楽はさらに、とんでもなく素晴らしかったんですね。

そして、たどんさんの記事の文章が素晴らしいです!
幸いにもコンサートに行っていたので、たどんさんの文章で擬似体験した気分です。
ありがとうございました!

すべてが素晴らしい! / URL / Edit
2012.05.20 Sun 15:20  たどん #AZV5XfxQ
Pink Cloudさん、こんにちは。

こちらこそ、過分なお褒めのお言葉をいただきありがとうございます。

てか最初は「やっぱり何かやらかしてたか!」と思ってしまいました(苦笑)

今回もまた素晴らしいツアーでしたね。僕ぁ早くも次が楽しみでなりません(笑)。

また、どこかの会場でご一緒しましょう(^_-)-☆
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