BOSTON『Party In Third Stage(2)』 1988年12月7日 カナダ・オンタリオ州ハミルトン
続いてはカナダツアー初日12月7日コップス・コロシアム(キャパ:約19,000人)のライブ映像を収録したディスク3(DVD-R)の紹介になるわけですが、これについてはまぁいきなりアレですけども、YouTubeにまんまフルバージョンがUPされてまして(↓に貼りました)。
今回のブツとのクオリティ差はあるでしょうが、例えば15cmやそこいらのウィンドウサイズで見る分には違いがほとんどわからないというか。まぁこのDVDの画質もそれなりというか、大型モニターでの鑑賞ともなればエッジの滲みもかなり目立ってしまうわけで、違和感無く見るにはパソコンやタブレットでの再生がちょうど良いのかも。
ステージに向かって斜め左側からの撮影ですが、オーディエンスものにしては揺れやピンボケの少ないかなり安定した映像ゆえ、仮に関係者が記録用に撮影したものだと言われても信じてしまうくらいのクオリティは確保しています。
とにかく撮影主にはよくぞ残してくれました!と拍手を送りたいですが、音声もモノラルながらかなり優れていて、まず耳障りなオーディエンスノイズの類いがほとんど聞こえてこないのには驚かされます。ちなみに、この映像の音声部分をCD-R化した『Snow Garden』(AYY-032CD)のようなタイトルもあります。
収録時間は約106分。先の(音欠けのある)ウィニペグ音源が115分程なので、それ以上に欠落があるのかと思いきやさにあらず。この初日は演奏曲数自体が少ないんですね。
トラックリストはこんな具合です。
Live at Copps Coliseum, Hamilton, Ontario, Canada - 7th December 1988 ※Disc 3
01. Introduction
02. Rock & Roll Band
03. More Than A Feeling
04. Jam
05 .Television Politician
06. Tom Sholtz Guitar Solo
07. Don't Look Back
08. The Journey
09. The Launch
10. Cool The Engines
11. My Destination
12. A New World
13. To Be A Man
14. I Think I Like It
15. Peace Of Mind
16. Something About You
17. Amanda
18. We're Ready
19. Hitch A Ride
20. Can'tcha Say (You Believe In Me) /Still In Love
21. Party
Encore 1
22. Hollyann
Encore 2
23. Foreplay/Long Time
つまり3日後のウィニペグと比べるとアンコールで演奏された曲が2曲少ないという(「Feelin' Satisfied」と「Let Me Take You Home Tonight」)。映像を見る限りでは、本編終了後、メンバーか一旦袖に消えてから再びステージに姿を現すまでの間にフェイドイン/アウトの処理が施されてますが、どうも曲欠けはなさそうなだけに、この初日の後にセットリストをいじったのではないかと思われます。
さて、あとは音源だけではなかなか伺い知ることの出来ない映像ならでは発見というか、いくつか気になった点を書き出してみたいと思いますが、ボストンというと何やらド派手な演出が用意されてるんじゃないかと思いがちですが、さにあらず。意外や淡白というか、むしろ全編に渡りストイックともいえる演奏を展開しています。
・87年のツアーは6人体勢でしたが、今回はジム・マスデアが抜けて5人体勢に
・「The Journey」「The Launch」「My Destination」ではブラッドがキーボードを演奏。それ以外では「Cool The Engines」「Fourplay / Long Time」を除く全曲でギターを弾いています
・「Cool The Engines」で見せるブラッドとダグによるハイハットのコンビネーションプレイはちょっとした見もの
・「My Destination」の序盤でトムとブラッドがエレピを連弾
・「To Be A Man」ではゲイリーがキーボードを演奏。よってここではトムとブラッドの二人によるギターハモが聴けます
・コーラスをほぼ一手に引き受けていると言ってもいいベース・プレイヤー、デヴィッド・サイクスの存在感の大きさ
・「Something About You」でのブラッドとの掛け合いで無骨な歌声を聴かせているのはゲイリー
・「Amanda」ではゲイリーが12弦エレアコを演奏。よってここでトム&ブラッドのギターハモ再び
・「Hitch A Ride」では今度はブラッドが12弦エレアコを演奏(イントロを弾いているのはトム)
・同曲でのオルガンソロはトム、は当然か
・「Party」でトムのジャンプ(!)が拝めます
・「Hollyann」では中盤までゲイリーがダブルネック型のギターを演奏
・「Fourplay / Long Time」でのトムとブラッドのオルガン演奏の分担作業が興味深い
・ライブも終盤に来てようやくゲイリーの見せ場到来。「Long Time」でひとりアグレッシヴなギターソロを聴かせてくれています。そういえばバリー・グドローって今どうしてるんでしょうね?
