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西方徘徊 049:QUEEN 『As It Began』 BBC音源集

点と線。つまりバンド史上の優良ライヴ音源(点)を寄せ集めて、ライヴ演奏の変遷(線)を辿る、あとは音は悪いが名演奏とか、初演、珍曲や珍客登場とか、ハプニング発生とか、をスパイス的に塗しその線に幅と奥行きを加える、そんなブート蒐集の醍醐味を僕に教えてくれたのが、例えばザ・フーやツェッペリン、ジェフ・ベックだったりする訳ですが、そこまではのめり込まないまでも今回掘り下げてみたい衝動に駆られたのがクイーンのライヴ。

という訳で、クイーン関係のブツを手持ち、新規購入ごたまぜで気の向くままに(苦笑)取り上げてみたいと思います。

まずは、1973年から1977年にかけて行われたBBCスタジオ・ライブ・セッション、といってもいわゆる客入れスタイルのライヴではなく、ギターやコーラスなどのオーバーダビングが施されたオリジナル・アルバムさながらにレコーディングされた音源と実際のライヴ演奏(73年と74年:良好なステレオ・サウンドボード音源)を抱き合わせたコチラ。

as_it_began.jpg


まず、その4年間に全部で6回行われたというスタジオ・セッション中、73年2月5日と12月3日の音源が1995年に出たオフィシャル盤『Queen At The BBC』に収録されているので、このブートはそれらを除く4回分を収録(内訳は別記のセット・リストをご参照下さい)。 ということで、この公式・非公式の2タイトルがあれば、BBC放送用のスタジオ・セッションを全網羅出来る訳ですね(6回分を1タイトル収録したブートがあるかも知れませんが)。で、その中身はオリジナル版にとてもよく似た仕上りのもの、拡大アレンジが施され長尺化したもの、など様々ですが、聴き比べが主たる味わい方になるだろうこれらスタジオ・セッションの方は今回の主旨と違うので省かせてもらい(苦笑)、ここでは2つのライヴ・ソースに的を絞って書いてみたいと思います。

Queen_at_the_BBC.jpg
『Queen At The BBC』
Hollywood Records HR-62005-2 1995

Recorded 5th February 1973
1. My Fairy King
2. Keep Yourself Alive
3. Doing All Right
4. Liar

Recorded 3rd December 1973
5. Ogre Battle
6. Great King Rat
7. Modern Times Rock 'N' Roll
8. Son And Daughter

Produced by Bernie Andrews

西方徘徊 042:QUEEN 『A Night At Boston』 1975年ボストン

”けど、あの「ボヘミアン・ラプソディ」って曲凄くねぇか?” 

ブレイク後からの目くるめく展開。この曲を初めてフルで聴いた時の衝撃は如何ばかりだったか(当時AM放送ではそのブレイク後でフェイドアウトさせちゃうパターンがほとんどでした)。76年当時中学生だった僕ら男子はクイーンを含むいわゆるアイドルグループに熱を上げている女子達に対し表向きそれらをバカにする態度を取りながらも、裏ではそんなことを言い合っていたものです。

昨日は行き返りの電車の中で、例の新登場テーパーの蔵出し音源を収録したクイーンのブートを聴いていたんですが、思わず頬が緩んじゃう瞬間が何度もあって参りました。端から見れば随分と気味の悪いヤツだったんじゃないかと。

とにかく音良し(抜けの良いドラム音がグッド)、演奏良し、仕上げ良し。今年買った中では満足度の高さで三指に入るブツかも知れません。

a_night_at_boston.jpg 
 

『オペラ座の夜』リリースから約2ヵ月後の1976年1月30日、ボストン・ミュージック・ホールでのライヴをステレオ・オーディエンス音源にて完全収録。ちなみにシングル「Bohemian Rhapsody」がビルボードHOT100に初お目見えしたのが1月3日。そして4月24日には前年のヒット曲「Killer Queen(12位)」の記録を更新し最高位9位をマーク。この音源はそんな米国での人気と実力が共にピークに向け駆け上がり始めた頃の記録なんですね。

一方で初期の性急さやラフ具合と、ライヴでの再現が不可能になる程急速にレンジを拡げ始めたソング・ライティング力とアレンジ能力とがまるで軋み音をあげながら高みを目指している様というか、その意味では過渡期の演奏とも言えるかも知れません。それにしてもフレディが凄いです、やっぱり。

この日のセットリストは、1stから最新作『オペラ座の夜』までの4作品よりそれぞれ4曲、4曲、7曲、4曲(「God Save The Queen」を入れると5曲)という構成。ちなみにここでの「Bohemian Rhapsody」は3分割での演奏になっていて、何やら苦肉の策という感じもしますが、同時にこの曲に対する自信の程も窺えるような。

西方徘徊 041:QUEEN 『Young Nobles Of Rock - 2nd Edition』 1975年武道館

どうもその独特な所有欲をそそるワナ?にハマってしまったようで、今回もタランチュラレーベル製のブートです。

しかし今年は何でこんなにブート買ってんだろ(ブログのせいだってば ^^;)。いや、一応念のために書いておくとオフィシャルはそれ以上に買ってるんです。書いていないだけで(苦笑)。