・終演時刻はPM10:36だった模様
今回のブツとのクオリティ差はあるでしょうが、例えば15cmやそこいらのウィンドウサイズで見る分には違いがほとんどわからないというか。まぁこのDVDの画質もそれなりというか、大型モニターでの鑑賞ともなればエッジの滲みもかなり目立ってしまうわけで、違和感無く見るにはパソコンやタブレットでの再生がちょうど良いのかも。
ステージに向かって斜め左側からの撮影ですが、オーディエンスものにしては揺れやピンボケの少ないかなり安定した映像ゆえ、仮に関係者が記録用に撮影したものだと言われても信じてしまうくらいのクオリティは確保しています。
とにかく撮影主にはよくぞ残してくれました!と拍手を送りたいですが、音声もモノラルながらかなり優れていて、まず耳障りなオーディエンスノイズの類いがほとんど聞こえてこないのには驚かされます。ちなみに、この映像の音声部分をCD-R化した『Snow Garden』(AYY-032CD)のようなタイトルもあります。
収録時間は約106分。先の(音欠けのある)ウィニペグ音源が115分程なので、それ以上に欠落があるのかと思いきやさにあらず。この初日は演奏曲数自体が少ないんですね。
トラックリストはこんな具合です。
Live at Copps Coliseum, Hamilton, Ontario, Canada - 7th December 1988 ※Disc 3
01. Introduction
02. Rock & Roll Band
03. More Than A Feeling
04. Jam
05 .Television Politician
06. Tom Sholtz Guitar Solo
07. Don't Look Back
08. The Journey
09. The Launch
10. Cool The Engines
11. My Destination
12. A New World
13. To Be A Man
14. I Think I Like It
15. Peace Of Mind
16. Something About You
17. Amanda
18. We're Ready
19. Hitch A Ride
20. Can'tcha Say (You Believe In Me) /Still In Love
21. Party
Encore 1
22. Hollyann
Encore 2
23. Foreplay/Long Time
つまり3日後のウィニペグと比べるとアンコールで演奏された曲が2曲少ないという(「Feelin' Satisfied」と「Let Me Take You Home Tonight」)。映像を見る限りでは、本編終了後、メンバーか一旦袖に消えてから再びステージに姿を現すまでの間にフェイドイン/アウトの処理が施されてますが、どうも曲欠けはなさそうなだけに、この初日の後にセットリストをいじったのではないかと思われます。
さて、あとは音源だけではなかなか伺い知ることの出来ない映像ならでは発見というか、いくつか気になった点を書き出してみたいと思いますが、ボストンというと何やらド派手な演出が用意されてるんじゃないかと思いがちですが、さにあらず。意外や淡白というか、むしろ全編に渡りストイックともいえる演奏を展開しています。
・87年のツアーは6人体勢でしたが、今回はジム・マスデアが抜けて5人体勢に
- Tom Sholtz - guitars, keyboards, vocals
- Brad Delp - vocals, guitars, keyboards
- Gary Pihl - guitars, keyboards, vocals
- David Sikes - bass, vocals
- Doug Huffman - drums, vocals
・「The Journey」「The Launch」「My Destination」ではブラッドがキーボードを演奏。それ以外では「Cool The Engines」「Fourplay / Long Time」を除く全曲でギターを弾いています
・「Cool The Engines」で見せるブラッドとダグによるハイハットのコンビネーションプレイはちょっとした見もの
・「My Destination」の序盤でトムとブラッドがエレピを連弾
・「To Be A Man」ではゲイリーがキーボードを演奏。よってここではトムとブラッドの二人によるギターハモが聴けます
・コーラスをほぼ一手に引き受けていると言ってもいいベース・プレイヤー、デヴィッド・サイクスの存在感の大きさ
・「Something About You」でのブラッドとの掛け合いで無骨な歌声を聴かせているのはゲイリー
・「Amanda」ではゲイリーが12弦エレアコを演奏。よってここでトム&ブラッドのギターハモ再び
・「Hitch A Ride」では今度はブラッドが12弦エレアコを演奏(イントロを弾いているのはトム)
・同曲でのオルガンソロはトム、は当然か
・「Party」でトムのジャンプ(!)が拝めます
・「Hollyann」では中盤までゲイリーがダブルネック型のギターを演奏
・「Fourplay / Long Time」でのトムとブラッドのオルガン演奏の分担作業が興味深い
・ライブも終盤に来てようやくゲイリーの見せ場到来。「Long Time」でひとりアグレッシヴなギターソロを聴かせてくれています。そういえばバリー・グドローって今どうしてるんでしょうね?
・終演時刻はPM10:36だった模様
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