だから何だ?ってハナシですが、それはまぁともかく、今回も以前からかなり気にはなりつつ、ダウンロードで音だけは入手していたのでなかなか手が伸びずにいたという、まるで先日の『雷神』と同じパターンですが、実はこのブツの音源提供者(=録音者)がその『雷神』と同じなんですよね。

で、今回買ったのは今年リリースされた2ndプレス版。2007年に出た1stプレスがそうだったように、油断しているといつの間にやら消えてしまうのでここいらで思い切って買っておくことにしました。

young_nobles_of_rock.jpg

羽田着1975年4月17日。空港には約3000人のファンが押しかけたという既に日本では大ブレイクの最中での初来日。ところが肝心のチケットの売れ行きが実は芳しくなかったという説がありますよね。しかし初日4月19日の武道館公演の模様がTVや新聞などで報じられるとたちまち全公演分がソールドアウトになったんだとか。で、このブートは本ツアー8回目にあたる最終日、5月1日(木)の武道館公演を収録。オープニング「Procession」からエンディングの「God Save The Queen」まで、テープで始まりテープで終わった訳ですが、中身は純度100%のロック。それを欠けなく完全収録しています。

サード『シアー・ハート・アタック』リリース後のツアーなので、当然その3作品の曲を中心に組まれたセットですが、中には未だ公式には発表されていない”Gonna come and watch me die”の歌詞が強烈な「Hangman」という名の初期のライヴでよく演奏されていた曲やペギー・リーとコニー・フランシスを持ってくるセンスがいかにもフレディらしいOldiesメドレー、でもって母国版シングル「輝ける七つの海」のB面曲でアルバム『Queen II』未収の(国内版としては91年にフレディ追悼盤として出た日本独自企画のシングルCD Boxで初CD化)ブライアン作、「See What A Fool I've Been」といった曲々が聴きどころのひとつですね。特に「See What A Fool I've Been」はライヴならではの無骨なアプローチに変化していて(特にフレディのヴォーカル)聴き応えあります。

ところで、この時のツアーは人づてに聞いた話や、どこぞのコンサートレポからも、とにかく観客の嬌声やら悲鳴やらが凄く、肝心の演奏がよく聴き取れなかったというハナシを耳目にしたものですが、実際はどうだったのか、このブートを聴いてしまうと、それは場所が悪かったんじゃない?と言いたくなってしまう程の高音質ぶり。『雷神』同様、高性能なハードとテープのタッグはここでもそのチカラを発揮し、特有の”コクのある音”のゲットに成功しています。

ちなみに録音されたポジションは『雷神』同様、関係者席として使われることの多い1階の南スタンドだったらしく、そのせいか”キャー音”に邪魔をされず、あくまで演奏をメインにじっくり楽しめる仕上がりになっています。何でもこの音源、欧州のビット・トレントのチャートに入ったこともあるらしいので、日本発の密録ソースとしては世界中のクイーンファンに最もよく知られているものかも知れないですね。

Youtubeで当日の映像を見つけました。"I'm just a!" このチラ見せで期待を煽りながらドーンといくオープニングの演出、たまんなかったでしょうね。ルックス的にはやっぱりこの”ロックの貴公子”然とした頃が一番グッと来ます。ああ、この場に居たかった。




もうひとつ。いやふたつ。74年、レインボー・シアターでの雄姿。




Live at Nippon Budokan, Tokyo 1st May 1975
Disc 1 (Side White)
01. Procession (Opening)
02. Now I'm Here 「誘惑のロックン・ロール」
03. Ogre Battle 「オウガ・バトル(人食い鬼の戦い)」
04. Great King Rat
05. White Queen
06. Flick Of The Wrist
07. Hangman
08. Doing All Right
Medley:
09. In The Lap Of The Gods 「神々の業 」
10. Killer Queen
11. The March Of The Black Queen
12. Bring Back That Leroy Brown 「リロイ・ブラウン」

13. Son And Daughter
14. Brian May Solo
15. Son And Daughter
16. Introduction

Disc 2 (Side Black)
01. Keep Yourself Alive 「炎のロックン・ロール」
02. Seven Seas Of Rhye 「輝ける七つの海」
03. Stone Cold Crazy
04. Liar
05. In The Lap Of The Gods...Revisited
06. Announce / turn off the candles

Encore One
07. Hey Big Spender
08. Modern Times Rock 'n' Roll
Medley:
09. Jailhouse Rock
10. Shake Rattle & Roll
11. Stupid Cupid
12. Be Bop A Lula
13. Bye Bye Johnny
14. Jailhouse Rock

Encore Two
15. See What A Fool I've Been
16. God Save The Queen (Ending)

ディスクにもこの東京プリンスホテル日本庭園での野点の写真が使われています
young_nobles_of_rock_bk.jpg
 『Young Nobles Of Rock - 2nd Edition』
Tarantura TCDQ-1-1,2 (2nd)
ステレオ・オーディエンス音源収録 プレス2CD
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たどん

Author:たどん
神奈川県在住
性別:男
誕生星座:山羊座(たまに射手座)
血液型:B

アタマ冷やせば?とかよく言われます

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